お住まいにおける「エコ」を考えたとき、
どのようなことが思い浮かぶでしょうか?
多くの場合、
・水や電気を無駄遣いしない
・省エネ設計の家電を使用する
といったことに思い至るのではないでしょうか?
もちろん、それは間違いではありません。
日本では様々な省エネ家電が発売されており、
省エネルギー効果は高いものがあります。
ですが、海外の先進諸国の多くでは、
省エネ家電に換える前に、「住まいの断熱性」を考えます。
特に、熱が最も逃げやすい、
家の開口部である「窓」や「ドア」の断熱構造を非常に重視します。
「どれだけ良い性能の暖房器具を使ったところで、
熱がどんどん逃げていくのでは、効率悪いよね」
という考えです。
熱が逃げにくく、熱を保持しやすいお住まいになれば、
必然的に暖房の使用量は減ります。
ヨーロッパなどでは特に、暖房をガンガン焚く、
という考え方が基本的にないようです。
そもそも、あちらでは、
暖房をガンガン焚かないといけないような住宅は欠陥扱いなのです。
日本では、窓の断熱規制というものがありませんので、
日本の窓は断熱基準が低く、エネルギー効率が低い住宅がほとんどです。
6割以上の住宅が、アルミサッシに薄い単板ガラスという、
断熱基準の最も低いといわれる窓です。
このような窓のあるお住まいでは、
いくら省エネ家電に換えても、逃げていく熱に変わりはありませんから、
本当の意味での「エコ」には繋がらないのではないでしょうか??
エネルギー効率が悪いということは、
つまりは環境に悪いということです。
そして同時に、お財布にも悪いわけです。
つまり、最も熱の逃げやすい、窓をリフォームし、
「熱の逃げにくい窓」にし、
「エアコンの使用頻度や設定温度を下げる」
ということが、お住まいにおけるもっとも重要なエコではないでしょうか?
既存の住宅におけるエコ対策として、
オール電化や省エネ家電という方法もありますが、
もっと根本的な方法として、
「窓のリフォーム」を考えてみませんか?
内窓(二重窓)にすることで、
窓から逃げる熱を大幅に減らすことができ、
なおかつ隙間風も防ぐことができます。
それにより、暖房の効率は大きく変わります!
エコと窓の大事な関係、ぜひご一考ください!