リフォーム専用ドアには、リモコン型のスマートキー、かざすだけのカードキーなど、
魅力的な電子錠システムがあります。
慣れると非常に使いやすく、離れられない便利さですが、電池が切れたら使えないというのがデメリットですね。
もし電池が切れた場合はどうなるのか解説します。
弊社で扱うリフォーム用玄関ドアは、YKKのドアリモと、リクシルのリシェントです。
どちらにもスマートキーシステムが備わっています。
●リクシルのキーシステム(電池式)
・ボタンタッチ or リモコン操作の「タッチキー」
・ボタンタッチ+カードや携帯電話をかざす「カザスプラス」
●YKKドアリモのキーシステム(電池式)
・ボタンタッチorリモコン操作の「NEWポケットキー」
・ボタンタッチ+カードをかざす「ピタットキー」
リモコンが電池式なのは言うまでもありませんが、リーダーも電池式が一般的でしょう。
AC100Vタイプはドアの取り付け時に配線工事が必要になりますし、停電時に動かないというデメリットがあるからです。
定期的な電池交換の手間を飲んでも、電池式の方が安心でしょう。
リシェントのリーダーは単三電池8本、ドアリモのリーダーは単三電池4本で動いています。
解錠回数にもよりますが、リーダーの電池寿命は1年〜1年半です。
リモコンキーの電池寿命も、約1年ほどです。
リシェントもドアリモも、電池の残量が少なくなるとリーダーでは電池切れマークが点滅し、ブザー音で知らせてくれます。
このサインが出たらすぐに使えなくなるというわけではなく、サインが出た状態でも数十回の解錠ができます。
忙しくて2〜3日放っておいてから電池を買いにいっても間に合う余裕があるので、安心です。
しかしさらに放置して電池が完全に切れた状態になると、解錠できなくなります。
その場合は、リモコンキーに内蔵されている非常用シリンダーもしくは、通常のキーでアナログ解錠します。
非常時のために、通常のキーもカバンに携帯しておくのがおすすめです。
リモコンキーも、電池が切れる前に知らせてくれます。
リシェントはリモコンキーのボタンを押して離した時に通常は赤色が1回点滅しますが、3回点滅した時は電池の交換時期です。知らぬ間にリモコンの電池が切れてしまった場合、リモコンをリーダーに密着させることで施解錠が可能です。ドア本体の電池が切れそうなときは、タッチボタンを押したときに警告音(ピーピーピーピーピー)とタッチボタン下の電池マークが赤色に点滅して知らせてくれます。
ドアリモは、リモコンの電池残量が少なくなると、解錠動作の時にハンドルから警告音(ピピピ・ピピピという音)と光(ハンドルの赤色ランプ)で知らせてくれます。ドア本体側の電池が切れそうなときの警告音は(ピピピピピピピ)と7回なります。ドアリモで完全にリモコンの電池が切れてしまった場合は非常用収納キーで開錠してください。