「サンタさんは字が読めないの?」
2018年、龍ヶ崎市のNPO未来の子どもネットワークの子ども食堂に来ている女の子が発した言葉で「クリスマス宅食配」はスタートしました。
その子は、何年もサンタさんに、クマのぬいぐるみをお願いする手紙を出していましたが、届くのは文房具のような日用品ばかりでした。
クリスマスぐらい少しのわがままを言ってもいいんじゃない。だって周りのみんなは楽しみにしているのに、子ども食堂に来ている子たちは気持ちを押さえているなんて切なすぎる。
そんな思いで、プレゼントと冬休み中に食べるための食品を、龍ヶ崎市内の困窮家庭に届け始めたのが始まりです。
2019年には、取手市でも「クリスマス宅食配」が始まりました。僕の周りの仲間が「取手でもできるんじゃない?」と言ってくれて、多くの賛同を得て実施しました。サンタの衣装を着てプレゼントを届けると、「取手のサンタが来た」ととても喜んでももらえました。
そして今年2020年は、龍ヶ崎市、取手市、守谷市、牛久市の4市で同様の事業が行われます。
主催者や実施方法はそれぞれですが、想いは同じ。クリスマスを笑顔で過ごしてほしい、お正月におなかを空かすことなく過ごしてほしいという思いで実施されます。僕らができるのは限界があります。この運動をそれぞれの地域で行ってくださる方が出てきてくれることを願っています。
龍ヶ崎市の実施団体「認定NPO法人未来の子どもネットワーク」
取手市の実施団体「未来の子どもネットワークこども宅食配取手市実行委員会」