玄関ドアの耐用年数は、住宅の構造部ほど長くありません。外壁の再塗装や、屋根の吹き替えと同じくらいのスパンでの交換が理想的です。ところが、玄関ドアの交換は、リフォームの中でも、後回しにされてしまうことの多いリフォームです。玄関ドアの劣化が、家全体の外観イメージに影響を与えたり、玄関内の環境を悪化させたりすることには、意外と気が付かないものだからです。
システムキッチンや、システムバスは、まだリフォームするほどの年数がたっていなくても、最新の機種に替える快適さが、テレビコマーシャルなどで、消費者に伝わってきます。外壁が褪色すれば、家全体が古ぼけて見え、ヒビが入れば、住宅の耐震性に深刻な影響を与える恐れがあります。ところが、玄関ドアの場合には、具体的な故障が発生しない限り、リフォームは後回しにされがちです。
実は、玄関ドアのリフォームをすると、暮らしが快適になり、外観の印象も良くなります。それなのに、実際にドアに不具合が起きなければ、玄関ドアの交換を考える人は、多くはありません。開け閉めしにくいなどの不具合が起こらなくても、玄関内の環境と、自宅の外観のイメージアップのために、玄関ドアのリフォームを検討してみませんか?
玄関ドアのリフォームで得られる効果
玄関ドアには、玄関内の環境を調える為、3つの機能があります。家の中の環境や、道路や隣家との位置関係、予算に応じて、その機能を組み合わせたドアを選べます。
■ 玄関内の温度を調整しやすくする断熱ドア
断熱材と気密材、ガラス部分には、複層ガラスが使われた断熱ドアは、家の中から外への熱の流出と、家の外から、家の中への熱や、冷気と隙間風の流入を抑えます。
冬になると、玄関が寒く、玄関への訪問客の応対が辛いというようなことがなくなり、帰宅した瞬間に、暖かさが感じられる玄関に変わります。
■ 玄関内だけではなく、家の中にも風を通す通風窓のついた玄関ドア
玄関内は、防犯のため、玄関ドアを閉め切っているので、換気が悪くなりやすい場所です。換気の悪さは、玄関内の空気を滞らせるので、嫌なにおいや、カビを発生させることがあります。玄関を開けた瞬間に、微かにでも、空気の籠った臭いがすると、せっかくの外観の印象の良さが、失われてしまいます。また、カビが発生すれば、靴は、傷んでしまいます。
通風窓のついた玄関ドアは、玄関ドアを閉め切ったまま、風を採りこむことができます。そして、玄関ドアの通風窓からの風は、廊下と階段を通り抜け、1階と2階の部屋の窓へと抜けていきます。その結果、家の中に、広い風の通り道ができ、家全体に、換気の良い環境が作られます。
玄関ドアにランマならともかく、手が届くような位置にガラス部分が多いと、防犯性が低下するのでは?と心配される方も多いのではないでしょうか?でもご心配には及びません。侵入が不可能な幅である上に、窓部分にもロックがついています。
■ 玄関内を明るくする採光窓のついた玄関ドア
家の向きや、間取りによって異なりますが、昼間でも照明をつけないと暗い、という玄関のある住宅は少なくありません。リビングの窓を南に向けようとすると、玄関は北向きや、西向きになってしまうことが多いからです
このような玄関は、採光窓のついた玄関ドアに交換すると、玄関内に、陽射しを採り込め、明るい玄関に変わります。採光窓をつけると、通りや隣家から、玄関の中が丸見えになってしまうのでは?と心配される方も多いのではないでしょうか?でもご心配には及びません。
ガラス部分のサイズやデザインには様々なタイプがあり、周辺の環境に合わせて、適切な窓を選べます。大きなサイズの窓にしたい場合には、型ガラスや装飾ガラスが選べます。防犯性をさらに高めたい場合には、防犯合わせガラスに出来るデザインもあります。
リクシル
YKKAP
■ 家の印象をより良くする玄関ドア
玄関は、訪問客に第一印象を与える場所です。通りとの位置関係や、外構によっては、道を歩く人や、周辺の住民の目にも止まる場所です。玄関周りが常に整頓されている家からは、きちんと暮らしている印象、雑然としている家からはだらしない印象を受けます。同じように、玄関ドアがきれいな家は、家全体の外観デザインも良く感じられ、玄関ドアが古びている家は、せっかくの外観デザインの良さが発揮されません。
特に、外壁の再塗装や、外構のリフォームをした場合、玄関の古さが際立ってしまいますが、一緒に玄関ドアも新しいドアに交換すると、玄関内が快適になるだけではなく、家の印象が格段に良くなります。
■ 防犯性が高い玄関ドア
玄関ドアのリフォームで選べる鍵の種類には、手動キーと電動キーがあります。標準仕様は手動キーです。
標準仕様の手動キー
玄関ドアには、標準仕様として手動キーがついています。標準仕様の手動キーのままでも、従来の玄関ドアのカギに比べて、非常に防犯性能の高い鍵なので、防犯性能は安心です。ただし、使い勝手の良さという面から考えると、電動キーにはかないません。
玄関からの侵入強盗犯の手口で、最も多いのは、無施錠のドアから楽々侵入というものです。強盗の被害にあった戸建て住宅への侵入手口の中で、半数近くを占める手段は、無締りです。その為、カギのかけ忘れを防げる電動キーは、防犯性を高めます。
次に多い手口は、主にピッキングとサムターン回し、こじ開けです。ピッキングは、鍵穴に特殊な器具を差し込んで開錠する方法、サムターン回しは、カギの近くに穴をあけ、サムターンを回して開錠する方法、こじ開けは、ドアと壁の隙間に工具を差し込み、カギを破壊してドアを開ける方法です。
新しい玄関ドアには、これらの犯罪を、すべて防止するための対策が施されています。2つ目の鍵が開くまでに時間がかかると、再ロックされる機能を持つ2ロック、耐ピッキング性能の高いディンプルキー、取り外しができるサムターン、こじ開けに強い抵抗力を持つ鎌錠などが、すべて標準で搭載されています。
鍵の使い勝手が良くなる電動キー
玄関の鍵そのものの防犯性の高さは、手動キーでも、電動キーでも同じです。ただ、カギのかけ忘れを防いだり、開閉時の煩雑さをなくしたりしたい場合には、電動キーが向いています。
電動キーは、リモコンをポケットやバッグに入れておくと、ボタンを押すだけでカギを開けられる、もしくは、カードやスマホをかざすだけで、鍵が開けられるというキーシステムです。メーカーによって、名称は異なりますが、使い勝手はほとんど同じです。
両手に荷物がいっぱいでも、子どもを抱っこしていても、楽にかぎが開けられます。暗くなってから帰宅し、バッグの中からカギを探す、やっと見つけた鍵を差し込もうと思っても、鍵穴が見えないなどの煩わしさから解放されます。
玄関ドアのリフォームにかかる費用
玄関ドアの製品代と工事費です。工事はカバー工法で行いますので、特殊な事情がなければ、壁を壊したり、床を剥がしたりしません。廃材の量も少なく、工事費も、壁を壊す工事ほどかかりません。
玄関ドアそのものの製品代は、玄関ドアの性能、デザイン、枠タイプによって変わってきます。いくつか具体例をメーカー別に見ていきましょう。
LIXILリシェント
機能の違いによる価格の差…断熱機能のない玄関ドア・断熱ドア・断熱+通風ドア
加えて、
- キー付きリモコンキー(タッチキー)(50,000円)
- リモコンキー(タッチキー)(37,500円)
- カードキー(CAZAS+) (25,000円)
- S型ハンドル(5,000円)
- 傷を自然修復するキエテクノコート(5,000円)
- 高断熱K2仕様(31,500円)
- 防犯合わせ複層ガラス、または高断熱防犯合わせガラス(72,000円)などの機能性を高めるオプションを選ぶと、価格が上がります。
枠タイプによる価格の差
|
片開き |
親子 |
片袖 |
両袖 |
両開き |
製品代 |
¥201,000 |
¥237,600 |
¥210,150 |
¥238,500 |
¥309,600 |
工事費 |
¥52,000 |
¥70,000 |
¥70,000 |
¥90,000 |
¥90,000 |
合計 |
¥267,300 |
¥327,360 |
¥297,165 |
¥350,350 |
¥428,560 |
- 片開き 1枚の扉を開閉するドアです。
- 親子 幅の広い親扉と幅の狭い子扉を組み合わせたドアです。親子ドアは、両側を同時に開くと、通行できる幅が広がり、車いすでも通れます。
- 片袖 扉の片側に、開閉できない袖がついているドアです。
- 両袖FIX 扉の両側に、開閉できない袖がついているドアです。
- 両開き 2枚の扉を両方に開けるドアです。
片袖枠の飾りによる価格の差
袖飾りやポストの有無で、価格が変わります。
- 袖飾り(26,500円)
- ポストと袖飾り(28,000円)
- ポストと袖飾りとポスト受カゴ(33,000円)
YKKAPドアリモ
機能の違いによる価格の差
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ドアリモ S05 片開き |
ドアリモ N06 片開き |
ドアリモ N06K 片開き |
製品代 |
¥193,000 |
¥210,500 |
¥250,500 |
工事費 |
¥52,000 |
¥52,000 |
¥52,000 |
合計 |
¥258,500 |
¥277,750 |
¥321,750 |
|
|
断熱 |
断熱+通風 |
加えて、
- リモコンキー(ポケットkey)(49,000円)
- カードキー(ピタットkey)(24,000円)
- 標準以外のハンドル(4,000円~6,000円)
- 高断熱D2仕様(48,000円)
- 防犯複層ガラス(26,000円)
- 防犯Low-E複層ガラス(27,000円)などの機能性を高めるオプションを選ぶと、価格が上がります。
枠タイプによる価格の差
|
片開き |
親子 |
片袖 |
両袖 |
袖付き親子 |
両開き |
製品代 |
¥189,500 |
¥229,950 |
¥196,650 |
¥223,650 |
¥267,750 |
¥279,000 |
工事費
|
¥52,000 |
¥70,000 |
¥70,000 |
¥90,000 |
¥90,000 |
¥90,000 |
合計 |
¥254,650 |
¥318,945 |
¥282,315 |
¥334,015 |
¥382,525 |
¥394,900 |
- 片開き 1枚の扉を開閉するドアです。
- 親子 幅の広い親扉と幅の狭い子扉を組み合わせたドアです。親子ドアは、両側を同時に開くと、通行できる幅が広がり、車いすでも通れます。さらに、子扉にも通風機能をつけられます。(断熱仕様通風子扉40,000円・高断熱仕様通風子扉55,000円)反対に、採光をつけない場合は、21,000円が価格から差し引かれます。ランマがついている場合、ランマには標準で、複層ガラスが使われていますが、防犯複層ガラス(26,000円)、防犯Low-E複層ガラス(27,000円)も選べます。
- 片袖 扉の片側に、開閉できない袖がついているドアです。
- 両袖FIX 扉の両側に、開閉できない袖がついているドアです。
- 両開き 2枚の扉を両方に開けるドアです。
どのタイプも、断熱性能の高さ、袖ガラスの種類を選べます。ランマがついている場合には、ランマのガラスの種類も選べます。
片袖枠の飾りによる価格の差
袖飾りやポストの有無で、価格が変わります。
- 袖飾り(14,000円)
- ポストと袖飾り(16,500円)
- ポストと袖飾りポスト受カゴ(20,750円)
三協アルミ ノバリス
機能の違いによる価格の差
ノバリス A16片開き |
ノバリス H11 片開き |
製品代¥205,000
工事費¥52,000 |
製品代¥215,000
工事費¥52,000 |
合計¥271,700 |
合計¥¥282,700 |
断熱 |
断熱 通風 |
加えて、
- 電動式のキーシステム(27,500円)
- 防犯合わせ複層ガラス(26,000円)などの機能性を高めるオプションを選ぶと、価格が上がります。
枠タイプによる価格の差
|
片開き(木目) |
親子(木目) |
両袖(木目) |
製品代
|
¥215,000 |
¥269,500 |
¥274,000 |
工事費
|
¥52,000 |
¥70,000 |
¥90,000 |
合計
|
¥282,700
|
¥362,450
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¥389,400
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- ノバリスH11片開き 最も幅の狭いドアです。
- ノバリスH11 親子 親子ドアは、両側を同時に開くと、通行できる幅が広がり、車いすでも通れます。
- ノバリスH11 両袖FIX両開きドア、両袖ドアは、最も幅の広いドアです。
片袖枠の飾りによる価格の差
袖飾りやポストの有無で、価格が変わります。
- 袖飾り(33,000円)
- ポストと袖飾り(31,000円)
- ポストと袖飾りポスト受カゴ(36,400円)
玄関ドアマイスターは、どのメーカーのドアも、製品代は、メーカー希望価格の50~60%オフで、ご提供させていただいております。さらに、現地調査の際にご契約いただくと1万円、施工写真の掲載を許可していただいた場合には1万円、計2万円の値引きをさせていただいております。
玄関ドアのリフォームで使われるカバー工法とは?実は弱みもある?
カバー工法は、壁を壊さずに、玄関ドアを交換するリフォームの方法です。現在の玄関ドアの枠に合うサイズの枠を作り、現在の枠の上に被せ、新しい玄関ドアを取り付けます。その際に、片袖ドアを親子ドアにする、ランマ付きドアを背の高いドアにする、ドアの軸を左右反転させるなど、枠タイプやドアの左右開閉の向き、ランマの有無が変えられます。
玄関ドアマイスターでは、片袖枠のドアの玄関ドアリフォームの際には、親子ドアへの交換をおすすめしています。親子ドアにすると、普段は、親ドアしか開閉しなくても、いざという時に、両方のドアを開けると、通行できる幅が広がるからです。大型の家具の搬入時に、玄関の幅が狭いために、2階の窓まで引き上げなくてはならないというような事態を避けられます。そして何より、バリアフリーになるという大きな利点があります。
片袖枠の場合、袖部分の幅を狭くし、その分、扉部分の幅を広げる方法もあります。ドアの幅は86センチが確保できれば、電動車いすが通れるので、バリアフリーの玄関にできます。
ただし、一般的には、カバー工法には限界があると考えられている部分もあります。例えば、一昔前の住宅に多かった袖の下部が、壁やタイル張りになっているケースです。この場合は、カバー工法で工事をするとは言っても、袖の下部にある壁の部分を、壊さなくてはなりません。カバー工法のマニュアルにはない工事です。実際に、リフォームを依頼したところ、引き受けてもらえなかったというお客様もいらっしゃいます。玄関ドアマイスターでは、このような工事もお引き受けします。実際このお客様も、無事に新しい玄関になり、快適な暮らしになったとお喜び頂いております。
玄関ドアマイスターは、玄関ドアの専門家集団です。マニュアルだけでは、解決できない難しい条件のあるリフォームでも、豊富な経験と、深い知識で、使いやすく、外観デザインに映える見栄えの良い玄関に変身させます。
玄関ドアのメーカー LIXIL・YKKAP・三協アルミの特徴の違い
断熱や通風など、玄関内の環境にかかわる機能、防犯性と使い勝手にかかわる鍵の機能、カバー工法での工事などは、どのメーカーもほとんど同じですが、それぞれのメーカーには、そのメーカーにしかない特徴があります。
LIXIL
■ ショールームが各地にあるので現物を確認しやすい
関東では、YKKAPが新宿と横浜にしかないのに対し、LIXILは19カ所もショールームがあります。実際のドアやカラーサンプルを見に行きやすいので人気です。
■ PCやスマホで完成イメージを簡単にシミュレーションできる
現在の玄関の画像、または指示に従って自宅の外壁の色、扉のタイプ、リフォームに期待する効果、好みのデザインや色を選ぶと、新しいドアのついた玄関のイメージが見られます。
■ 家族一人一人がカギのタイプを選べる
カードキー、リモコンなど、家族が使いやすい鍵を選べます。もちろん手動キーも選べます。
■ リモコンキー、カードキーの動きが速い
リモコンキー、カードキーを付けた際に、カギを開閉した時の動きがLIXILとYKKAPで異なります。LIXILは、上段と下段の鍵が同時に動くのに対し、YKKAPは上段の後に下段というように2段階で動きます。
玄関ドアマイスターのLIXILリシェントの施工事例
YKKAP
■ 通風デザインが豊富
断熱仕様で通風タイプのドアは、LIXILが3種類に対し、YKKAPは11種類と豊富です。また、親子ドアにすれば、通風子扉もお選びいただけます。
■ 玄関ドアをアウトセット引き戸に交換できる
引き戸より玄関ドアの方が、幅が狭いので、2枚建ての引き戸にはリフォームできません。ただし、YKKAPのアウトセット玄関引き戸にすれば、玄関ドアを引き戸に替えられます。2枚建ての引き戸は、戸を開ける時に2枚の引き戸を重ねます。その為、2枚分の間口が必要です。
アウトセット玄関引き戸は、引き戸を壁に重ねて開くので、引き戸一枚分の間口で取り付けることができます。YKKAPは、この方法で、玄関ドアから引き戸へのリフォームを実現させます。
■ リモコンキーとカードキーを併用できる
YKKAPのリモコンキーだけが、リモコンキーとカードキーを併用できます。これは他社にはない機能です。
玄関ドアマイスターのYKKAPの施工事例
三協アルミ ノバリス
ボタンを押すだけのタッチ錠
ノバリスのキーシステムは、ドアハンドルの上に、ボタンがついているタッチ錠です。電池式なので、壁内配線工事なしで設置できます。
玄関ドアマイスターの三協アルミ ノバリスの施工事例
玄関ドアのリフォームを成功させるポイント
玄関ドアのリフォームのきっかけには、開閉しにくくなった、掃除をしてもきれいにならなくなってしまったなど、玄関ドアの劣化があります。その際に、せっかくリフォームするなら、玄関内の喚起が悪い、暗いなど、玄関の環境も良くしたいと考えれば、断熱、採光、採風のできる玄関ドアが選ばれます。
もちろん、それだけで、玄関の環境は改善され、家の中全体の風通しも良くなります。ここまでで、玄関リフォームは大成功です。そこで、もう一歩進んで、家全体の断熱について考えてみませんか?
断熱リフォームは、私たちがお手伝いします!
理想的な断熱リフォームとは?
ここ数十年、住宅の断熱化が進み続けています。新築住宅では、複層ガラスが標準仕様になってきました。でも、それだけでは十分ではありません。複層ガラスだけれど、結露もあるし、廊下や浴室は寒い、と感じている人も多いはずです。さらに、古い家で単体ガラスの窓が設置されている住宅では、家の中の温度を快適に保つため、相当なエネルギーを消費しています。
家の中に入り込む夏の暑さと冬の寒さ、家の中から逃げていく暖かさと涼しさの量が、古い家ほど、大きいからです。その理由の大半は、窓にあります。屋根や壁、床に比べて、熱の出入りする量が最も多いのは、窓からだからです。どんなに優れた断熱材が使われていても、窓に断熱性がかけていれば、住宅の断熱性は維持されません。
断熱リフォームの為に、屋根や外壁、床に断熱材を入れようか、遮熱塗装しようかと迷われていらっしゃると思います。それならば、玄関ドアと窓を全て断熱窓と断熱ドアに替える方が、費用も期間も手間も抑えられる最も賢い方法です。
最も費用がかさむのは、壁に断熱材を入れる工事です。壁に断熱材を入れる工事には、今ある壁の上から断熱ボードを貼り付けた後、クロスを貼る方法と、いったん壁を剥がして断熱材を充填し、壁とクロスを貼りなおす方法があります。壁を壊さない場合は、1㎡当たり約20,000円、壁を壊す場合には、約10,000円の費用がかかります。
ただし、壁を壊す場合には、その他に、廃材の処理、水回りの場合は補修をしなくてはなりません。20㎡の部屋で比較した場合、壁を壊さない場合は、約40万円、壁を壊す場合は、150万円以上かかります。断熱材を外張りする場合には、350万円~500万円程度、遮熱塗装をする場合には、100万円程度の費用が掛かります。期間も数週間かかかり、足場も組まなくてはなりません。しかも、これだけの費用と期間をかけながら、もし窓が断熱効果の低い窓と玄関であれば、十分な効果は期待できません。
窓のリフォームと玄関ドアのリフォームをまとめてすると、家を出入りする熱の量を、半分以下に抑えられ、他の方法で断熱リフォームをするより、ずっと効果的で、費用と期間も抑えられます。断熱リフォームの理想的な効果は、冷暖房をしている部屋と暖房をしていない場所の温度差が少なくなることです。家の開口部である玄関ドアと窓を全て、断熱すれば、玄関や廊下の極端な冷え込みがなくなります。室内の温度差を無くすとヒートショックによる心疾患も予防できます。暖かいお宅で過ごすとアトピーやアレルギーの改善につながるという実験結果もあります。
窓のリフォームと玄関ドアをまとめてリフォームする場合にかかる費用は、窓の数にもよりますが、窓すべてと玄関を併せて、150~200万円程度、期間は1日です。そして、窓のリフォームは、他のリフォームに比べて、粉塵が少ない、排出される廃材が少ないという良さもあります。
玄関ドアマイスターで窓と玄関のリフォームをした場合の費用の具体例
- 引き違いの掃き出し窓(サイズ:幅165cm・高さ180cm)を、アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラスの窓にリフォームすると、工事費込み ¥182,810(税別)です。この金額×掃き出し窓の数
- 引き違いの腰高窓(サイズ:幅165cm・高さ125cm)を、アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラスの窓にリフォームすると、工事費込み¥148,780(税別)です。この金額×腰高窓の数
- 通風付き親子断熱ドアは、¥306,600(税別)~
- 通風付き勝手口ドア断熱仕様は、¥184,500(税別)
このすべての合計を出せば、自宅の窓と玄関を断熱リフォームした場合の目安がわかり、他の断熱リフォームとの費用の比較ができます。この他にも、あらゆるサイズとリフォーム方法の組み合わせがありますので、お見積もりフォームで確かめてみてください。
インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に、勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
今回ご紹介した事例の他にもたくさんの施工事例がございます。ぜひご覧ください。
玄関ドアマイスターは、東京23区、多摩地区、茨城県、千葉県、埼玉県、栃木県、
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。
■ 玄関ドアの豆知識 ■