コラム

公開日:2018年4月25日

/ 最終更新日:2019年12月21日

玄関ドアに電子錠を導入しよう


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近年急速に発達してきた玄関ドアの施錠システムは、単に「開閉しやすい」「物を両手に持っていても出入りしやすい」といった利便性だけではなく、空き巣被害を未然に防ぐための防犯性能も飛躍的に向上しています。中でも特に人気が高いのが、電子錠です。今回の記事では、この電子錠にスポットを当て、メリットや特徴を詳細に解説していきます。この記事を読んでいるあなたもきっと電子錠の魅力に取りつかれて、玄関ドアを電子錠に交換したくなること間違いなしです!

電子錠のメリット

「出入りが便利」「操作が簡単」などと言われている電子錠ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?まとめてみました。電子錠がなくとも、ドアの開閉にかかる時間と手間は一連の人間の生活行動の中ではほんのわずかかもしれませんが、例えば雨の日や、お子さんや荷物を抱えて玄関を出入りしないと行けない時などには、大変な手間と面倒さを感じてしまうものです。

鍵を操作する手間が軽減される

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電子錠はシリンダーキーを用いないエントリーシステムです。カードキーやリモコンキーなどを用いることによって、従来のシリンダー式の鍵の場合のように、帰宅時にシリンダーキーをカバンから取り出してシリンダーに差し込み、回して開錠するという手間がかかりません。夜間や雨の日などはもちろん、買い物帰りで多くの荷物を抱えているケース、お子さんを抱えている場合などでは大変便利なシステムです。

鍵を複製される心配がほとんどない

上述したように電子錠はシリンダーを用いません。シリンダーキーの場合、高度なセキュリティ性を持っている鍵だったとしても、鍵専門店などで複製ができてしまう可能性があるのです。電子錠を落としてしまわない限り、複製鍵を用いて不正に開錠される心配がないため、防犯性・セキュリティ性の高いものになります。

ピッキング被害の心配が軽減される

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平成29年の警察庁の調査によると、一戸建てで発生した空き巣被害のうち、約4.3%はピッキングや錠破りによる不正侵入であることがわかっています。これは、たとえ注意して戸締りをしていたとしても、高度な技術を持っている空き巣犯によって、巧妙にセキュリティが破られていることを意味します

電子錠を採用した玄関ドアの場合、シリンダー自体が外部に露出していない製品もあるため、その時点でピッキング目的の空き巣犯から侵入を断念される可能性が高まります。もちろん防犯性能を高め、ピッキングやその他の不正開錠法に強い玄関ドアを導入することも大事なのですが、一番効果的なのは、「空き巣犯に侵入を諦めさせる」ということなのです。

空き巣犯が最も嫌うのは、侵入に時間がかかってしまうことです。時間がかかることにより第三者に発見されるリスクが高まりますし、自分が侵入しようとした痕跡を色濃く残してしまうことにもなるからです。侵入に時間をかけさせるために2ロックを採用することはもちろん、シリンダーが外部に露出しないタイプの玄関ドアを導入すること等により、空き巣犯が侵入を試みる前に、「この家は侵入に時間がかかりそうからやめておこう」と思わせることができれば、ピッキングによる空き巣被害を未然に防ぐことが可能になると言えます。

施錠忘れを防止できる

外出するために玄関から家の外に出て、しばらく歩いた後、駅や会社で「鍵閉めたかな?」と気になった経験はありませんか?「ドアを閉める」「鍵をかける」という行為はほとんど無意識のうちに行っていることが多いため、本当はしっかりと施錠して出かけているにも関わらず、後から気になってくるという人は少なからずいるようです。

電子錠を採用した玄関ドアは自動で施錠されるオートロックの設定ができます。この機能によって施錠忘れを未然に防ぐことができるとともに、外出先で「鍵閉めたかな」と突然気になり始めた時でも、「自動的に施錠してくれるから安心」と思えることができます。

玄関ドアの電子錠の種類

電子錠のメリットを複数ご紹介しました。ここからは、当社で取り扱っている玄関ドア製品の中で、どのような種類の電子錠があるのか見ていくことにしましょう。それぞれに特徴があるため、自分の好みや求める機能に応じて選んでいくと良いでしょう。

LIXILは3種類のエントリーシステムから選べる

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おしゃれな玄関ドアを多数取り扱っているLIXILの玄関ドアは、3種類の電子錠から自分の好みやライフスタイルに合わせてお気に入りのものを選ぶことが可能です。それぞれの特長を見ていきましょう。

CAZAS+

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CAZAS+は標準で3枚のカードキーが付いてきます。ボタンを押してドアのセンサーにかざすだけで開錠・施錠ができるシステムです。さらに、Edyアプリが入った携帯電話やEdy対応カードをキーとして登録も可能です。スマホや携帯電話は今やほとんどの人が持っているアイテムといっても過言ではないでしょう。おサイフケータイ機能の付いた携帯電話(androidのみ)を鍵として設定するだけで、いつでも開錠・施錠が可能です。もちろん設定が難しいという方や、普段携帯電話を持ち歩かないという人のためにカードキーが標準で付いているため安心です。

例えカードキーや携帯電話を紛失しても、設定を変更するだけで失くしたキーだけを使えなくできるので安心です。従来のシリンダーキーのように、紛失した場合は空き巣被害対策としてシリンダーごと交換するというような手間もかかりません。

タッチキー

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専用のリモコンキーをカバンやポケットに入れておけば、ドアの開錠時にいちいち取り出さずとも、ドアについたボタンを押すだけで開錠ができます。大きな荷物を持っていて鍵を取り出すことができない場合などには大変便利です。リモコンのボタンでも施解錠ができます。LIXILのタッチキーはリモコンキーに非常開錠用のキーが付いているタイプと付いていないタイプの2種類があります。キー付きの場合、リモコンは標準で3台、キー無しの場合、標準で2台付いてきます。弊社で扱う製品はすべて電池式となります。そのため、停電時でも施解錠ができるので安心です。

YKK apは2種類から

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防犯性能や断熱性能などでも評価の高いYKK apでは、2種類のエントリーシステムを選択できます。YKK apの電子錠を採用した玄関ドアの特徴は、シリンダーが外部から見えない仕様になっていること。前述したように、シリンダーが外部から見えないとピッキングなどによる侵入の対象となり難い傾向があるため、防犯対策の観点からも高機能であるということがうかがえます。

ポケットKey

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その名の通り、ポケットにリモコンキーを入れておけば、ドアハンドルのボタンを押すだけで開錠・施錠が可能です。LIXILのタッチキーと同様、荷物を持っていて両手がふさがっている場合などには重宝しますね。また、リモコン操作により、約3m以内(設置環境により多少の前後あり)の距離からであればドアから離れていても鍵の開錠・施錠が可能です。

車に乗った後にドアを施錠したい時などは、車からいちいち降りることなく開錠・施錠ができます。

ピタットKey

ICチップが内蔵されたカードキーをセンサーに近づけるだけで開錠・施錠が可能です。カードキーは財布などに入れたままでも操作できるため、普段使い用の定期入れなどに入れておけば、うっかり忘れや紛失の心配もありません。

またピタットKey最大の特長は、シールキーにより開錠・施錠ができること。このシールキーは、直径1cm、厚さ0.8mmと超小型。携帯電話やスマホに貼っておくのも良いですし、いつも肌身離さず身に着けている小物などにも簡単に貼り付けられるため、収納の手間やスペースを全く必要としません。鍵を入れてカバンの中がかさばる心配もないですし、鍵の所在が不明になって家中探し回ることもほとんどないと言っていいでしょう。

LIXILとYKKそれぞれのメリットとデメリット

LIXILリシェント、YKKドアリモそれぞれの電子錠にメリットとデメリットがございます。また、ご家族の使い方によってもおすすめが異なります。下のリンクのページに詳しく解説してありますのでこちらを参考にしてください。
>電子錠のメリットとデメリット

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まとめ

当社で取り扱っている電子錠を採用した玄関ドアの種類をご紹介しました。電子錠は記事中で述べたような利便性が多数あり、それだけで生活を今より豊かに、便利にしてくれるものです。実際、従来のシリンダーキーでの生活から電子錠の生活に変えた方は、もうシリンダーキーを使う生活に戻れなくなっている人もいます。

もちろん利便性だけではなく、防犯性能も非常に高い構造になっている製品が多いため、空き巣対策としても電子錠の導入を強くお勧めいたします。

当社では、玄関ドアのリフォームの見積を無料で、最短1分でお届けできます。玄関ドアリフォームを検討されているなら、経験と実績に基づく確かな技術を持つ当社にお任せください。

著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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