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2018年4月17日

勝手口ドアの防犯対策


防犯の心配事

 

近年の空き巣犯罪は悪質化・多様化し、家づくりやリフォームを考える時、防犯への備えを考えずには本当の意味での安心な暮らしを手に入れることは難しくなっています。その上で、どのように防犯対策を行っていけば良いのでしょうか?肝心なのは、泥棒に「侵入を断念させる」工夫をすること。そのために考えるべきことをこの記事にまとめました。

住居侵入の手口

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実際に、泥棒はどのように住居に侵入してくるのでしょうか?平成29年の警察庁の調査によれば、一戸建て住宅で発生する侵入窃盗件数のうち、その90%以上が玄関や窓、勝手口などの開口部を経由して侵入していることがわかっています。つまり家の防犯対策を考える上では、玄関や窓、勝手口などからの侵入をいかに防ぐか、という問題は絶対に外すことができない要素であると言えます。侵入する際の手口については以下の通りです。

無施錠の開口部からの侵入

空き巣と言えば、バールやピッキング工具などを巧妙に操り、職人顔負けの技術で家の中に侵入する、というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、何と空き巣の侵入手口のうち、約45%は無施錠の開口部から侵入しているという調査結果があるのです。

「自分の家は外出の時は必ず施錠するようにしているから大丈夫」と考えていませんか?巧妙な空き巣犯は、そうした「心の隙」を狙い、労せず室内に侵入しているのです。「ちょっと近くに行くだけだから」「すぐに帰るから」などと、玄関や窓の施錠確認を疎かにしていると、あっという間に侵入されてしまいます。財産を失ってしまった後に自らの油断を後悔しても、もう遅いのです。

外出時だけではなく、就寝するときやゴミ捨てなどのちょっとした用事で家を空ける際も、戸締りは厳重にするとともに、空き巣犯に少しの隙も見せないような自衛策を講じる必要があります。いくら最先端の防犯設備を揃えて、防犯対策を万全に講じているからと言っても、無施錠のドアや窓では誰にでも突破されてしまいます。設備を充実させる前に、まずは防犯に対する意識を向上させる必要があるのかもしれません。

窓などのガラスを破って侵入

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ほとんどの家に窓があると思います。窓は空気や熱を家の中に循環させる大切な役割を果たしてくれるとともに、太陽の光を室内に届けてくれる重要なものです。しかし、この窓はガラスでできているために脆く、空き巣犯の格好の侵入経路となってしまいます。一戸建て住宅の空き巣被害のうち、38.2%はガラス破りにより侵入されています。

ガラスを破られると、いくら施錠をしていたとしても中にある錠を回してしまえば侵入が可能です。結局は、空き巣犯にとって無施錠の家を狙うことの次に簡単なのが、ガラス破りという手口なのです。

では、ガラス破りへの対策は講じる余地がないのかと言えば、そんなことはありません。窓をガラス破りに強くする方法はあります。クレセント錠を取り外し式にしたり、補助錠を取り付けてダブルロックにしたり、割れにくい素材のガラスを採用したりなど、空き巣犯に狙われ難い窓にする方法は複数存在します。

リフォーム用の勝手口ドアや玄関ドアでは、室内側のカギのつまみ(サムターン)を外せるようになっているので、万一空き巣犯にガラスを破られてもカギを開けられない仕組みになっています。

ドア錠破りや施錠開けなど

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シリンダー内に特殊な工具を入れて鍵を開錠する「ピッキング」と呼ばれる手口や、バールなどの工具を用いてドアを無理やりこじ開ける手口がこれにあたります。全体の約4.5%で、3つ目に多い侵入の手口です。また、ドアなどに付いている採光窓を破ったり、ドア自体に穴を開けて内側から鍵を開ける「サムターン回し」と呼ばれる手口もこれに含まれます。

最近では、こうした手口に対抗する設備が建材メーカー各社から発売されており、ある程度までなら防ぐことは可能です。空き巣犯が特に嫌うのは、「開錠に時間がかかること」であると言われています。開錠に手間取れば手間取るほど、空き巣犯自身が目撃されるリスクは高まりますし、そのことは空き巣犯の焦りを誘います。したがって、こうした手口を未然に防ぐためには、いかに空き巣犯に犯行をためらわせるか、ということになります。この観点からも、例えばダブルロックにするだけでもある程度はこの手口による被害を防ぐことができます。

勝手口ドアに必要な防犯性

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上述したように、勝手口ドアは空き巣の侵入経路となる要素が十二分にあるため、「普段あまり使わないから」と言って防犯対策をなおざりにしてはいけません。むしろ勝手口のドアは、玄関などの表入り口と比べて家の正面に位置しておらず、裏手にある場合が多いため、人目にさらされるリスクが比較的低いことからも、狙われやすいという側面もあります。

ツーロックにする

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「空き巣犯は侵入に時間を要することを嫌う」と言うのは前述したとおりですが、その上でツーロックのドアにするというのは極めて有効です。そもそもロックが2つあるというだけで侵入を諦めてしまう場合もあるのです。

こじ破りにも配慮

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勝手口ドアは、玄関ドアに比べると厚みやドア自体の強度もやや劣るだけに、こじ破りの対象にされやすいのも事実でしょう。したがって、こじ破りへの対策も十二分にとる必要があります。LIXILリシェントやYKKドアリモでは、写真のように鎌付のデットボルトになっているので、バールによるこじ破りに対策が施されています。

サムターン回しにも注意

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サムターン回しは工具を用いて窓やドアに穴を開けてドア内側のサムターンを回すことで開錠する手口ですが、勝手口ドアは人目に触れにくい位置にあることが多いため、空き巣犯にとっては心理的なハードルが低く(とっつきやすい)なり、工具等を用いたサムターン回しがしやすくなる可能性があります。

LIXILリシェントやYKKドアリモは、サムターン自体を取り外すことができるため、こうした機能も吟味してドアを設置するようにしましょう。

高強度のガラスも検討する

防犯ガラス

いくら開錠され難いシリンダーや強度の高いドアを採用しても、採光窓を破られて開錠されては意味がありません。近年は、破られにくい構造の防犯ガラスも用意されているため、積極的に検討しましょう。

数値で見る勝手口ドアの防犯性

空き巣被害の9割以上が玄関や窓、勝手口などの開口部が侵入経路となっていることはご説明しました。その中でも「窓」からの侵入が57.6%と最も多く、次いで玄関などの「表入口」が17.5%、勝手口などの「その他の出入口」が17.1%となっています。玄関や勝手口ドアからいわば「堂々と」侵入するケースが約35%もあるのです。

こうした数値を紐解いていくと、いかに玄関ドアだけでなく勝手口ドアにも防犯対策が必要であるかがわかります。「うちは大丈夫」「まさか我が家が被害には遭わないだろう」などと油断せず、是非必要な対策を進めてください。

LIXILのリシェントの防犯性

リシェント勝手口ドア

 

LIXILの「リシェント」は、高い防犯性を持つ勝手口ドアのシリーズです。

  • 2ロックのシリンダー
  • こじ破りに強いデッドボルト
  • 合わせガラスで窓破りに強いガラスも選べる
  • サムターンの取り外し可能

上記の防犯対策を標準装備しています。中でもシリンダーについては、2ロックであるだけではなく、耐ピッキング性能に優れたディンプルキーを選択できるため、よりピッキングに強い勝手口にすることができます。また、サムターン回しへの対策として、サムターンを取り外しできるようになっている点でも、防犯性能への同社のこだわりがうかがえます。

YKKドアリモの防犯性

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YKK apの「ドアリモ 勝手口ドア」は、LIXILリシェントと同様、防犯性能にも配慮した高性能な勝手口ドアのシリーズです。

  • 2ロックのシリンダー
  • ディンプルキーを標準採用
  • 2つの鎌錠(デッドボルト)
  • 脱着式サムターン(「ディンプルキー+脱着サムターンセット」の場合の仕様)

LIXILのリシェントと比較して最大の特徴は、耐ピッキング性能の高いディンプルキーを標準で採用していること。空き巣犯の約7割は、5分以内に開錠できないと開錠をあきらめるというデータもあるため、ピッキングに強い機構を採用しているドアリモは、空き巣対策が十分にとれる勝手口ドアであると言えます。
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勝手口ドアにおすすめの防犯グッズ3選

LIXILやYKK apの勝手口ドアシリーズでも十分な防犯対策はとれますが、どれだけ対策をしても、100%被害を防げる保証はどこにもありません。プラスαの対策として、簡単に取り入れることのできるおすすめの防犯グッズをご紹介します。

サムターンガード

ドア自体に穴を開け、外から工具を差し込んでサムターンを回す手口を「サムターン回し」と呼びますが、これを防ぐのがサムターンガードです。文字通りサムターンの周囲を物理的にカバーで覆うことにより、サムターン回しを防ぐことができます。ホームセンターなどで簡単に購入できることから、比較的お手軽な防犯対策としておすすめです。

ドアアラーム

ドアの不正開錠を感知した場合、アラームが鳴るようにする仕組みがドアアラームです。空き巣犯は目立つことを嫌がります。例え侵入しようとする家が無人であるとわかっていても、ドアを不正に開けたタイミングでアラームが鳴ると心理的なプレッシャーともなります。こちらも、ホームセンターなどで手軽に購入でき、乾電池式のものが主流のため配線を気にすることがありません

センサーライト

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夜間などでは、街灯の光が届かない家の裏手は空き巣犯の格好の隠れ場所になります。そうした暗がりに勝手口ドアがある場合は、空き巣犯の犯行をよりやりやすくしてしまうのです。人感式のセンサーを勝手口ドアの周囲に配置することで、夜間でも自らの行動が通行人に目立ってしまうため、高い防犯効果が見込まれます。配線関係の問題は解消しなければなりませんが、防犯カメラなどとセットにして考えればさらなる効果が期待できます。

もちろん防犯対策だけではなく、家人が遅い時間に帰宅したときなどは安全に足元を照らしてくれます。

まとめ

勝手口ドアの防犯性能を高めることがいかに大切か、ご理解いただけましたでしょうか?玄関ドアにばかり目が行って、意外と勝手口の方の防犯対策はないがしろにしてしまいがちです。こうした油断を、空き巣犯は見逃してはくれません

日ごろから防犯に対する意識を高く持ち、必要な対策を講じることで、大切な家と財産を守ることにつながるのです。

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