木製玄関ドアの色褪せや塗装の剥げの原因と対処法

木製玄関ドアは無垢材で作られた美しい玄関ドアです。ただ、玄関ドアは常に雨風と紫外線に晒されている為、塗装の剥げと日焼けによって色褪せが発生してしまいます。
色褪せを防ぎきれいに維持するための対策
木製玄関ドアには日常的なお手入れに加えて定期的な再塗装が必要です。
木製玄関ドアの再塗装には専門的な技術が求められるので、プロに依頼する方法が理想です。ただし、再塗装までの期間はご自宅で半年から1年に1回はオイル塗装をします。オイル塗装のタイミングの目安はドアの表面が白っぽくなってきたなと感じた時です。
オイル塗装の際に使用するオイルは、木製玄関ドアが製作された際に使われたオイルと同じ製品を使う必要があります。新築時に木製玄関ドアを施工した業者に問い合わせると、オイル塗装に使うオイルを教えてもらえます。
オイル塗装の手順
オイルの種類、制作時の塗装の仕方によって細かな手順は変わりますので、大まかな手順をご紹介します。始めてする時には、新築時に施工をした木製玄関ドアの業者にアドバイスをもらうことをおすすめします。
- ドア表面についているホコリを乾いた布で拭き取ります。
- 取れない汚れがついていた場合はサンドペーパーで削り落とします。
- カビによって黒く変色している部分がある場合には、消毒用エタノールを吹きかけてから乾燥させます。
- 雑巾でカビを拭き取り、サンドペーパーをかけます。
- オイル塗装をします。
オイル塗装の際、室外側だけ塗装をするとドアに反りが発生してしまいますので、室内側も同時に塗装します。
季節や天候によって変わりますが、塗装したオイルが完全に乾くまで1~2日かかりますので、その間手を触れたり、水しぶきが飛んだりしないよう注意します。
木製玄関ドアの再塗装について
木製玄関ドアの塗装には優れた専門技術が必要です。特に凝った彫刻が施されている場合には、さらに優れた技術が求められます。その為、塗装を依頼する際は価格の安さで選ぶと失敗する可能性が高いです。
木製玄関ドアの再塗装は、玄関ドアの塗装を専門にしている信頼できる職人さんに依頼することをおすすめします。玄関ドアの塗装は外壁の塗装技術と比較すると、家具の塗装技術と同じような繊細さが求められる上に、家具よりも重く扱いにくいからです。
木製玄関ドアの塗装について詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドアの修理辞典 玄関ドアの再塗装をプロに頼んだ場合の費用
アルミ玄関ドアの色褪せや白サビの原因と対処法
アルミ玄関ドアの色褪せは日焼けが原因ですが、木製玄関と比較すると色の変化は少ないです。ただ、色褪せと同時に表面に白い粉状のサビが付着することが多く、著しく見栄えを悪くします。この白サビの原因は雨水や結露です。
木製玄関ドアの色褪せは再塗装をして蘇らせることができますが、アルミ玄関ドアには再塗装ができず、白サビはどのような洗剤を使ってもとれません。アルミはサンドペーパーや研磨剤を使うと、表面に傷がつき却ってひどい状態になってしまいます。
その為、色褪せや白サビが発生した場合の最も良い対処法は玄関ドア交換です。確かに見栄えは悪くなっているけれど、それだけで玄関ドアの交換まで?と思われる方も多いでしょう。

玄関ドアを交換する事によって見栄え以外にも、寒さや風通しの悪さなど、現在発生している玄関の問題を解決し、快適な玄関に生まれ変わらせることができます。
アルミ玄関ドアの色褪せや白サビは新築から10数年経過すると発生します。そしてこの時期を過ぎると、ドアの開け閉めや鍵のかかりが悪くなるというような不具合が発生しやすくなっていきます。
また、古い玄関ドアが、冬になると玄関が寒い、夏は暑い、風通しが悪い、暗いなどの玄関の環境に良くない影響を与えている住宅も少なくありません。
アルミ玄関ドアの場合には、見栄えが悪くなってきた時期に、交換を検討することが快適な玄関を生み出すことに繋がります。工事はカバー工法で行うので朝始めて夕方には完了、1日で交換できます。
木製玄関ドアの再塗装費用と木目調玄関ドア交換費用の比較
木製玄関ドアの定期的な拭き掃除からオイル塗装までは、ご家庭でお手入れができます。一方、再塗装は木製玄関ドア塗装に対する専門的な技術を持った職人さんにしかできません。無垢材に適した塗料を選び、もともとの木目と彫刻の美しさを損なわないように塗装する必要があるからです。
前述したように、凝った装飾が彫り込まれている玄関ドアになるほど、塗装の難易度が上がっていきます。ただ塗装をするだけではなく、美しく仕上げる為の下地調整も必須の作業工程です。
玄関ドアを外さずにできる場合もありますが、難易度の高いドアの場合は仮のドアを取り付け、自社に持ち帰って塗装をする為、作業に1週間程度かかるケースもあります。
再塗装にかかる費用は、現在の玄関ドアの色褪せや傷の状態、塗料の種類、彫刻されている部分の複雑さや量、玄関ドアのサイズと開き方タイプによって変わります。
玄関ドアには、片開きドアから親子ドア、両開きドアなど主に6種類の開き方タイプがあり、同じ開き方タイプでも幅と高さが異なる為、サイズは多様です。また、塗料は制作時に使われた塗料に合わせて選ぶ必要があります。
木製玄関ドア再塗装の費用
シンプルで持ち帰りの必要がなく、傷みがほとんどない木製玄関ドアの再塗装費用は5万円程度です。一方、劣化が進み色褪せや傷がひどい場合や、凝った装飾が施されている玄関ドアの再塗装費用は20万円以上になることもあります。
色褪せや傷がひどくこのチャンスに再塗装ではなく、新しいドアにしようと検討される際、再度木製玄関ドアにするか、アルミ玄関ドアにするか迷われる方は多いと思います。
新築時に屋根や外壁の色、質感に合わせて選んだ木製玄関ドアが、年月を経て玄関周りの雰囲気に馴染んでいるからです。その為、できることならまた同じ質感のドアにしたいと考えると、再度木製玄関ドアにしたいと思われるのではないでしょうか?
ただし、同時にメンテナンスの大変さや色褪せしてしまった時の見栄えの悪さを考え、不安を感じられる方もいらっしゃると思います。今後木製玄関ドアの美しさを維持する為のお手入れをまめにしていけるかどうかという不安です。

そこでおすすめしたい玄関ドアが木目調玄関ドアです。
以前の玄関ドアには木製とアルミしかありませんでした。その為、無垢材の美しさと断熱性の高さを活かした玄関周りにしたいと考えた時には、木製玄関ドアしか選択肢はなかったのです。
ただ、現在はYKK APやリクシルなどのメーカーが木目色の玄関ドアを販売しています。木製玄関ドアのような色合いと質感を持つドアで、木製玄関ドアの特色のひとつである断熱性も備えています。
断熱性に関しては、木製玄関ドアとは違い、反りや収縮が発生しないので、気密性が継続されるという特性もあります。交換工事は壁を壊さないカバー工法でする為、朝始めて夕方には完了します。
無垢材には高い断熱性がありますが、紫外線や湿度によって反りや収縮が発生する為、木製玄関ドアは経年で玄関枠との間に隙間が発生することが多いです。その結果、気密性が低下し玄関内に冷気が侵入したり、家の中の暖かさが逃げていったりする現象が発生します。
木目調玄関ドアへの交換費用
木目調断熱玄関ドアへの工事費込み交換費用はおおよそ片開きドアで22万円~32万円、親子ドアなら30万円~41万円、両袖FIXなら30万円~42万円です。
木目調玄関ドアについて詳しくご覧いただけます。
>>>YKK APドアリモ玄関ドアの価格はどのくらい?人気商品の特徴を比較
>>>リシェント玄関ドア3はLIXILのリフォーム用玄関ドア|高断熱ドアや通風機能も選べます

玄関ドアの色褪せが気になってきたら、他の不具合が出始める前にお気軽にご相談ください。木製玄関ドアが生み出している現在の雰囲気を壊さない木目色やおしゃれなデザインの玄関ドアが豊富にございます。
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玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
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新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。