今日は「健康寿命」と室内の温度についてお話ししたいと思います。
皆さんは「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか。健康寿命とは、日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることのできる期間のことをいいます。誰でも元気で健康に年齢を重ねたいですよね。
「冷えは万病のもと」と昔から伝えられているように、寒さは循環器疾患や呼吸器疾患など健康に大きくかかわる病気にかかるリスクとなります。冬場によく聞くヒートショックも冬の室温の低さと関係が深い疾患です。最近の研究でも、暖かい家に住む人は、そうでない人と比較すると健康寿命が長くなることが証明がされています。
しかし日本の住宅は夏の暑さ対策が中心で、冬の寒さは我慢するものと考えられてきたため、室内の寒さを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ、日本の住宅は冬に寒いのでしょうか。下記の図は室内の熱が、どこから放出されるのかを示したものです。割合でみると窓から熱が外に出てしまう割合が48%にもなっています。日本の住宅の寒さには窓ガラスとサッシが大きく関係しているようです。冬の寒い日に部屋の窓からスーッと冷たい空気が流れてくるのを感じたことがありますよね。
冬の室温の低下は、断熱性の高い住宅に引っ越すことが出きれば問題も解消できます。しかし、引っ越しをしなくとも、これから来る寒い冬を愛着のある我が家で、快適に暖かく健康的に暮らす方法があります。次回のブログにて、その方法をご紹介させていただきます。