コラム

公開日:2017年10月27日

/ 最終更新日:2022年11月12日

かんたん内窓のお見積り

内窓による防音効果

窓をリフォームする際は様々な手段があります。その中でも「内窓」というリフォームは多くのメリットがあり、多くのリフォーム会社が推奨していることもあって人気の高い窓のリフォームとなっています。

内窓には様々な効果がありますがその中の一つとして防音効果が注目を浴びています。そこで本当に内窓には防音効果があるのかを調べてみました。また内窓の防音効果はどれほど期待が持てるのかについてもご紹介します。

 

内窓で防音は出来る

内窓を設置する事で既存の窓に新たな窓枠を取り付けることになるので二重の壁が出来ることになります。そのため外から入って来る騒音の侵入を防ぐことも出来ますし、室内で発生した生活音の漏洩も防止することが出来ます。

 

内窓の防音効果

内窓は防音効果によって40dB分の騒音をカット出来ます。40dBを日常生活内の音に例えると普段の公園から聞こえて来る音に相当します。そのため閑静な住宅街にある住宅に内窓を設置したら無音に近い位の防音効果を期待することが出来るでしょう。

他には繁華街で行き交う人々や自動車の騒音が70dBと言われていますが、内窓によってこの騒音を静かな公園レベルまで下げることが出来ます。また通勤電車の中に相当する騒音を図書館の中の静かさにまで落とすことが出来ます。

この様に内窓を取り付けることで大きくない騒音であれば遮音することが出来ますし、大きな騒音が鳴っていたとしても快適に過ごせるレベルにまで下げることが出来ます。

 

内窓による防音効果の弱点

防音効果に大いに期待が持てる内窓ですが弱点もあります。それは完全に遮音することは出来ないという点です。外部の音は窓だけでなく天井・地面・排気口など外部と接触している部分であればどこからでも侵入してきます。その中でも騒音の侵入ルートとして一番多い割合を占めているが窓ですが、窓を遮音したからと言って完全なる防音には程遠いです。

 

重低音は防音出来ない

内窓で防げない音の中でも重低音は特に難しい部類に入ります。これは工事現場の地面の掘削音や電車が線路を走る際に生じる騒音などを意味します。これらは地面や壁などが振動することにより室内に侵入してきます。そのため窓以外の侵入ルートを通って来る騒音に関してはいくら窓のリフォームを施しても防ぎきれません。

 

防音に向いているガラス

防音目的で内窓を取り付けるのであれば窓ガラスにもこだわる必要があります。特に「防音合わせガラス」を取り付ければ最も大きな防音効果を期待することが出来ます。

防音合わせガラスは2枚の3mmガラスの間に特殊な防音膜をすり合わせた構造をしています。防音膜によって空気の振動を防ぐことが出来るので騒音防止に大いに役立ちます。また厚さ5mmの窓ガラスも十分な防音効果が期待できます。

逆に3mmの単板ガラスを使用したペアガラスは一見防音効果が高いように見えますがガラスが共鳴し合って音を通してしまうので騒音対策には向いていないと言えます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。内窓は大きな音や重低音を防ぐことは出来ませんがある程度の防音効果はありますので快適な室内環境を作るのに役立ってくれること間違い無しです。更なる防音効果を望む場合には防音合わせガラスや5mmガラスなどの防音に特化した窓ガラスを内窓として設置することをお勧めします。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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