コラム

公開日:2017年6月6日

/ 最終更新日:2022年11月12日

かんたん内窓のお見積り

梅雨の時期の結露対策

結露は室温と外気の寒暖差が激しい冬の時期に発生しやすいですが、湿度が著しく上昇する梅雨の時期にも発生しやすくなります。窓や壁に発生した結露を放っておくとカビになってしまいますので見た目も衛生的にも良くありません。

そこで今回は梅雨の時期に発生する結露を防ぐ方法をご紹介します。梅雨は冬の時期に比べれば結露対策は難しくないので是非試してみて下さい。

結露が発生する原因

結露が発生する原因は湿気や激しい温度差が考えられます。温度差に関しては梅雨の時期はあまり出て来ないので湿気がほとんどの原因であると考えられます。

湿気が発生する原因は料理をしたり風呂場で湯を沸かしたり洗濯物を部屋で干すことが考えられます。湿気が大量に発生することで湿度が上昇し空気中の水蒸気量が増えます。水蒸気量が空気中で収まりきらない程の量になってしまうと壁や窓に水滴となって付着します。これが結露です。

また冬の時期に関して言えば暖房などで温められた室内の空気が外から入って来た冷たい空気に触れることも考えられます。冷たい空気は暖かい空気に比べて保有できる水蒸気量が少ないので窓際で暖かい空気が冷たい空気に触れた瞬間に水蒸気が水滴に変わり結露となってしまいます。

結露を防ぐ方法:ポイントは換気

上記にて水蒸気量が増すことで結露が発生するとご紹介しました。そのため結露を防ぐ方法は水蒸気量つまり湿度の上昇を防ぐことが重要と言えます。湿度の上昇を防ぐ一番の方法は部屋の換気を良くして常に空気を循環させることです。

部屋の中で換気を良くする一番の方法は換気扇を回すことです。換気扇を回すことで空気の逃げ道ができて湿度の上昇や結露の発生を防ぐことが出来ます。特に台所と浴室は湿度が上昇しやすいので梅雨の時期は常にどちらかの換気扇を回して湿気の逃げ道を作りましょう。

また晴れている日であれば窓を開けることで室内の空気を逃がすことが出来ます。その際はクローゼットなどの常に扉を閉め切っている場所も開けてあげることで全ての場所の空気の入れ替えを一度に行うことが出来ます。

洗濯物を干す際の換気

梅雨の時期は外で洗濯物を干すことが難しくなってしまうのでついつい部屋で干す機会が多くなってしまいます。部屋で洗濯物を干すと湿度が一気に上昇して結露の原因となってしまいますので注意が必要です。

室内で洗濯物を干す際のポイントは部屋ではなく浴室で干すことです。浴室に突っ張り棒などを設置して洗濯物を干し、換気扇を回すことで湿気を逃がしながら洗濯物を乾かすことが出来ます。その際に扇風機の風を当ててあげるとより一層早く洗濯物を乾かすことが出来ます。

台所での換気

台所は料理や湯沸かし器を利用すると水蒸気が発生するので結露が発生しやすい場所と言えます。料理をする際は必ず換気扇を回すように心がけて下さい。また調理場の窓と反対側の窓を少し開放することによって空気の流れが出来るのでより一層空気が入れ替えやすくなります。さらに料理が終わった直後も湿度が部屋に溜まっていることが多いので料理が終わった後も1時間程度は換気を続けておきましょう。

浴室の換気

浴室は狭い空間の中で大量にお湯を出すので家の中でも最も湿度の高い空間と言えます。そのため換気をせずに放置しておくとすぐに結露やカビが発生してしまいます。浴室を換気する方法も換気扇を回すことになりますので浴室の使用中は必ず換気扇を回して下さい。

使用後は窓も開けておきましょう。この時窓を開けすぎてしまうと対流が悪くなってしまうので窓の隙間は5~10cm程度が良いでしょう。湯船の残り湯は残しておくと湿気の原因となってしまうのでなるべく捨てるようにして、浴室全体に冷水をかけて冷やすと結露の発生を防ぐことが出来ます。

寝る前も換気する

寝ている最中はほとんどの方が換気扇を着けずに窓も閉め切ってしまうかと思われます。そのため寝る直前だけでも換気をするように心がけましょう。就寝前の5分間だけでも換気扇を回して窓を開ければ十分な結露対策になります。

収納庫の換気

結露が一番発生しやすい場所は窓ですが押入れやクローゼットも換気が悪く湿度が溜まりやすい傾向にあるので換気をする必要があります。晴れている日は押入れやクローゼットを解放して中に溜まった空気と湿気を循環させましょう。その時に押入れやクローゼットへ向けて扇風機を当てるのも効果的です。

その他結露を防ぐ方法

結露対策は換気扇を回したり窓を開けて換気を良くすることが基本ですがそれ以外にも結露を防ぐ方法があります。その中の一つが壁と荷物の間に隙間を空けることです。タンスなどの家具を壁に密着させてしまうと換気が悪くなり結露が発生してしまう事があるので家具は壁から10cm程度離すようにしましょう。

窓への結露対策

やはり結露が発生しやすい場所は窓なので窓自体に結露対策を施す必要があります。低コストでできる窓の結露対策は段ボールや新聞紙を利用する方法があります。これらを窓に貼ることで結露を吸水して断熱効果も期待できます。特に結露は窓の下のサッシに溜まりやすいのでサッシの隙間に段ボールや新聞紙を挟むことで簡単に結露を吸収することができます。

梅雨は換気をして結露対策を

いかがでしたでしょうか。梅雨の時期の結露対策は冬の時期と違って寒暖差はそこまで気にする必要が無いので換気をすることが重要となります。換気扇を回したり窓を少し開けるだけで十分な結露対策となるので是非試してみて下さい。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。