
2023/4/1更新

玄関は、お客様が始めに目にする場所なので、家の印象に大きな影響を与えます。扉のデザインや色はもちろんのこと、清掃状態や傷み具合なども、意識しないうちに目に入ってしまうものです。
また、家族にとって、玄関は毎日使う場所なので、使い勝手が良く、快適な場所でありたいものです。
気持ちよく出かけられる、たくさんの荷物を持って帰宅した時でも入りやすい、玄関内が明るく風通しが良い、1年を通して快適な温度が保たれている玄関は暮らしを快適にします。そして何より、家の安全をしっかり守ってくれることも重要なポイントです。
玄関ドアのリフォームでは、この3つがすべてまとめてたった1日で実現されます。
以前は玄関ドアの交換は玄関のドア枠の交換をしなくてはできなかったため、施工にかかる日数が長く、費用も高額でした。しかし、現在ではドア枠をそのままにしてリフォームができる製品があり、手軽に玄関ドアの交換リフォームができるようになりました。
玄関ドアの交換リフォームが住居の印象を良くする
玄関ドアが住居の印象を良くする為には、新しい玄関ドアが周囲から浮いた印象になってしまわないように気を付けなくてはなりません。
その為には、玄関ドアを交換する際に、家のデザイン、外壁や窓などの家の外観に加えて、門から玄関までのアプローチの雰囲気に調和する材質やデザインの玄関ドアを選ぶことが大切です。
確認しておきたいポイント
- デザインと材質
- 家全体の雰囲気
- 門から玄関までのアプローチの雰囲気
- 外壁の色と玄関ドアの色の組み合わせ
- 外壁の材質と玄関ドアの材質の組み合わせ
メーカーのサイトには、住宅スタイルと玄関ドアの組み合わせを試せるシミュレーションページがありますので、ぜひ試してみてください。
LIXIL
YKKAP
- お手入れのしやすさ
材質によってお手入れの方法が異なります。 - 天然木 週に1回程度から拭き、月に2回程度のワックス掛け、およそ10年ごとに再塗装が必要です。傷がつきやすく、汚れが沁み込みやすいので、丁寧でこまめなお手入れが必要です。
- アルミドア 年に1~2回水拭きと仕上げの乾拭きをします。
玄関ドアの交換リフォームが家族の暮らしを快適にする
玄関内だけではなく、家全体も温度と湿度が調整されて快適な環境に変わります。
玄関内の環境
- 風が通る玄関 採風窓がついた玄関ドアは、ドアを閉めたまま、玄関の換気ができます。玄関の中に靴の臭いが充満して臭い、夏場は玄関内がムシムシするというようなトラブルが解消できます。
- 明るい玄関 玄関の向きによっては、日中でも玄関内が暗い住宅は少なくありません。玄関ドアに窓があると、朝、出かける時に玄関内に明るい光が差し込んでいる玄関、宅急便が届いたときに照明をつけずに対応できる明るい玄関に変わります。
- 寒くない玄関 断熱仕様の玄関ドアにすると、玄関内の温度が調整され、夏は涼しく、冬は暖かくなります。近所の人が回覧板を持ってきた時など、上がっていただくほどではないが、話し込んでしまうというような時でも、玄関内が快適な温度になっています。
家全体の環境
玄関の断熱性を高めると、夏には玄関からの熱い空気の流入、冬には室内の暖かい空気の流出を抑えられます。なぜなら熱の流入と流出は、屋根や壁より、玄関や窓からの方が大きな割合を占めているからです。
その為、玄関の断熱性を高めると、家全体の断熱性が高まり、エアコンや暖房器具で温度調節している部屋と玄関や廊下、トイレなど温度調節がされていない部屋との温度差が少なくなります。
- 家の劣化を防ぐ 玄関の断熱によって、室内と玄関内の温度差が抑えられると、結露を防止できます。結露は家を湿気によって劣化させますが、結露が防がれるので家の劣化が防がれ、耐久性が高まります。
- 冷暖房費の節約ができる 住居の断熱性能が上がると、冷房や暖房にかかる費用を節約できます。
玄関ドアの使い勝手と防犯性
- 開け閉めしやすい玄関ドア 帰宅して鍵を開けようとしたときにカギがなかなか見つからずイライラしたという経験はありませんか?
特に、赤ちゃんを抱いている、両手にたくさん荷物を持っている、雨が降っている、外が暗くなっているというような状況では、さらにカギが探しにくくなってしまいます。
リモコンやスマホで解錠できる電子錠のついた玄関ドアにすると、このようなカギのトラブルが避けられます。また、鍵を無くす心配もありません。 - 鍵のかけ忘れを防ぐ玄関ドア オートロックにしておくと鍵のかけ忘れを防げます。また、帰宅時に施錠を忘れるとセンサーがつくタイプもあります。
- 泥棒に入られない玄関ドア 2ロックは、外部からの侵入者がカギを開けようとしても時間がかかるので、あきらめさせられる防犯性の高いキーシステムです。ピッキング、サムターン回し、こじ開けなど様々な泥棒の侵入手口を防ぎます。

2023/4/1更新
玄関ドア交換リフォームの費用
玄関ドア交換リフォームの検討をしている時に気になるのは費用です。ポストに投函されるチラシを見たり、インターネットで調べたりすると、費用の幅が大きく、判断の仕方に迷われることが多いのではないでしょうか?
玄関ドア交換リフォームの費用は大まかに20万円から50万円が相場と言われています。そして戸建ての住宅の場合、現在はカバー工法が主に取り入れられていますので、断熱仕様と電子錠が主な価格の差です。それぞれの価格の差について、確認しておきましょう。
工法の違い
玄関ドアの構法には大きく分けて3つの工法があります。3つの工法に共通して発生する費用は、ドアの取り外しと撤去にかかる費用≪7,000円~9,000円)です。
かぶせ工法
既存の枠を利用して新しいドアに改装する工法です。
かぶせ工法には、既存枠内に新規の玄関ドアを取り付けるカバー工法と、既存枠の外側に新規玄関ドアを取り付ける持ち出し工法があります。
現在最も多く行われているのはかぶせ工法の中のカバー工法という工法です。
ドアの取り外しと撤去にかかる費用 7,000円~9,000円
ドアの取替え取付けと調整にかかる費用 9,000円~10,000円
ドアの取替えコーキングにかかる費用 30,000円~35,000円
扉交換工法
既存の枠を利用し新規玄関ドアを取り付ける工法です。
ドアの取り外しと撤去にかかる費用 7,000円~9,000円
既存の枠を塗装する費用 900円~2,000円/m(塗料のグレードで変わります)
ドアの取替え取付けと調整にかかる費用 9,000円~10,000円
ドアの取り外しと撤去にかかる費用 7,000円~9,000円
ドアの取替え取付けと調整にかかる費用 9,000円~10,000円
ドアの取替えコーキングにかかる費用 30,000円~35,000円
撤去工法
既存の枠を撤去し新規玄関ドアを取り付ける工法です。
撤去工法には、既存の枠を引き抜き、新規玄関ドアを取り付ける引き抜き工法と、既存の枠をはつり取って新規玄関ドアを取り付けるはつり取り工法があります。
ドアと枠の取り外しと撤去にかかる費用 13,000円~15,000円
ドア枠取付けにかかる費用 45,000円~50000円
枠回りウレタンコーキングにかかる費用 900円~1200円/m
ドアのグレードによる違い
アルミ製の玄関ドア 16万円~
断熱仕様 アルミ製の玄関ドア 60万円~
無垢材玄関ドア 12万円~
断熱仕様 無垢材玄関ドア 50万円~
キーシステムによる違い
キーシステムには手動錠と電子錠があります。
基本は手動錠で、オプションで電子錠にグレードアップできます。
- LIXIL
タッチキー(リモコンに非常用のキーがついている、キー付きタイプ) オプション価格 45,000円(税別)
カードキー オプション価格 22,500円(税別) - YKKAP
ポケットKey(リモコンに非常用のキーがついている、キー付きタイプ)オプション価格 44,100円(税別)
ピタットKeyカードキー オプション価格 21,600円(税別) - 三協アルミ
eエントリー(リモコンに非常用のキーがついている、キー付きタイプ)オプション価格 27,500円(税別)
費用の差は快適さの差
玄関ドア交換リフォームの費用の差は、全体として考えると、暮らしの快適性の差に繋がります。断熱性を高めると、冷暖房費の節約ができることと、玄関ドアは15年以上使えることを考えると、断熱仕様のドアにかかる費用は決して無駄にはなりません。
中村建硝はお客様の暮らしを快適にすることと、お客様との信頼関係を大切にリフォームに関わっている会社です。
玄関ドアの交換リフォームを検討中であれば、ぜひ簡単お見積りをお試しください。
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