ニュースで強盗事件のニュースを見ると、うちは大丈夫なのか心配になります。玄関ドアの防犯性を高めるためにはどのような対策を取ればいいのでしょうか?
玄関ドアの防犯性を見直すことで、侵入窃盗犯から大切なご家族と家を守れます。空き巣や泥棒に狙われやすいドアの特徴と防犯対策、おすすめの最新ドアを紹介しますね。
動画で見たい方はこちらから▶︎▶︎▶︎その玄関ドア危ない!今すぐチェック「空き巣・強盗から家を守る防犯対策」と最新ドア
今回はこれまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた”玄関ドアマイスター”が、玄関ドアの防犯対策について詳しく解説します。
「大切な家族と財産、家を守りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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空き巣・強盗から狙われる玄関ドアの特徴
家にいる時に空き巣や強盗に入られるのを想像するとゾッとしますよね。
侵入窃盗犯の侵入経路として窓に続いて多いのが「玄関ドア」です。(参考:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」)
鍵を締め忘れていなくても、ピッキングされたり無理やりドアを壊されたりするケースも珍しくありません。
関東を中心に空き巣や強盗による窃盗犯が増えていますが、被害に遭う家にはいくつかの共通点があります。
①玄関ドア周りが暗く雑然としていて隠れやすい
②普段からドアの鍵を開けっぱなしにしている
③明らかに古い玄関ドアがついている
このどれかに当てはまる家は、早めの防犯対策が必要です。
まず、道路や近所から見えにくい玄関はピッキング作業を人に見られるリスクがないので、侵入窃盗犯に狙われてしまいます。
泥棒は何度か下見をして住む人の行動パターンをリサーチするため、短時間の外出や近所への外出をする際によく鍵を開けたままで外出する家は要注意です。
そして、あまり知られていないのが「古い玄関ドアのついている家」です。
古い玄関ドアはシンプルな構造のピッキングしやすい錠前が付いている上に、ドア自体を強引に壊しやすい可能性が高いので注意しましょう。
泥棒に狙われないために重要なのは、「侵入するまでに時間がかかりそう」と思わせる点です。警察庁の調べでは、侵入窃盗犯は侵入までに5分以上かかると高い確率で犯行を諦めるとされているため、侵入までに時間がかかりそうな玄関ドアはターゲットにされません!
(参考:警察庁|住まいる防犯110番|侵入者プロファイリング 心理と行動③)
玄関ドアの防犯対策8選
「泥棒に狙われない玄関ドア」にするためには、ドア周りやドア本体、錠前それぞれに対策が必要です。
玄関ドアの防犯対策として効果的な方法8つを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
常にカギをかける
短時間の外出でも鍵をかけることを徹底しましょう。
ゴミ出しの時や、家族がおうちに居るときにカギを開けっぱなしにしていませんか?
犯罪者たちは狙った家の行動パターンを下見しています。
営業や配達のふりをしてインターホンを押し、家族が出てくるときに玄関ドアのカギが開けたままなのか閉まっているのか見られているかもしれません。
「この家はどんな時もカギがかかっている」という印象づけることがとても重要です。
ドア周りの見通しをよくする
業者へ防犯リフォームを相談する前に、まずは玄関ドア周りの見通しがいいか確認しましょう。
玄関ポーチの周りに大きな物置や自転車が置いてあったり植栽が茂っていたりすると、ドア周りが暗くなり物陰に隠れやすくなります。
そのような家は空き巣・泥棒の格好のターゲットにされてしまうため注意してください。
玄関ポーチが道路や隣家からよく見えるかは重要なチェックポイントです。
玄関ポーチが奥まっていて外から見えにくい場所は、歩くと足音が響く防犯砂利を敷き詰めるとより家の防犯性能が高まります。
補助キーを追加する・錠前ごと交換する
古い玄関ドアが付いているお宅は、補助キーを追加するか元々の錠前を交換する方法も有効です。
シンプルなシリンダー錠は手慣れた人だと1分かからず開けられるため、耐ピッキング性の高いディンプルキーを追加しましょう。
ただし、補助キーを追加すると玄関の鍵を開ける時に違う2本のキーを使わなくてはいけないので少々面倒です。
1本の鍵でドアの防犯性を高めたい方は、ワンキーツーロックが標準の新しい玄関ドアに交換する方法がおすすめです。
鍵を2箇所にするとピッキング手間が倍増するため、泥棒に狙われにくくなります。最近は後付けタイプの電気錠もありますが、両面テープなどで簡単に設置できるものは劣化すると突然外れて、古いドアではうまく解錠と施錠が作動しない可能性があるので注意してください。
ガラスに防犯フィルムを貼る
手が入るほどの大きめな窓が付いている玄関ドアは、防犯フィルムを貼る方法もあります。
防犯フィルムを室内側から貼ると、ガラスを破ろうとしても貫通するまでに時間がかかります。
防犯フィルムを貼るとガラスからの侵入や手を入れて鍵を開けられるリスクを防げます。ただし、大きなバールなどには対抗できませんので複合的な対策が必要です。
ドアガードなどの部品を交換する
明かり取り窓のガラスに対策を講じるのと合わせて、ドアガードなどの部品も防犯性の高いものへ交換する方法もあります。
最近は鍵をかけられる取り替え用ドアガードや、外から覗かれない防犯用ドアスコープなどのアイテムがホームセンターで簡単に購入でき、DIYする方も少なくありません。
これらの部品交換は「全く意味がない」という訳ではありません。ただし、あくまでもドアの防犯性がある程度高いことが前提の商品です。そのため、根本的な対策にはならない場合がほとんどなので注意しましょう。
センサーライトを設置する
玄関ポーチにセンサーライトを設置すると、玄関からの侵入やドア破りを未然に防げる可能性があります。
既にエクステリアライトがついている場合は、センサー付きのものに変えるか後付けセンサーを取り付けましょう。
暗くなるとぼんやりと点灯して、人が近づくと100%明るくなるタイプがおすすめです。
防犯性に特化したフラッシュ点灯機能の付いたタイプもあります。
センサーライトを取り付ける際は、夜間急にライトが点灯したことを室内から確認できるが重要です。ドアのガラス部分や玄関近くの部屋についている窓から光が確認できないと、防犯効果を発揮できません。
モニター付きインターホン・防犯カメラを設置する
モニター付きインターホンや防犯カメラも高い防犯効果を発揮します。
インターホンは不在時に録画機能のついているタイプを選びましょう。
泥棒が営業マンや宅配業者を装って下見に訪れても、その様子を記録できます。
最新タイプはカメラの画角内に動きがあるとインターホンのボタンを押さなくても録画が開始され、夜間も赤外線ライトで外の様子を確認できるのでおすすめです。
防犯カメラは目立つところに設置すれば侵入犯罪の抑止効果になりますが、最近は防犯カメラがあっても強盗被害に遭う事例が増えています。そのため、防犯カメラはあくまでも補助的な設備です。
玄関ドアごと交換する
玄関の防犯性を最も確実にアップできる方法は「ドアごと交換する方法」です。
ここまで錠前を交換したり細かいパーツを追加したりする方法を紹介しましたが、古いドアだとバールで簡単に開けられる可能性があります。
また、ドアの寿命が来るとそれまでにかかった工事費用が全て無駄になってしまうかもしれません。
ドアごと交換すると、断熱性がかなり高くなるため、結露や玄関の暑さや寒さを合わせて解決できます。
一般的なアルミ製の玄関ドアは20〜30年で寿命を迎えるため、築20年以上のお宅は玄関ドアを丸ごと交換する方法を検討しましょう。
最新のドアは強引なこじ開けに強い構造になっており、防犯性の高い錠前がセットで付いてきます。また、スマートキーにも対応しているため、オートロック設定でカギのかけ忘れを防げます。
玄関ドアを交換する際は、周りの壁や床を解体しないでも玄関ドアを交換できるカバー工法がおすすめです。数時間で玄関ドアを交換できるので、コストも抑えられて気軽にリフォームできます。
防犯性の高い玄関ドア選びのポイント
玄関ドアごと取り替える場合は、防犯性の高い玄関ドアを選びましょう。
主なチェックポイントは以下の3点です。
①防犯性の高いサムターンがついているか
②こじ開けにくいデッドボルトがついているか
③錠前はピッキングに強い仕様になっているか
サムターンとは、室内側から施錠・解錠操作するツマミ部分です。
最近は、サムターンを脱着できるタイプが増えています。
夜間や長期間外出する時に外しておくと、万が一ガラスを破られても手を入れて鍵を開けられません。
施錠した時に枠の穴に入って開閉できないようにするデッドボルトの強度も重要なポイントです。
鎌状のパーツがついていて枠にしっかり引っかかる仕様のデッドボルトがついていると、バールを差し込んで鍵を壊すことができません。
錠前の種類も必ず確認しましょう。
国内大手メーカーの玄関ドアはピッキングに強いディンプルキーが標準仕様です。
加えて外側に鍵の差し込み口が見えない電気錠やスマートキーも人気で、防犯面で採用する方が増えています。
最新のリフォーム用玄関ドアには、「脱着できるサムターン」「こじ開けにくい鎌状デッドボルト」「ディンプルキー」の全てが標準装備されているので安心です。
マンション・賃貸でも玄関ドアの防犯対策はできるのか
「マンションや賃貸住宅でも玄関ドアの防犯対策はできるの?」というご質問をよくいただきます。
まず、賃貸住宅の場合はどんなリフォームをするにも、作業前に必ずオーナーや不動産会社に相談しましょう。
ガラスフィルムを貼る方法などドアそのものにキズがつかない方法でも、後でトラブルになる可能性があります。
マンションの場合、工事内容によって手続きの内容が異なります。
玄関ドア本体はもちろん、錠前も全て共用部に該当するため、管理組合で交換の必要性を協議した後にリフォームの許可が出ます。修繕積立金で全戸一斉にドア交換する可能性もありますので、まずは管理組合へ相談しましょう。
LIXIL・YKKapの最新おすすめ玄関ドア
では最後にLIXILとYKKapの最新おすすめ玄関ドアを紹介します。
リフォームに特化した玄関ドアは、リクシルのリシェントとYKKapのドアリモが人気です。
どちらも室内側のカギのつまみは取り外しができるサムターンなので、万一ガラスを割って手を入れられてもカギを開けることはできません。
※取り外しできるサムターンはLIXILが「セキュリティサムターン」、YKKapは「脱着サムターン」という名称ですが、基本的な機能は変わりません。
もちろんドアと枠の噛み合わせを強化できる鎌付デッドボルトもついていますので、大きなバールでも簡単にこじ開けることができないので安心です。
さらに、どちらも10分間ピッキングに耐えられるディンプルキーが2箇所ついているツーロックが標準仕様で、鍵穴が見えないスマートキーのオプションも選べます。
玄関ドアの防犯性を高めたい方にはオートロック機能付きのスマートキーがおすすめです。帰宅時にドアを閉めると自動的に施錠する機能や、1つ目の鍵を開けて数十秒以内に2つ目の鍵を開けないと再度施錠される機能、タグキーやリモコンキー、スマートフォンで解錠操作してから一定の秒数扉が開かなかったら再度施錠される機能が搭載されています。
【毎日更新中】「玄関ドアマイスター」の施工事例はこちらから▶︎▶︎▶︎
まとめ
最近の闇バイトによる強盗事件は、静かな住宅地で築20年以上の古い建物が狙われています。
ご家族と財産を守るためにも早めにお住まいの玄関ドアを見直しましょう。
ご自宅にどのような玄関ドアを付ければいいか迷ったら、知識と施工実績が豊富な「玄関ドアマイスター」へお気軽にご相談ください。
ご自宅にいながら簡単に玄関ドアリフォームの金額が分かる「簡単見積もりサービス」をご利用いただけます。
私たち「玄関ドアマイスター」は、昭和5年の創業以来建具一筋!玄関ドアリフォームの施工件数全国1位をこれまで何度も獲得している直販会社です。どこにも負けない明瞭価格に、高品質な施工と対応、安心のアフターサービスの3拍子が揃っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
過去の動画では、勝手口ドアの防犯対策を紹介していますので、気になる方は合わせてご覧ください。
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“玄関ドアマイスター”は、LIXIL主催コンテストでリシェント部門の全国1位を6回、YKKap主催コンテストでドアリモ部門の全国1位を2回受賞しています。
工事は下請け会社に任せず、全て自社で行うことにこだわり、工事品質を高めてきました。
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