コラム

公開日:2019年7月23日

/ 最終更新日:2022年11月12日

かんたん内窓のお見積り

格子をつけたくない窓の防犯対策リフォーム

お客様
お客様

ここ数年、あまり、空き巣被害の話を聞かなくなった気がするので、油断していましたが、まだまだ空き巣被害はあるようですね。

マイスター社長
マイスター社長

そうですね。確かに、平成8年から14年ぐらいまでの期間は、空き巣が急増したので、よく話題に上っていました。ただ、減ったとは言っても、平成30年には、3万2千件も空き巣があったという警察庁のデータがあります。

お客様
お客様

そんなに…?

マイスター社長
マイスター社長

1日に換算すると、毎日約86件が侵入強盗被害にあっているということですね。

お客様
お客様

あまり話題に上らなくなっているのに、毎日86件とは、防犯対策をしなくてはいけませんね。

窓の防犯対策

侵入強盗には、家族の留守を狙って侵入する空き巣の他に、家族が就寝中に侵入する忍び込み、家族がいない部屋に侵入する居空きがあります。このうちの3分の一が空き巣です。つまり、留守以外の時でも、侵入される恐れがあるということです。

また、侵入強盗被害が最も多い場所は、戸建て住宅です。全体の42.5%を占めています。その次が一般事務所12.7%、3階以下の共同住宅11.9%と続いています。この数字を見ると、戸建て住宅が、最も空き巣に狙われやすいということがわかります。

お客様
お客様

家は戸建て住宅です。しかも、それほど防犯対策をしていません。

マイスター社長
マイスター社長

それなら窓の防犯対策をした方が良いですよ。

お客様
お客様

窓ですか?

マイスター社長
マイスター社長

はい。皆さん玄関には、二重ロックなど、防犯性が高いドアを使われていますよね。

お客様
お客様

確かに家のドアも二重で、U字ロックもついています。

マイスター社長
マイスター社長

あ!余談ですが、U字ロックやチェーンロックは、防犯効果はありませんよ。窓に話を戻しますが、窓は簡単な鍵だけで、防犯に対してかなり手薄なお宅が多いのです。

戸建て住宅への侵入経路で、最も多い場所は、窓です。窓ガラスは、壁と違って薄いので簡単に、割れるからです。さらに、窓についている錠は、玄関ドアの錠とは違い、シンプルな構造です。錠の周辺のガラスを割り、その部分から腕を差し入れれば、簡単に解錠できます。

警察庁の調査では、戸建て住宅への侵入強盗犯犯罪の中で、最も多い侵入経路は、窓だとされています。平成30年の警察庁の調査では、全体の57,6パーセントが、窓から侵入したことが分かっているのです。次に多い玄関など、表出入り口からの侵入18,2パーセントに比べると、大きな開きがあり、窓からの侵入の多さがうかがえます。

戸建て住宅に侵入する場合、強盗侵入犯が良く使う手口は、ガラス破りです。最も多い手口は、鍵をかけ忘れたドアや窓からの侵入46,5パーセントです。そして、その次に多い手口が、ガラス破り37,7パーセントです。防犯対策の一番は、在宅時でも、ドアや窓を施錠することです。そして次にしなくてはならないことは窓の防犯です。

お客様
お客様

確かに、ちょっとしたゴミ出しだと、鍵をかけないことが多いです…。

マイスター社長
マイスター社長

それ以外にも、玄関は施錠しても、窓の施錠は忘れる人が多いようですね。

お客様
お客様

玄関も窓もしっかり鍵をかけることが大切ですね。

マイスター社長
マイスター社長

はい。それとともに、窓の防犯対策が重要です。

格子をつけたくない窓には、防犯ガラス

お客様
お客様

トイレはジャロジー窓、浴室には、格子をつけて防犯対策をしています。

マイスター社長
マイスター社長

待ってください!ジャロジー窓は、防犯には役立ちませんよ。

ジャロジー窓は、ガラスのブラインドのような形状の窓です。トイレや浴室のように、常時換気しておきたい場所には、開けっ放しにしておけます。閉めると目隠し効果もあり、その使い勝手の良さから、以前はよく使われていた窓です。また、一見すると、防犯効果が高そうな雰囲気もあります。

しかし、ジャロジー窓には、2つの大きな欠点があり、最近ではあまり使われなくなっています。

一つは、今話題に上っている防犯性の低さです。ジャロジー窓は、窓を開けっぱなしにしていても、とうてい人は、通れないので、一見防犯性が高そうに見えます。しかし、実は、ガラスの1枚1枚は、外側からも簡単に取り外せるのです。体が通る程度の枚数を取り外せば、侵入できてしまいます。

ガラスを割る必要がないので音がしない、浴室やトイレは、多くの場合、窓が道路に向いていないということを考えると、侵入中に発見されるリスクの少ない窓です。侵入犯にとっては、鍵をかけていない窓や玄関に次いで、手軽に侵入できる窓と言えるかもしれません。

もうひとつの欠点は、気密性と断熱性の低さです。しっかり閉じても、隙間があるので、冬の冷気が侵入してしまうのです。

浴室やトイレに、暖房をしていない住宅は少なくありません。それに加えて、窓の気密性、断熱性が低ければ、冬の間、リビング等、暖房をしている部屋との温度差は、かなり大きくなってしまいます。したがって、トイレや浴室の窓には、断熱窓+格子という組み合わせをおすすめします。

お客様
お客様

リビングの掃き出し窓に格子はつけられません。子供部屋やリビングの腰高窓も、格子をつけたら、閉じ込められている気分になりそうです。格子をつけないで、防犯対策をする方法はありますか?

マイスター社長
マイスター社長

確かに子供部屋やリビングに格子をつけると、室内の雰囲気が変わってしまいますね。でもご安心ください。格子をつけなくても、防犯対策はできます。

複層ガラスの防犯ガラスに替えれば断熱もできる

窓の防犯対策には、2つの方法があります。カバー工法でする窓交換と、内窓の設置です。どちらの方法も、防犯と同時に、断熱性を高められます。

カバー工法でする窓交換
カバー工法とは、今ある窓に新しい窓を取り付け、断熱窓に交換する方法です。断熱窓に使われるガラスは、基本的には複層ガラスが使われます。複層ガラスとは、2枚のガラスの間にある空気の層が、熱の伝わりを抑える断熱ガラスです。このガラスの間に、強度と柔軟性の高い、樹脂中間膜を挟み込んだ防犯タイプのガラスがあります。

YKK 防犯合せ複層ガラス

樹脂中間膜によって、衝撃を受けても、ガラスが割れにくいというという特徴があります。その為、強盗侵入犯が、ガラスを割ろうとして、硬いものをぶつけても、ひびが入るだけで、腕を入れるほどの割れ目が作れません。

その性能から、YKK 防犯合せ複層ガラスは、官民合同会議の定める“防犯性能の高い建物部品”として認定されています。また、地震や、強風などの自然災害の際にも、破片が飛び散りにくいので、被害の広がりを抑えます。

防犯性能の高い建物部品についているマーク

内窓の設置
今ある窓の内側に、新しい窓をつけて二重窓にする方法です。強盗侵入犯は、侵入に時間がかかることを嫌います。誰かに発見されるリスクが高まってしまうからです。侵入強盗を成功させる為、多くの強盗犯は、事前に下見をします。通りや隣家から、視線の届きにくい場所、2階の窓であれば、適当な足場のある家、番犬のいない家などをチェックします。

YKK プラマードU 引違い窓

そして、その中で重要なポイントの一つは、開けやすい窓かどうかです。二重窓は、窓の鍵を2回開けなくてはなりません。鍵を2回開けるとなると、通常の窓の2倍時間がかかり、ガラスを割る音も2回立ててしまいます。その結果を考えれば、事前の下見で、多くの犯罪者は、二重窓を避けます。

警察庁のプロファイリングでは、約70パーセントの侵入犯は、5分以上時間がかかると、侵入をあきらめることが分かっています。それを考えると、二重窓は、侵入犯にとって、好ましくない窓と言えます。

お客様
お客様

どちらの方法をとっても、防犯と断熱が同時にできる窓のリフォームですね。

マイスター社長
マイスター社長

はい。お話を伺うと、まずトイレのジャロジー窓だけでも、急いでリフォームした方が良いですね。

家中の窓に防犯対策をすることが理想ですが、予算との兼ね合いを考えて、最も危険の高い場所から、順にリフォームしていくという方法もあります。

防犯リフォームには、補助金などがありませんが、断熱機能のある窓へのリフォームは、補助金や次世代ポイントに対象になります。家の中の窓を再点検して、窓の防犯対策を進めましょう。

マイスター社長
マイスター社長

リフォームで解決したいことと、予算を考え併せて、上手に補助金やポイントを利用してくださいね。

マイスター社長
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マイスター社長
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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。