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コラム

公開日:2024年4月1日

/ 最終更新日:2024年04月18日

窓の断熱ガラスの種類と選び方|メリット・デメリット・注意点も解説

窓の断熱ガラスの種類と選び方|メリット・デメリット・注意点も解説冷暖房の効率を高めて快適な室内環境を保つには、窓の断熱性能の向上が重要です。

窓の性能向上に不可欠なのが、断熱ガラスです。

複層ガラスやLow-E複層ガラス、トリプルガラスなど、さまざまな種類の断熱ガラスがあり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。

この記事では、断熱ガラスの種類と性能について詳しく解説し、ご自宅の窓に適した断熱ガラスの選び方をお伝えします。

また、断熱ガラスに交換する際に考慮すべき注意点もお伝えするので、断熱ガラス選びの参考にしてください。

 

窓の断熱ガラスの種類と特徴

窓の断熱ガラスの種類と特徴

窓の断熱ガラスには、主に4つの種類があります。

  • 複層ガラス
  • Low-E複層ガラス
  • トリプルガラス
  • 真空ガラス

順番にみていきましょう。

 

複層ガラス

複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気や不活性ガスを封入した構造で、ペアガラスとも呼ばれます。

ガラス間の空気層が断熱効果を発揮して外気温の影響を受けにくくなり、一般的な断熱ガラスとして新築住宅では広く普及しています。

既存のアルミサッシでも、アタッチメントを使えば複層ガラスを取付可能です。

Low-E複層ガラス

Low-E複層ガラスは、複層ガラスの内面に特殊な金属膜をコーティングしたものです。

「Low-E」は「ロウイー」と読み「Low Emissivity」の頭文字を取ったものです。

金属膜が太陽光の熱を反射し、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を保ちます。

通常の複層ガラスよりも断熱性能が高く、金属膜を貼る位置によって遮熱タイプと断熱タイプの2種類があります。

遮熱タイプは、夏の強い日差しもしっかりと反射します。主に西向きの部屋に使用されることが多いです。

一方で断熱タイプ日差しをある程度取り入れるので、西向き以外の窓に適しています。

トリプルガラス

トリプルガラスは、3枚のガラスを組み合わせた構造で、3枚のガラスの間に2つの中空層があります。

複層ガラスよりさらに高い断熱性能を発揮し、寒冷地の住宅に適しています。

中空層にアルゴンガスを封入した高断熱仕様が主流です。

また、窓が冷たくならないので結露も発生しにくいです。

一方で、ガラスが増えた分、室内への日差しが遮られて部屋が少し暗く感じます。

 

真空ガラス

真空ガラスは、2枚のガラスの間を真空状態にすることで、トリプルガラスよりもさらに高い断熱性能を実現します。

また、真空層の遮音性が高く、防音効果もあります。

非常に高性能ですが、他のサッシと比較して高価なのがデメリットです。

 

断熱ガラスの性能比較

一般的に断熱性能は以下の順番に高くなります。

複層ガラス<Low-E複層ガラス<トリプルガラス<真空ガラス

※ガラスや中空層の仕様により異なります。

ただし、コストも高くなる傾向にあります。

お住まいの地域の気候や予算に合わせて、適切な断熱ガラスを選びましょう。

なお弊社では、窓(サッシ)交換や内窓(二重窓)の設置のリフォーム工事を承っております。

真空ガラスは取り扱いがございませんのでご了承ください。

 

窓リフォームは「どのくらい費用がかかるのか」ご希望の窓の大きさに合わせて簡単にシミュレーションできます。

補助金の額もご案内しますので、以下からチェックしてみてください。

内窓・窓交換の簡単お見積もり

窓の断熱ガラスのメリットとデメリット

断熱ガラスの窓から入る日差し断熱ガラスは、優れた断熱性能や結露防止効果などがある一方で、コストや重量増などのデメリットもあります。

それぞれ確認しましょう。

 

断熱ガラスのメリット

断熱ガラスのメリットは、主に以下の3つです。

 

断熱ガラスに変えるメリット

  • 外気温の影響を受けにくいため、快適な室内環境を保てる
  • 結露の発生を抑えられる
  • 光熱費を削減できる

 

外気の熱や冷気の60〜70%が窓から室内に伝わります。

一年中快適な室内環境を保つには、窓や玄関の断熱対策が重要です。​​

 

断熱ガラスのデメリット

断熱ガラスには、主に2つのデメリットがあります。

  • 通常のガラスより重い
  • 通常のガラスより高価格

断熱ガラスは複数のガラスの組み合わせにより、通常のガラスよりも重量が増えます。

通常のガラス戸よりも、窓を開閉する際に重さを感じることがあります。

そして、通常のガラスと比べて断熱ガラスの価格は高いです。

とはいえ、冷暖房の光熱費が削減できるので長期的にはコストメリットがあり、補助金を活用すれば出費も軽減できます。

なお、弊社では、補助額をご契約の段階で「直接値引き」いたします。

利用できる補助金事業に応じてお得なプランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

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断熱ガラスを導入する際の注意点

結露している断熱ガラスの窓断熱ガラスを検討する際には以下4つの注意点があります。

  • 遮音性能は向上しない
  • 既存サッシのまま断熱ガラスに交換しても十分な効果は得られない
  • アタッチメント部分に結露が発生しやすい
  • 業者選び

順番に解説します。

 

遮音性能は向上しない

断熱ガラスでは、遮音性能の向上は期待できません。

複層ガラスはガラス間の空気層が薄く、音を遮断するには不十分です。

騒音対策が必要な場合は、内窓であるインプラスや防音カーテン・防音扉などを検討しましょう。

 

既存サッシのまま断熱ガラスに交換しても十分な効果は得られない

既存サッシがアルミだと熱の出入りが大きく、断熱ガラスに交換しても十分に断熱性能を活かせません。

最大限の効果を得るには、ガラスのみの交換ではなく、手軽に交換できる窓のリプラスを検討してみてください。

リプラスは、室外側にアルミを使用して強度を持たせ、室内側に樹脂を採用して結露を防止する、メリットを持ち合わせた窓です。

 

アタッチメント部分に結露が発生しやすい

断熱ガラスを既存の窓枠に後付けすると、サッシ部分に結露が発生しやすくなります。

これは、アタッチメントによりサッシの面積が増えるためです。

断熱ガラスに交換すると、ガラス面の結露は付きにくくなりますが、サッシは結露するので注意しましょう。

断熱ガラスは快適な住環境づくりに必要ですが、ご自宅の条件に合わせた選択が大切です。

弊社に相談いただければ、最適な断熱ガラスをご提案いたします。

 

業者選び

窓や玄関の交換は、製品選びの他に、確かな施工技術も必要です。

クチコミや工事実績・窓やドアの交換を専門的に行なっているか、事前に確認しておきましょう。

 

窓の断熱効果を高める方法5選

窓の断熱効果を高めた施工事例窓の断熱効果を高める方法は以下の5つです。

  • 断熱ガラスへの交換
  • 内窓の設置
  • 樹脂サッシへの交換
  • 断熱カーテンの設置
  • 断熱シートやボードの取付

順番にみていきましょう。

 

断熱ガラスへの交換

断熱ガラスへの交換は、既存のサッシを利用して断熱ガラスに交換するので、断熱性能は十分とはいえませんが、サッシごとの交換よりも安価に断熱性能を高められます。

ガラスの断熱性能が上がり、若干結露しにくくなりますが、既存のアルミサッシは変わらずに結露するので注意しましょう。

 

内窓の設置

内窓は、既存の窓の内側に新たな窓を設置する方法です。

内窓と外窓の間に空気層ができるため、断熱性能や防音性能が向上します。

既存の窓を活かせるため、コストを抑えられるのもメリットです。

一方で、換気する際は内窓と既存の窓の両方を開閉する手間があるので、頻繁に開閉する窓には向きません。

 

樹脂サッシへの交換

アルミサッシに比べて、樹脂サッシは熱伝導率が約1000分の1と断熱性に優れています。

結露の発生も抑えられるため、冬場も快適です。

一方で、樹脂サッシはアルミサッシに比べて紫外線による劣化が早いです。

とはいえ、樹脂サッシの寿命は50年ほどとされているので、それほど気にする問題ではありません。

紫外線の劣化を抑え、耐久性を高めるためには、サッシの外側は高耐久のアルミ、内側は高断熱の樹脂活用したハイブリッド窓がおすすめです。

断熱カーテンの設置

断熱カーテンは、厚手の生地や特殊な素材を使用しており、窓からの熱の出入りを抑制します。

カーテンを閉めると、室内の温度変化が緩やかになり、冷暖房の効率を高めます。

ご自身で手軽に取り付けられるので、簡単に断熱性能を上げる方法です。

 

断熱シートやボードの取付

窓ガラスに断熱シートを貼ったり、窓枠に断熱ボードを取り付けたりすることで、断熱効果を高められます。

断熱シートは透明で目立ちにくく、断熱ボードは簡単に取り外しができるため、賃貸住宅でも利用しやすい方法です。

低コストで手軽に断熱効果を得たい方におすすめです。

 

窓の断熱ガラスの費用と補助金

窓の断熱ガラスの費用と補助金について窓の断熱ガラスを導入する際には、費用面での検討が重要です。

断熱ガラス交換にかかる費用と、利用可能な補助金・助成金について説明します。

 

断熱ガラス交換にかかる費用

断熱ガラスの窓に交換する費用一例
参考までに、引き違い窓で、腰高窓サイズ(1,000mm×1,500mm)、LIXIL『リプラス』のトリプルガラスでシミュレーションしてみましょう。 (弊社の内窓・窓交換の簡単お見積もりより算出)

費用は、¥350,160(税別)で補助額は、¥74,000です。

マイスター社長
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大きい窓ほど断熱効果が高くなるため補助額も大きくなります!

 

断熱ガラス導入に関する補助金・助成金

国や自治体では、住宅省エネ化を推進するため、断熱ガラス導入に関する補助金・助成金を設けています。

代表的なものとして「先進的窓リノベ2024事業」があり、補助金制度を活用することで費用負担を軽減できます。

また、各補助金は予算がなくなり次第終了となりますので、ご検討される方はお気軽にご相談ください。

 

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快適な住環境のための窓の断熱ガラス選び

窓に断熱対策を施した施工例断熱ガラスは、冷暖房の効率を高めて結露の発生を抑制し、快適な住環境を実現するために欠かせません。

交換時に費用が発生しますが、快適性と省エネ性を両立でき、長期的な視点で費用面でのメリットも出せます。

また、補助金が活用できるので、ご負担を最小限に抑えられます。

まずはお気軽にご相談ください。

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マイスター社長
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玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換と併せて行う窓のリフォーム(内窓・窓交換)を承っています。玄関ドアや窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。

 

玄関ドアマイスター/窓リフォームマイスターの施工事例一覧

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お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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