玄関ドアから泥棒が侵入してくるとしたら
考えられる方法は下記の通りです。
①カギが開いている
意外に思うかもしれませんが多いのがカギの閉め忘れ。
閉め忘れというより「ちょっとなら大丈夫」という油断です。
ごみを出すだけだから、お隣に行くだけだから、
といった少しの油断で泥棒に入られることがあります。
家に誰かいるから大丈夫という意識でカギを開けておくのも止めたほうがいいでしょう。
②ピッキング
カギ穴を不正な道具で開けてしまう方法をピッキングと言います。
以前有名になった方法ですが、最近の鍵はピッキングしにくいものが主流になりました。
③ドアを壊してカギを開ける
方法は2パターンあります。
ドアに穴を開けて中のつまみを開けてしあうサムターン回しという方法と、
ドアの土師野の部分をバールなどでこじって無理やり開けてしまう方法です。
①の開けっ放しに関してはご家族全員で注意していただければ問題ありません。
危ないのは②と③です。
マンションの玄関の場合は今でもピッキング被害が見受けられます。
なぜなら、マンションの玄関ドアは死角になっていることが多く
多少時間をかけても音のしないピッキングがしやすいからです。
しかし、戸建て住宅ではほとんどピッキングは行われません。
美和ロックのディスクシリンダーのような1分もかからず開けられるカギならともかく、
現在多く流通しているカギはほとんどがピッキングしにくいカギになっています。
ここに時間をかけるより、ガラスを割ってサッシのクレセントというカギを開けてしまったほうが早く侵入できるからです。
ガラスは三角割りという手法を使うと、大きな音を出さずに
カギの部分だけが開けられます。
やり方がわかれば30秒くらいで十分なくらいです。
なのでマンションの玄関ドアはツーロック、スリーロックにするのが有効となりますが、
戸建て住宅では玄関ドアの防犯対策だけでは不十分となります。
戸建て住宅では、まず玄関ドアを最新式のツーロックで
サムターンが外せるタイプにしましょう。
これで②、③の対策ができます。
さらにリモコンキーを付けてオートロックにすれば
①の閉め忘れの対策もできてしまいます。
これらの対策ができる玄関ドアの金額はこちらのシミュレーションで確認できます。
玄関ドアの対策が済んだら、ガラス窓の対策が必要です。
昼間シャッターや雨戸を閉めない窓は
ガラスを防犯ガラスに替えましょう。
防犯ガラスは合わせガラスになっていて割れても飛び散りにくいので
台風や震災の対策にも有効です。
また、小さな出入りしない窓は面格子の取付も有効になります。
面格子は簡単なつくりの縦格子では、すぐに取れてしまいますのでご注意ください。
さまざまな対策にお金をかけるのはたいへんですが、
対策をすれば財産だけでなくご家族の命も守れます。
戸建て住宅で防犯宅をご検討であれば、
玄関ドアマイスターの代表中村までメールをお送りください。