コラム

公開日:2017年10月14日

/ 最終更新日:2022年11月12日

かんたん内窓のお見積り

ペアガラスとはどんなガラス?

一般的な家庭では窓ガラスは全て単板ガラスが使用されています。単板ガラスは外気の温度の影響を受けやすいので夏は暑く、冬は冷たくなったしまいますし音も通してしまうので騒音が室内に入ってきてしまう事もあります。また特殊加工が施されていない窓ガラスだと冬場に結露が付着してしまう事もあります。

それらの悩みを解消したいと思っているからにペアガラスをお勧めします。ペアガラスは特殊加工が施されたガラスなので単板ガラスよりも快適な部屋作りに役立ちます。そんなペアガラスの構造や注意点などについてまとめてみました。

ペアガラスとは?

ペアガラスとは2枚のガラスの間に空気層が封入された形で1セットとなっている「複層ガラス」を意味します。ペアガラスの厚みや材質はそれぞれですが普通の単板ガラスの倍以上の厚みがあるので、単板ガラスには無い様々な効果を得ることが出来ます。

ペアガラスの構造

ペアガラスは基本的に2枚の単板ガラスと間の空気層によって構成されています。

空気層

ベーシックなペアガラスの空気層には乾燥空気が入っています。乾燥空気は湿度が極めてく低いので温度による影響を受けません。それによって外気温の室内への侵入を防ぐ事が出来るので夏や冬の寒暖差の激しい季節でも快適に過ごすことが出来ます。

他には中間の空気層にアルゴンガスや真空層が封入されているペアガラスもあります。それらの方がより断熱効果が高いと言われていますので、冬場でもエアコンを点けずに暖かく過ごすことが出来るので電気代の省エネに繋がります。特に真空層が封入されたペアガラスは厚みを増やさずに高い断熱効果が期待できるので注目を浴びています。

ガラス

2枚のガラスは従来の単板ガラスが使用されているのが主流ですが、中には特殊な金属膜が貼られたガラスを使用している製品もあります。それはLow-eガラスと呼ばれていて熱を遮る効果のある金属膜を貼ることによって断熱あるいは遮熱効果を増すことが出来ます。

Low-eガラスの違い

Low-eガラスはペアガラスの機能性を左右するほどの重要なパーツです。ペアガラスは種類によってLow-eガラスの位置が違っておりその特性も変わります。

Low-eガラスは熱を通さない特徴があるので外側に付いている場合は、夏場の暑い日差しを遮って室内を涼しく保つことが出来ます。逆に内側にある場合は室内の気温を中に閉じ込める効果があるので冬場でも室内を暖かく保つことが出来ます。

また内側にLow-eガラスがある断熱効果の高いペアガラスは結露の発生も防いでくれます。

ペアガラス取り付け時の注意点

ペアガラスは遮熱あるいは断熱効果をもたらしてくれるのでとても便利ですが注意点があります。それは複層ガラスであるが故に「厚み」と「重さ」が増してしまう事です。ペアガラスの厚みは製品によって様々で厚ければ厚いほど断熱効果が増しますが、従来のサッシには取り付けることが出来なくなってしまいます。特にペアガラスの合計の厚みが12mm以上の場合は専用のアタッチメントが必要になるので工事の際に別料金が発生してしまいます。

またペアガラスは単純に単板ガラス2枚分の重さがありますので開閉する時に負担がかかってしまいます。そのためリビングの様な普段から頻繁に開閉を繰り返す窓ガラスをペアガラスに交換する際は注意が必要です。現在は厚みが無くても真空層を利用する事で、十分な断熱効果が期待できるペアガラスもありますので考慮してみて下さい。

まとめ

ペアガラスとは2枚のガラスと中間の空気層によって構成された複層ガラスです。ペアガラスは特殊な構造によって温度の出入りを遮ってエアコン代を省エネ出来ることからエコなガラスと言われています。リフォーム時の価格は従来の単板ガラスよりも高くなってしまいますが、長い目で見れば経済的な窓ガラスとも言えます。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。