玄関は毎日出入りする場所で外気の影響も受けやすい場所なので非常に汚れやすくなっています。玄関ドアは住宅の顔とも呼ばれている場所なので、玄関ドアが汚れていると住宅自体の評価も下がります。そのため玄関ドアと玄関内は常に綺麗にしておかなければなりません。そこで今回は玄関内・玄関ドアの汚れを掃除する方法と汚れが付かないように防止する方法をご紹介します。
玄関が汚れる原因とは?
玄関は様々な原因によって常に汚れる可能性があります。
靴の裏
外を出歩いて来た後の靴の裏は泥だらけになっています。特に雨の日は雨水によって濡れているので、玄関内に雨水が残ってしまい汚れの原因となります。またスポーツやアウトドアなどで泥や砂の多い地面を歩いて来た後も靴の裏に汚れが溜まっているので、それが玄関内に残ってしまいます。
泥が玄関内にそのまま残ってしまうと乾燥して黒ずみとなって床の上に残ってしまいます。そうなると少し残っているだけでも目立ってしまいますし、明るい色のタイルや大理石などの綺麗な床の場合尚更汚れが目についてしまいます。
毎日使用する物なので完全に防ぐことは出来ませんが、靴は玄関を汚す最大の原因と言っても過言ではありません。
使用後の傘
雨天時に使用した傘は、当然使用後には大量の雨水が付着しています。傘をそのまま中へ持ち込むと玄関が水浸しになってしまい、汚れの原因となってしまいます。
水は放置しておくと結露やカビの原因になるので注意が必要です。特にカビが発生すると見栄えが悪くなるだけでなく、カビから発せられる胞子が病気の原因にもなりかねないので不健康な室内になってしまいます。
ペットの毛
ペットを飼っている人は注意して下さい。特に室内でペットを飼っていて外に散歩させることがある場合は、ペットが玄関を出入りすることになります。その時に玄関に落ちる毛が汚れの原因になってしまいます。
玄関ドアの場合
玄関の気になる汚れは床面だけでなくドアにもあります。
ドアを開閉する際につい素手でドア本体を触ってしまうことがあります。素手で触るとそこに手垢が付いてしまいます。特にドアノブは頻繁に手で触る場所なので手垢が付きやすい場所です。
玄関ドアは内側よりも外側の方が汚れやすい傾向にあります。外側は外気の影響をダイレクトに受けるので、雨風・土埃・排気ガスなど常に汚れの原因に晒されています。季節によっては花粉や黄砂なども汚れの原因となります。
海沿いの住宅に住んでいる方は潮風にも注意して下さい。潮風は金属を錆びつかせてしまう効果があるので何もしなくても玄関ドアが汚れてしまいます。
玄関ドアが白くなる原因
汚れが激しい玄関ドアの中には白い斑点の様な汚れが見られることがあります。この白い斑点の原因はアルミが酸化したことによる錆びです。
アルミ製の玄関ドアはアルカリ性の成分がドアの表面に残ると白く錆びることがあります。これはアルカリ性の洗剤を使ってドアを掃除した後に洗剤が金属面に残ると出てきてしまいます。そのため玄関ドアの掃除でアルカリ性の洗剤を使用したら、必ず良く水拭きするように心がけましょう。
玄関ドアを掃除する方法
玄関ドアは毎日出入りする度に目にする場所なので、常に綺麗にしておきたいものです。玄関ドアを掃除する方法は雑巾による拭き掃除が効果的です。
乾拭き→水拭き→乾拭き
まず最初に乾拭きで目に見える大きな汚れを落とします。この時ドアの下側は特に汚れが溜まっていることが多いのでよく拭いてください。汚れた玄関ドアをいきなり水拭きすると表面のゴミを引きずってドアの表面を傷付けてしまう恐れがあります。そのため最初は必ず乾拭きから行ってください。
次に水拭きで手垢などの汚れを落とします。余程しつこい汚れでない限り洗剤を使わなくても綺麗に落とせます。水拭きでどうしても落とせないしつこい汚れがある場合は食器洗浄用の中性洗剤を使用します。
バケツに水を入れてその中に少量の中性洗剤を混ぜて、浸した雑巾を硬く絞りドア全体を拭き上げます。洗剤を使用した後はドアの表面に残らないように水拭きで洗剤をしっかり落とします。ドアノブには水200mlに対して粉末の重曹10gを混ぜた重曹水が有効です。同じく汚れが落ちるように拭き上げて下さい。
最後に表面に付着した水分を乾拭きで拭き取ります。水分が残ると臭いや湿気の素になってしまうので必ず拭き取ってください。
玄関タイル・石畳を掃除する方法
たたきは水や泥などの汚れが溜まりやすいので定期的な掃除が必要です。特にザラザラしたタイルや石畳の場合、隙間にゴミやホコリが引っかかってなかなか落ちないので入念な掃除が必要です。
たたきは掃き掃除
玄関のたたきはほうきを使って掃き掃除します。まず玄関にある靴・靴箱・傘・その他備品を全て別の場所へ移動させます。玄関に何もない状態になったらほうきで汚れを掃き出します。ゴミやホコリが完全に掃き出せたら備品を全て元に戻して完了です。
備品を全て移動させることは面倒に感じるかもしれませんが必ず行ってください。普段で歩くスペースしか掃除しないと、見た目は綺麗になっても隙間に汚れが残ってしまいます。そうなると折角掃除しても汚れが取り切れず残ってしまいます。
しつこい汚れは洗剤で磨く
ほうきで掃いても取れないほどしつこい汚れがある場合は洗剤を使用します。玄関のたたきは重曹もしくは中性洗剤が有効です。いずれかを混ぜた水をスプレーで噴射して汚れが気になる部分をブラシで磨きます。磨き終わったら水洗いして洗剤を完全に落とします。その後乾拭きして乾燥したら完了です。たたきが完全に乾燥するのは時間がかかるので、その間は玄関ドアを開放して置くと良いでしょう。
玄関の汚れ防止策をご紹介
これまで玄関と玄関ドアの掃除方法をご紹介しましたが、出来ることなら汚れる前に事前に対処したいものです。ここからは汚れがしつこくならないような防止策をご紹介します。
定期的に掃除する
玄関は毎日使う場所なので汚れを全く寄せ付けないことは難しいです。しかし普段から定期的な掃除を心がけておけばしつこい汚れが付くことは防げます。掃除のペースは週1回程度で、雨が降った後などは必ず掃除して下さい。
どうしても玄関の掃除に時間が取れず面倒に感じてしまう方は、部屋の中の掃除と並行して行うと時間効率が良くなります。
靴は靴箱へ
使用後の靴は玄関が汚れる最大の原因です。靴をたたきに置きっぱなしにしてしまうと泥やゴミが溜まってしまいます。そのため使用後の靴は靴箱にしまって泥が散らからないようにしましょう。靴の置き場所を一か所に固定して置けば必要以上に汚れが散らばることはありません。当然靴箱の中も定期的に掃除する必要があります。
傘は外で干す
雨天時に使用した傘は濡れているので汚れの原因になってしまいます。濡れた状態の傘をそのまま玄関の中に入れると雨水が溜まってしまい、結露やカビの原因になってしまいます。そのため濡れた状態の傘を玄関内に持ち込むことは避けましょう。使用後の傘は晴れた日に外で干して、乾いてから中で保管します。
まとめ
玄関は泥や雨水などの汚れが頻繁に出入りする場所なのでどうしても汚れやすくなってしまいます。玄関を清潔に保つためには定期的に掃除をする必要がありますが、掃除自体は簡単でそれほど時間もかかりません。面倒かもしれませんが普段から掃除を心がければ綺麗な玄関を保つことは出来ます。
玄関ドアマイスターの見積フォームへのリンク
http://nakamura-genkan.com/item-search/