勝手口を目隠しする方法とは
キッチン横に設置されることが多い勝手口は、ベランダや庭、駐車場に出る際など、あると何かと便利な出入り口です。
ですが、お隣さんから丸見えになっている場合もあり、目隠しはほしいところですよね。
手軽に勝手口を目隠しする方法お伝えします。
勝手口を目隠しする方法3つ
- カーテン
- ロールスクリーン
- 勝手口を交換
では、それぞれの特徴と選び方に触れていきましょう。
カーテンの特徴と選び方
目隠しをする方法の一つとして、定番とも言える方法ですが、簡単に取り付けられることと、出入りする際は、さっとカーテンの間をすり抜ける、シャッと横にスライドさせるだけですので、勝手口を使うことに対して、面倒にならないことが魅力です。
カーテンレールを勝手口上部に取り付けなければいけませんが、突っ張り棒を使って取り付ける方法、テープで取り付けられるタイプもあります。
また、カーテンは、取り外しができることで、洗濯できることが3つの目隠し方法の中で優位性があります。汚れが気になったらパッと取り外して洗濯して、清潔感を保つことができるでしょう。
【選び方】
□取り付け方法(カーテンレール、突っ張り棒、テープ)
□開閉方法(真ん中か、端か)
□生地の性能(特に遮光性能、防炎)
取り付け方法
上記で少しお話ししていますが、カーテンレールを取り付けるのか、突っ張り棒で取り付けるのか、テープで取り付けるのか、いくつかの取り付け方法があります。
カーテンレール本体の頑丈さがありますが、ドア上部の壁に穴を開けたくない場合は、向いていません。
ただし、DIYをよく行なっている方なら、ナゲリレールという木材を付属のネジやピンを壁に取り付け、小さな穴が開く程度のものに、カーテンレールを取り付ける方法もあります。
突っ張り棒であれば、穴を開けずに取り付けられる方法が魅力ですが、必ず棒の耐荷重量をチェックしましょう。
軽いカーテンであれば、簡単にはずれ落ちることはないと思いますが、厚手で少し重みのあるカーテンを取り付ける場合、レールの強度に注意しておきましょう。
テープで取り付けるタイプもありますが、粘着力がカギとなります。年月を経て粘着力が弱まる可能性がありますので、勝手口にお試しで取り付けてみたい人には向いているでしょう。
開閉方法
カーテンですので、真ん中で開閉するタイプを右端もしくは左端というように端で開閉するタイプがあります。
勝手口の幅を考えると、端で開閉するタイプが便利でしょう。
生地の性能(特に遮光性能)
目隠し効果を考えると、外からしっかりと見えないことが重要ですよね。となると、色が濃いものや厚手が適しているでしょう。遮光性能と記載されている商品なら、1級のものを選ぶことがおすすめです。
見えにくくなると、生地の密度が高くなっていますので、室内の印象が暗くなったり、重い印象になったりしてしまいます。
おすすめは、ミラーレースカーテンです。レースカーテンですので、白系のカーテンが多くあり、通常のカーテンより軽く、遮光性能も備えつつ、室内が重い印象にならないからです。
また特にキッチンに勝手口がある場合、布地は燃えやすいと大変危険ですので、防炎機能を兼ね備えているものを選びましょう。
ロールスクリーンの特徴と選び方
ロールスクリーンは、カーテンよりスッキリとした印象が特徴です。
開閉時は上下にスライドさせるだけですので、簡単にできますが、たまにわざわざ上下にスライドさせることが面倒に感じるかもしれません。
ただし、スライドできる分、日差しの角度に合わせて、ロールスクリーンの長さを調節できるため、都合に合わせた使い方をしたい方にはおすすめです。
【選び方】
□取り付け方法(内枠か外枠か)
□操作方法
□生地の性能
取り付け方法
ロールスクリーンは、スクリーンを巻き上げて収納するタイプです。ほとんどの時間、スクリーンをおろした状態で使用することが多いでしょう。
さて、ロールスクリーンの取り付け方法は2つあり、一つは、勝手口の内枠に突っ張り棒のようにはめ込んで取り付ける方法と、もう一つは、勝手口の外枠、上部からすっぽりと覆うように取り付ける方法があります。
内枠の場合、両端に隙間ができるため、目隠しという観点では少し、外枠に取り付けるものに比べ劣ります。
外枠の場合は、すっぽりと勝手口を覆うため目隠し機能としては優秀です。
操作方法
ロールスクリーンは横に上下のスライドをコントロールするためのチェーンなどがあります。電動式もありますが、勝手口の目隠しのために、費用をかけて電動式まで必要かどうか考えるべきかと思います。
さて、チェーンの他、真ん中に操作するところがあるプルコード式の2つが一般的です。
プルコード式の場合、直感的に操作でき、ドアの取手に引っかかる心配もありません。一方で、チェーン式の場合、右端もしくは左端に設置され、操作すれば分かりますが、前のチェーンか後ろのチェーンを操作することでスクリーンを操作します。
チェーン式は、プルコードより商品の数は多くあり、選べるメリットがありますが、操作はプルコードより難しいといっても、非常に簡単ですが、やはり気になるのは、ドアの取手に引っかかるかどうかです。
取手に引っかかってしまうと、思っている以上にイライラしてしまうので、後悔することになりかねませんので、注意しましょう。
生地の性能
カーテンと同様に、遮光性能がポイントですが、ウォッシャブルタイプ、調光タイプ、抗菌・防水加工などの機能がついているものがあります。
調光タイプでは、上下して調光するのではなく、スクリーンを下ろしたまま部屋の明るさを調節できるため、明るさも考えたい方にはおすすめです。
勝手口そのものの交換と勝手口の選び方
目隠しで勝手口を交換するの!?と驚かれるかもしれません。
お金がかかるし、そこまでしたくない!という方もいるかもしれませんね。
ですが、勝手口本体を交換することで、目隠し以外の効果を得ることができるため、おすすめします!
その理由をきちんと知った上で、目隠しの方法をどれにするか検討してくださいね。
まずは勝手口の選び方をご紹介します。
【選び方】
□勝手口ドアの構造(断熱仕様かアルミ仕様か)
□ドアのガラス(単板・複層・合わせ型板複層)
□機能(通風・採光)
□デザイン(ランマの有無や格子)
□オプション(鍵や網戸)
勝手口ドアの構造
勝手口の構造は、昔ながらのアルミ仕様と断熱機能が高い断熱仕様の2つがあります。
この機会に勝手口ドアを交換するなら、機能性が高まっているものを選択する方がいいと思いませんか。
夏の暑い時、冬の寒い時は、特にキッチンに立ちたくないという思いが強くなりますが、断熱性がプラスされたドアに交換すると、エアコンの効きもよくなり、キッチンに立つという苦行が緩和されるでしょう。
ドアのガラス
目隠しをするための勝手口ドアの交換にも関わらず、ガラス?と感じることもあるでしょう。
安心してください。ガラスといっても透明ではありません。外から見えにくいガラスになっていますよ。
断熱性能を強化したい場合は、複層ガラスやLow-E複層ガラスに。防犯性能もプラスするなら安全合わせ型板ガラスにというように選ぶことができます。
機能
勝手口ドアには、これまでお伝えしている断熱性能以外に、ドアを閉めたまま風を取り入れられる通風タイプ、光を取り込む採光タイプ、防犯タイプがあります。
カタログなどでは、分かりやすくどんな機能が付属しているか明記されていますので、選びやすいでしょう。
デザイン
まずは、ランマありかなしかで選びます。
ランマとは、ふすまやドアなど人が出入りする開口部の上にある小さな開口部のことです。
ランマは、採光や通風のためのものですので、デザインやドアに備わっている機能に合わせて選ぶといいでしょう。
次にドアの模様になる部分、格子のデザインで考えます。
弊社が取り扱っているLIXILの断熱仕様の勝手口ドアの格子デザインは上記画像の番号でお伝えすると、「1:井桁格子」「2:横格子」「3:デザイン横格子」「4:ヒシクロス格子」「5:縦格子」「6:格子なし」の6つのデザインから選ぶことができます。
ちなみにアルミ仕様の勝手口ドアのデザインは、下記画像左から「井桁格子」「横格子」「ピシクロス格子」「パンチングメタル」の4つのデザインがあります。
なおカタログを見ると、アルミ仕様ではPG仕様とSG仕様とありますが、PG仕様とは複層ガラスが使われたタイプであり、SG仕様は単板ガラスが使われているタイプを指します。
関連コラム
オプション(鍵や網戸)
通常の機能に加え、さらに防犯や通風、虫の出入りを抑えることも考えるなら、オプションについても考えましょう。
例えば、通常のドアにも鍵はついていますが、防犯対策として、断熱仕様であれば室外側に鍵がないシリンダーレスに、アルミ仕様であればリバーシブルキーに変えることができますし、また断熱・アルミ仕様に関わらずどちらもサムターンをセキュリティサムターンに変えることができます。
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