コラム

公開日:2018年9月11日

/ 最終更新日:2019年12月21日

短時間で手軽にリフォーム!玄関ドアのカバー工法とは?


玄関ドアのリフォームはカバー工法という施工方法が人気となっています。以前までの玄関ドアの工事はとても手間のかかるものでしたがカバー工法によって多くの問題を解決できるようになりました。そこで今回はカバー工法の特徴やメリットについてご紹介します。後半では中村建硝でも取り扱っているカバー工法による玄関ドアも併せてご紹介します。

カバー工法とは?

カバー工法は以前の施工方法とは比べ物にならないほど作業が簡略化かれた施工方法です。既存の玄関ドアを取り外す際にドア枠を壊したり・外したリといった作業を必要とせずに、新たな枠をかぶせてその中にドアをはめ込むのがカバー工法の特徴です。このカバー工法により玄関ドアのリフォームが短時間かつ安い工事費で出来るようになったため、現在は多くの工務店によって採用されています。

玄関ドアをリフォームして快適な生活を送る

住宅のリフォームと言えば壁や窓ガラスに施すことが多いですが、玄関ドアをリフォームするとどのような効果が得られるのでしょうか?

リフォームのメリット①デザインの一新

実は玄関ドアをリフォームすることで得られる効果はたくさんあります。その中の最も分かりやすくて代表的な効果はデザインの一新です。玄関ドアは居住者が毎日出入りする場所ですし、来客が必ず通る場所でもあります。ただの通行人が自宅を見る際にも最初に目につくのも玄関ドアでしょう。つまり玄関ドアはかなり目立つ部位であると言えるのでデザインの良し悪しによって他人からの評価が異なります。

玄関ドアはリフォーム用の商品だけでもかなり多くのデザインがあります。基本的に玄関ドアのデザインは外壁の色合いに合ったものを取り付けると調和性が上がって見栄えが良くなります。そのためリフォームの際はメーカーが用意している多くのデザインの中から自宅の雰囲気に最も合ったデザインの玄関ドアを選ぶことになるでしょう。

玄関ドアのデザインは色合いだけでなく窓やドアノブの形状などもたくさんのパターンがあります。それらの中から自分のお気に入りを見つければよりおしゃれな自宅を目指すことが出来ます。

リフォームのメリット②開口部を広くする

玄関ドアの目的は当然「ドアを開けて室内あるいは外へ出入りすること」です。この目的を果たすためには開口部が広い方がより簡単に出入り出来るようになります。開口部が広ければ複数人が同時に出入り出来るようになりますし、大きな荷物を通すことも出来るようになります。

開口部を広くするリフォームは既存の玄関ドアがランマ付きや親子扉だった場合に可能となります。枠内の部品を全て取り外して以前よりも大きなドアを取り付ければランマや子扉の分だけ開口部を広くすることが出来ます。これだけでも過ごしやすさが変わって来るのでリフォームする価値ありです。

リフォームのメリット③断熱性能を高める

玄関ドアは自宅の断熱対策にも大きな影響を与えます。断熱性能の低い家は外気温の影響を受けやすいので夏は暑く、冬は寒い室温になってしまいます。外気が室内へ侵入するルートは壁・天井・排気口などたくさんありますが、最も大きな部分は窓や玄関ドアなどの開口部です。開口部は隙間風が発生しやすいことや開けた際に空気が直接入り込んでしまうため、室温が上がったり下がったりしてしまう原因になりがちです。

現在は夏や冬でも過ごしやすい空気を維持するために断熱対策の施された玄関ドアが販売されています。断熱対策がなされたドアはつがいの部分に断熱材が取り付けられており隙間風が入り込まないようになっています。

また玄関ドア自体も熱を通しやすいアルミではなく、表面温度が上下しにくい断熱仕様の部材を使用しています。これにより玄関をより快適な空間に導いてくれます。

リフォームのメリット④セキュリティの一新

玄関は居住者が頻繁に出入りする場所だからこそセキュリティの強度に気を配ることも重要です。いくら戸締りをしていてもセキュリティ対策の甘い玄関ドアだとピッキングやサムターン回しなどで簡単に侵入できてしまいます。

玄関のセキュリティ強化と言えば監視カメラを設置したり、鍵の種類やシリンダーを交換する等が行われてきました。現在はピッキングに強いシリンダーが標準になりました。さらに従来の鍵ではなくカードタイプやリモコンタイプのキーでロック操作をすると2か所のカギが同時に閉められて便利です。オートロック機能を使えば鍵の閉め忘れも防いでくれます。

リフォームのメリット⑤バリアフリー

玄関ドアを出入りすることは普通に考えたら何気ない事ですが、松葉杖や車椅子を使用している方にとっては大変な動作です。しかし玄関ドアをリフォームすることで障害者でも簡単に玄関を出入り出来るようになります。

玄関ドアのバリアフリー対策としては、ドアを開けた時に有効開口を80cm以上あると車いすが通行できます。そのためにはLIXILリシェントなら、ドア幅を86cm以上にすると確保できます。また前後に動かすドアタイプよりも、左右に動かす引き戸タイプの方が開けやすいので障害者にとって優しい作りになっています。

工事が早い!カバー工法の凄さとは

玄関ドアをリフォームすることはたくさんのメリットを得られます。しかし玄関ドアをリフォームしたいと思いつつも工事費や手間を考えるとなかなか手が出せずに困っていた方もいるのではないでしょうか?そんな悩みはカバー工法による玄関ドアのリフォームで解決する事が出来ます。

一昔前は完了まで約5日

一昔前の玄関ドアのリフォームと言えば、既存のドア枠や周囲の壁を壊して新たなドア枠を取りつけていたので作業工程がたくさんあってとても時間がかかるものでした。

まず玄関ドア付近を養生して周囲の壁ごとドア枠を解体、新たなドア枠と玄関ドアを取り付けて外壁し復旧し清掃するという流れでした。そのため1か所の玄関ドアのリフォームだけで約5日間もかかる大掛かりな工事でした。

カバー工法はたった1日

カバー工法なら既存のドア枠をそのまま利用して取り付けるので解体作業を必要としません。そのため解体作業にありがちな粉塵や騒音が発生しません。そのため最初の養生作業も省略する事が出来ます。作業時間は朝に作業を開始してその日の夕方には完了します。

早ければ半日で完了しますが、遅くても1日以内には終わります。玄関ドアは毎日出入りする場所なので工事が長引いてしまうと生活に支障が出てしまいますが、カバー工法ならばお客様への迷惑も最小限に抑える事が出来ます。

費用が安い

工事が短時間で終わるという事は余計な費用もかからずに済むという事になります。一昔前の数日間かかる作業内容だと玄関ドアの商品価格だけでなく人件費もかさんでしまいます。カバー工法にかかる費用は商品価格・既存の玄関ドアの処分費・工事費用のみです。人件費も安くなっているので利用しやすい金額設定になっています。

カバー工法の注意点

様々なメリットがあるカバー工法ですが注意点もいくつかあります。工事店に依頼する前にしっかりと覚えておきましょう。

玄関ドア全体が少し狭まる

カバー工法は既存のドア枠の上から新たなドア枠をかぶせる施工方法なので、新たなドア枠の分だけ玄関が若干狭くなってしまいます。商品にもよりますがリフォーム前に比べてドア枠が全体的に5センチほど狭まってしまいます。

また床面に関しても完全にフラットだった下枠から数ミリほどの段差が生じるケースがあります。ただしカバー工法を依頼したほとんどのお客様はあまり気にしていないという感想を多数いただいているので心配ないと言えるでしょう。

玄関ドアの形状によってはリフォームに時間がかかる

カバー工法は既存のドア枠をいじらずに新たなドアを取り付けるので短時間の作業が特徴です。

既存のドア枠にランマや子扉などによって複雑な枠が組まれている場合、飛び出している枠を切断しなければなりません。カバー工法によって新たなドア枠をかぶせるためには、この余計な出っ張りは排除しなければならないので、作業が増えてしまいます。

いずれにしても工事は1日で完了します。

中村建硝ではカバー工法でリフォームしています

中村建硝ではカバー工法による玄関ドアのリフォームを推奨しています。弊社ではLIXIL「リシェント」YKKAP「ドアリモ」を取り扱っており、どちらもカバー工法で取り付ける仕様となっています。

LIXIL・リシェントの詳細はコチラ

YKKAP・ドアリモの詳細はコチラ

窓もカバー工法でリフォームする

カバー工法が使用されている工事は玄関ドアだけではありません。窓のリフォームにもカバー工法が使用されています。中村建硝では別サイトで窓のリフォームも受け付けています。そちらではYKKAPのマドリモという商品を取り扱っており、カバー工法によって既存の窓を断熱性能に優れた製品にリフォームする事が出来ます。

中村建硝の窓リフォーム・エコ窓はコチラ

まとめ

カバー工法は一昔前の手間のかかる作業工程を省略し、とても簡単にリフォーム出来るようになった施工方法です。1日以内にデザイン性や機能性に優れた玄関ドアに交換できるので、今まで玄関ドアのリフォームに渋っていた方も一度検討してみてはいかがでしょうか。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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