コラム

公開日:2019年7月9日

/ 最終更新日:2019年12月21日

玄関の電気の節電について考える

玄関の電気を節約する方法をご紹介します。玄関の電気は頻繁に使ったり点けっぱなしにしたりと使用する機会が多いので、使い方を見直せば電気代の削減に大きく繋がります。省エネするためには電球の種類や使用方法について考えてみましょう。

玄関の電気代を節約したい!

玄関は外出・帰宅する度に毎日通る場所です。そのため電気も頻繁に使います。使うと言ってもリビングや寝室と違って滞在時間が短いので部屋ごとの電気消費量で見れば少ない方ですが、電気代の節約を意識すれば確実に省エネに貢献出来ます

電気代を節約するためには様々な方法が考えられます。電球の種類によって消費電力量は変わりますし、どれだけの時間電気を使い続けるかによっても左右されます。

当然電気はなるべく使わない方が電気代の節約になります。しかし電気を点けないと暗いままですし、夜間は真っ暗になってしまうので危険です。そのため電気を使わないわけにはいきません。電気代を節約することは電気を使わないことではなく、効率良く電気を使用することと言えます。

そこで今回は玄関の電気代を節約するための方法をご紹介します。やり方次第では大幅な電気代削減に繋がりますので是非参考にしてみて下さい。

電気の種類はダウンライトが人気

一戸建て住宅の玄関にはダウンライトがよく使用されています。ダウンライトは天井に埋め込まれていて真下や付近をピンポイントで照らす性能があります。電球が天井に埋め込まれており、存在感をあまり主張しないので天井をスッキリした空間に見せられます。非常におしゃれな見た目なので玄関だけでなく廊下やリビングで使用されることもあります。

ダウンライトを広い部屋で使う場合は複数のダウンライトを天井に設置して一つ一つの明かりの弱さをカバーしています。玄関の場合はそこまで広い範囲を照らすわけではないので、ダウンライト1個だけでも十分明るく照らせます。

節電に向いている玄関の電球の種類

玄関に使用できる電球はいくつかの種類があります。電球の種類によって消費電力量が大きく違ってくるので慎重に選ぶ必要があります。

白熱電球

玄関の電気には昔から白熱電球が使用されてきました。白熱電球は蛍光灯と違って明かりを照らす範囲は狭いですが、玄関程度の広さなら問題ありませんしスイッチを入れるとすぐに電気が点いてくれるので玄関の照明として最適です。白熱電球はワット数に違いがありますが、玄関向けでは60wが主流となっています。場合によっては40wの白熱電球も使えますが、60wに比べて若干暗めなのが難点です。

LED電球

LEDは蛍光灯や白熱灯に代わって浸透しつつある新たな照明器具です。非常にはっきりした明るさで遠くまで照らせるので道路の信号機や公共施設の照明器具として使用されています。そのLEDの電球タイプが玄関の照明器具として浸透してきています。

LED電球は本体価格が白熱電球に比べて高いものの、少ない消費電力量で非常に明るく照らしてくれます。LED電球は9w程度で白熱電球60wと同程度の明るさがあります。またLED電球は寿命が長いのもメリットの一つです。白熱電球の寿命が約1500時間に対してLED電球は約4万時間なので、白熱電球の27倍は長持ちすることになります。

両者の消費電力量を比較

白熱電球とLED電球の消費電力量を比較すると一目瞭然です。

玄関の照明向けの明るさの場合、60wの白熱電球の消費電力が54wなのに対してLED電球はわずか7.8wです。電気代が1kwh当たり27円で1日8時間照明を使用した場合、白熱電球が1年で4257円かかるのに対してLED電球は1年で615円しかかかりません。

省エネ向きな電球はLED電球

白熱電球1個の価格相場は約300円でLED電球は約1500円です。本体価格だけを見ると白熱電球の方が上回っていますが、消費電力量と寿命はLED電球の方が圧倒的に上回っています。つまり電気代の節約に向いているのは圧倒的にLED電球の方です。

照明の点けっぱなしについて

夜間に玄関の照明を点けっぱなしにする人はたくさんいます。本来ならば電気を無駄遣いしないためにも点けっぱなしは避けるべきですが、様々な理由によって点けっぱなしにせざるを得ない状況はあります。

例えば夜間にまだ帰っていない人がいる場合、暗いと玄関先で転んだり鍵を開けるのが困難になってしまうので帰ってくるまで玄関の照明を点けっぱなしにします。他にも防犯目的で不審者が敷地内に立ち入らないようにするために照明を点けている人もいます。

点けっぱなしのデメリット

家庭の事情により玄関の照明を点けっぱなしにしていることはよくありますが、やはり点けっぱなしはデメリットがあります。最も大きなデメリットは電気代の浪費です。他にも夏場には虫が寄って来てしまうというデメリットも考えられます。

白熱電球の点けっぱなしは極力避けるべき

玄関の照明の点けっぱなし問題で最も良くないのは旧型の白熱電球の点けっぱなしです。白熱電球は消費電力量が多く無駄遣いに直結してしまうので省エネ対策を考えているならば点けっぱなしは止めましょう。

LED電球も当然点けっぱなしにすると電気代の浪費になってしまいますが、LED電球はそれ自体の消費電力量が少ないので白熱電球に比べれば電気代の負担はそこまで多くありません。

家庭の事情によりどうしても玄関の照明を夜間に点けっぱなしにしないといけないならば、電球をLEDタイプに交換しましょう。

自動点灯は節電向き!

一戸建て住宅の場合、外の照明に自動点灯タイプを使用している方もたくさんいます。自動点灯タイプはセンサーが搭載されており、人が近づくと勝手に点灯する仕組みになっています。

そのため自動点灯タイプなら点けっぱなしを避けて使いたい時にだけ使えるというメリットが生まれます。人を選ばず誰が通過しても点灯するので、防犯装置としても非常に有効です。

自動点灯タイプの照明は電源式・電池式・ソーラー式などがあります。電源式の場合自宅の配線を繋げる必要がありますが、乾電池やソーラー電池を使用するタイプの場合はそのまま取り付けるだけで使用できます。

待機電力について

自動点灯タイプを使用する場合、点灯していない状態でも待機電力が発生します。そのため自動点灯タイプは無駄に電気を使用しているというイメージを持っているのではないでしょうか。

実際の待機状態における消費電力量は1w程度で年間にして約200円程度しかありません。そのためあまり心配するほどではありませんし、ましては照明を点けっぱなしにするくらいなら自動点灯タイプに切り替えた方が電気代はお得です。

玄関の照明はLED電球を使用して点けっぱなしを避ける

今回ご紹介した内容をまとめると、玄関の電気代を節約するためには白熱電球ではなくLED電球を使用することと点けっぱなしを避けることです。特に白熱電球はLED電球に比べて消費電力量が多いので取り替えるべきでしょう。

自動点灯タイプの照明器具も省エネに貢献します。待機電力を必要としますが点けっぱなしに比べれば全然少ないので積極的に取り入れてみましょう。

まとめ

今回ご紹介した内容は以下の通りです。

・LED電球は白熱電球に比べて消費電力量が少ないので省エネ向き

・点けっぱなしは電気代の無駄遣いになってしまうので避ける

・自動点灯タイプは消費電力量を抑えてくれるのでお勧め

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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