お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
近年、住宅に押し入るタイプの強盗が増えていることから、改めて注目されているのは「玄関ドアの防犯」です。防犯性能が低い玄関は、空き巣や強盗に狙われやすく、一方で防犯意識の高さが伺える玄関は敬遠されます。
では、どうすれば玄関の防犯性能を向上させられるのでしょうか。本記事では「玄関ドアの外側」と「玄関ドアの内側」に分けて、防犯性能を向上させるコツを解説します。
少しでも不安に感じる人は、対策を取って安心を手に入れましょう。
目次
玄関ドアの防犯性を高める方法は?【外側編】
はじめに、玄関ドアの外側で行える防犯対策を考えてみましょう。手軽に取れる方法もあるので、実行できるものから手を出してみてください。
玄関ドア周辺が道路から見えるようにする
1つ目の方法は「道路から玄関ドアが見えるようにすること」です。
空き巣や強盗が玄関ドアから侵入を試みる場合、最も警戒するのは人に気づかれることです。特に道行く通行人から「怪しい動きをしている」と思われれば通報される可能性があるので、道路からの視線が気になるものです。
人の背丈ほどもある大きな塀や生け垣が玄関前に配置されていると、一度中に入られれば通行人の目を隠すことになります。高さを抑えるなどして、玄関が人目に触れるようにしてみましょう。
玄関ドア周辺を明るくする・センサーライトをつける
同じ理由で「玄関ドア周辺を明るくすること・センサーライトを取り付けること」も効果的です。夜は不審者がいても気づかれにくく、侵入を試みる人にとって暗闇は格好の隠れみのになります。
玄関ドア周囲に高い照度の照明を設置したり、人が近づいたときに反応するセンサーライトを配置すれば、人がいることに気づきやすくなります。センサーライトであれば、点灯・消灯を繰り返すのでさらに目立つことになるでしょう。
>関連コラム:玄関に設置する照明器具について。おすすめのタイプは?
セキュリティシステムを導入する
警備会社が運営する「セキュリティシステムの導入」も考えてみましょう。
セキュリティシステムとは、玄関ドアや窓のまわりに設置することで、設定中に窓が開いたり、熱センサーが感知したりするとき、警備会社に通報されるシステムです。
深夜・早朝でも、短時間で警備会社が駆けつけてくれるので、非常に高い安心感が得られます。
防犯カメラを導入する
視覚的に防犯意識の高さを見せるためには「防犯カメラの導入」も効果的です。
玄関の周囲の分かりやすい場所に防犯カメラがあれば、侵入者に対して対策を取っている姿勢を見せつけられます。ただし、配線の有無や外観の質感などで、手慣れた人ならダミーと本物を見分けられるので、ダミーではなく本物を導入したいところ。
防犯カメラは威圧のほかに、不審者の玄関近くでの動作を記録してくれることも期待できます。
防犯性の高い玄関ドアにリフォームする
>施工事例:ピッキングされにくい、リモコンキー付きの玄関ドア(川崎市)
ここまで様々な玄関まわりの防犯対策を紹介しましたが、実は最も効果的な玄関の防犯対策は「玄関ドアのリフォーム」です。玄関ドアを更新することで、どんな効果が期待できるのか詳しく見てみましょう。
鍵穴が2つになり解錠までの時間を稼げる
現行の玄関ドアの機種のほとんどは「玄関ドアの鍵穴が上下に2つ」ついています。
鍵穴が2つになれば、ピッキングなどで解錠を試みる場合の時間も単純に2倍になるので、時間をかけたくない侵入者にとって防犯効果を発揮できるでしょう。
ディンプルタイプの鍵でピッキング対策に
従来の玄関ドアの場合は、専用の工具を用いて解錠するピッキングへの弱点を持っていました。現行の玄関ドアの採用されている「ディンプルタイプの鍵を利用」することでピッキング対策になります。
スマートコントロールキーで鍵穴をなくす
リモコン式の鍵やタッチキー方式の鍵を利用することで「玄関ドアの鍵穴を排除」できる可能性があります。
先述したピッキングを中心に、玄関ドアを破る手段として鍵穴への攻撃が挙げられます。鍵穴を排除できれば攻撃手段がひとつ減らせます。また、スマートコントロールキーのいくつかは自動施錠の機能も持っているので、締め忘れによる空き巣を防げる可能性があります。
玄関ドアの防犯性を高める方法は?【内側編】
続いて玄関ドアを境にして内側で行える、玄関ドアの防犯性能向上の対策を考えてみましょう。
ガラスに防犯フィルムを貼る
玄関ドアに大きめのガラス部分があるなら「防犯フィルムの貼り付け」が手軽で効果を発揮するでしょう。ガラス部分が破られて手を入れて鍵を解錠する、いわゆるサムターン回しを試みる侵入者に効果的です。
ただし、専用の防犯ガラスと比べると衝撃への耐久性が低くなるので、可能であればガラス自体を防犯ガラスに更新することが望ましいです。
サムターンカバーの取り付け
玄関ドアにドリルで穴を開けるサムターン回しに対して「サムターン部分にカバーを取り付ける」ことで解錠を防ぐ方法です。
サムターン部分にカバーを被せるだけと、非常に手軽に実行できる方法なので、防犯対策の一歩目として取り付けてみましょう。
インターホンをスマートフォン対応タイプにする
インターホンが鳴ったときに「スマートフォンで受信できるタイプ」に変更するのも効果的です。
空き巣が家人の有無を確認する方法に、インターホンを鳴らすものがあります。応対すれば在宅中を確認でき、返事がなければ不在を確信して空き巣に入るのです。
スマートフォンで応対できれば、空き巣は「この家は人がいるからやめておこう」という気持ちになるでしょう。
玄関ドアの防犯に関する疑問アレコレ
>施工事例:1日でリモコンキー付き玄関にリフォーム(府中市)
玄関ドアの防犯について、ふと感じられる疑問があります。最後に、疑問と回答を紹介します。
ドアチェーン・ドアガードが意味がないって本当?
玄関ドアには、一定以上ドアが開かないようにする、ドアチェーンやドアガード(U字型のロック)が付属していることがあります。「ドアチェーンやドアガードは施錠しても効果がないって聞いたんだけど…?」というのが1つ目の疑問です。
回答は「限定的ながら効果はある」というものです。
ドアチェーンは、適切な施錠を行えば外から解錠するのは困難です。ただし、ワイヤーカッターを利用すれば切断されてしまいます。ドアガードはドアチェーンより簡単で、方法を知っていれば数秒で解錠されてしまいます。
ドアチェーンもドアガードも「急に開けられないようにするための限定的な効果しか持たない」と認識しましょう。
無理やりこじ開けられることがあるって本当?
「玄関ドアが無理やりこじ開けられることがあるって聞いたんだけど…?」が2つ目の疑問です。
実は「バールのようなものを使用すれば、玄関ドアは無理やりこじ開けられる可能性があります」。バールで玄関ドアのロック部分を露出させれば、解錠されてしまうのです。
バールが入る隙間をなくす専用のプレートを設置する。鎌付デッドボルトと呼ばれる、施錠時に鎌状のものが飛び出る機構がついた玄関ドアを利用する。こういった対策が考えられます。
まとめ│玄関ドアの防犯はリフォームで実現
>施工事例:防犯性を高めるため、引き戸を開き戸にリフォーム(足立区)
様々な玄関の防犯対策を紹介してきましたが、結論として防犯効果を高めるには「防犯効果の高い玄関ドアへのリフォーム」が最適解です。
紹介した、2ロック・ディンプルキー・鎌付デッドボルトなどの防犯対策が標準で施されており、オプションでサムターン回し対策やスマートコントロールキーなどを搭載できるからです。
また、道路から玄関を見たとき、古い玄関ドアであれば「防犯性能が低そうだ」と不審者に思われてしまうので、新しくするだけでも視覚的に防犯効果を高められます。
まずは玄関ドアのリフォームを行い、追加で防犯カメラやセキュリティシステムなどを導入して安全性を高めましょう。
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