玄関ドアの機能で変わる玄関ドアリフォームの費用
玄関ドアには、断熱機能、採風機能、防火機能を備えたドアがあります。それらの機能付きドアは、機能を備えていないドアより、価格が高額になっていきます。
断熱ドアと非断熱ドア
断熱機能のないドア→標準仕様の断熱ドア→高断熱仕様の断熱ドアという順に、価格が上がっていきます。
標準仕様の断熱ドアとは、ドア本体に断熱材が充填されていて、袖や欄間のガラス部分に複層ガラスが使われているドアです。
LIXILリシェントではK4仕様、YKKAPドアリモでは、D4仕様のドアが、標準仕様の断熱ドアです。
関東地方で使われる断熱ドアには、この他に、枠も断熱構造になっていて、ガラス部分には、Low-E複層ガラスが使われているより断熱性の高いドアがあります。LIXILリシェントではK2仕様、YKKAPドアリモでは、D2仕様のドアが、より断熱性の高い断熱ドアです。
断熱ドアの玄関は、玄関内の冬の寒さが抑えられます。もし、家中の窓が断熱化されていれば、家全体の断熱性能がはるかに向上します。
風を通すドアと風を通さないドア
風を通さないドア→風を通すドアという順に、価格が上がります。風を通すドアとは、玄関ドアをロックしたまま、玄関内に風を採りこめるドアです。
LIXILリシェントの採風ドアは、断熱ドアの場合には、ドア本体につけられた縦長のすべり出し窓から、アルミ仕様のドアには、上げ下げ窓から風が入ってきます。どちらのタイプも採風部分には格子があしらわれているので、防犯対策は万全です。外部からの視線も気になりません。
YKKAPドアリモの通風機構は、ドア本体に通風機構のついていないドアであっても、親子タイプの断熱ドアであれば、通風子扉と組み合わせることができます。アルミドアには、上げ下げ通風機構がついています。防犯対策の為、断熱ドアの通風機構は、侵入不可能なサイズで作られ、上げ下げ窓には、横格子がついています。
どちらのメーカーを選んでも、網戸がついているので、虫が入り込んでくる心配がありません。玄関内に風を通ると、玄関内がさわやかになるだけではなく、家中の換気が良くなります。
どちらも魅力的な機能ですね。
両方を備えれば、家全体の暮らしやすさも得られますが、予算に合わせて、どちらかだけにするという方法もあります。
親子ドアで、標準仕様の断熱ドア断熱性はなく、通風機能だけがついている玄関ドアの価格はどちらも30万円前後です。断熱性能をより高めたい場合には、オプションでK2、またはD2仕様を選べます。LIXIL・K2仕様は、プラス31,500円、YKKAP D2仕様は、プラス48,000円です。さらに、断熱と通風が組み合わされているドアの価格は、30~40万円です。
立地条件や間取りによって、それほど寒さは厳しくないが、風が通らないのが悩みという場合には、非断熱仕様のドアプラス風を通すドアにする、玄関に窓があるので、風は通るが、冬の寒さを何とかしたいという場合には、断熱ドアのみにするなど、現在の玄関内の環境と、予算を考え併せて、組み合わせを決められます。
防火ドア
建築基準法によって防火戸の玄関ドアが義務付けられている地域があります。したがって、防火戸の玄関ドアをリフォームする場合には、新しいドアも防火戸に交換しなくてはなりません。防火戸の玄関ドアで、断熱と通風ができるタイプの価格は、親子ドアで50万円台です。
この他にも価格に大きく影響するオプションがありますか?
リモコンキーは選び方で価格がかなり変わります。
リモコンキー
LIXILリシェントの玄関ドアも、YKKAPドアリモの玄関ドアも、標準仕様で鍵が開くまでに時間がかかる2ロック、耐ピッキング性能の高いディンプルキー、取り外しができるサムターン、こじ開けに強い抵抗力を持つ鎌錠など、防犯性の高い鍵がついています。
ただし、標準でついている鍵は、手動キーだけです。リモコンで操作したり、カードで施解錠したりするためには、オプションでリモコンキーやカードキーを選ぶ必要があります。
LIXILリシェント
LIXILリシェントのリモコンキーはタッチキー、カードキーはカザスプラスです。
タッチキーは、リモコンキーをバッグやポケットに入れておけば、ドアのボタンを押すだけで施解錠できます。
タッチキー(リモコン) (リモコン2個+手動錠5本入) 37,500円
タッチキー(キー付リモコン) (キー付リモコン3個+手動錠2本入) 50,000円
カザスプラスは、カードやスマホをかざすだけで、鍵を施解錠できます。
CAZAS+(カードキー) (カード3枚+手動錠5本入) 25,000円
例えば、子供がいるご家庭では、リモコンを子供に持たせて、失くされてしまうと、費用が嵩むので、カザスプラスを選ぶなどの方法があります。
YKKAPドアリモ
YKKAPかんたんドアリモのリモコンキーはポケットkey、カードキーはピタットkeyです。
ポケットKeyは、リモコンをバッグやポケットに入れておくと、ハンドルのボタンを押すだけで施解錠できます。また、車のキーのように、離れたところからリモコン操作での施解錠もできます。
リモコン2個+カード2枚+シール1枚+手動鍵3本入50,000円
ポケットKeyは、リモコンとカードを併用できるので、大人はリモコン、子供はカードというように、使い分けができます。
ピタットKeyは、カードキーや、専用のシールがついた小物をハンドルに近づけるだけで、施解錠できます。
カード3枚+シール2枚+手動鍵5本入 24,000円
使い分けができるのは良いですね。
ただ、YKKAPのリモコンキーやカードキーは、手動キーとは併用できないのです。
手動キーとカード、またはリモコンを併用する場合はLIXILリシェント、カードとリモコンを併用する場合はYKKAPということですね。
家族構成に合わせて、使いやすいタイプをお選びください。
工事方法で変わる玄関ドアリフォームの費用
玄関ドアの工事の方法はいろいろあるのですか?
最近の主流はカバー工法ですが、状況によってはカバー工法ができない場合もあり、その場合には壁を壊す工事をします。
カバー工法は、今ある玄関の枠に新しい枠をつけ、新しい玄関ドアをつける方法です。ほとんどの場合、この工事の方法で玄関ドアは交換できます。ただ、現在の間口より広くしたい場合には、カバー工法では工事ができません。
例えば、片開きドアを両開きドアにしたり、2枚建ての引き戸にしたりというような工事です。このような間口を広げる工事の場合には、壁を壊さなくてはなりません。カバー工法の場合、玄関ドアの製品代も含めて、30万円~40万円で玄関ドアリフォームができます。しかし、壁を壊す工事となると、多岐にわたる職人がかかわるので、100万円以上費用がかかります。
カバー工法の場合でも、間口の範囲内で、通行の幅を広げることはできますよ!
片袖ドアを親子ドアにする、片袖タイプのまま、ドア本体の幅を広げるなどの方法で、同じ間口であっても、通行の幅を広げることができます。この方法であれば、バリアフリーする場合でも、壁を壊す必要がありません。
機能やオプション以外に、玄関ドアの製品価格が変わることはありますか?
施工する会社によっても製品価格が変わります。
玄関ドアだけではありませんが、住宅設備機器や家電などの価格は、取扱店によって変わります。取扱量の多い会社ほど、仕入れ値を抑えられるからです。できるだけ費用を抑えて玄関ドアリフォームをしたいという場合には、相見積もりを取りことをお勧めします。相見積もりをすることで、施工する会社によって、製品価格、工事価格が変わることが確認できます。
家電などが店舗によって価格が違うのは、そのような理由があったのですね。
工事費に関しても、下請けに出す会社と、自社のスタッフで賄う会社とでは違いがあります。下請けに出す会社ではマージンが発生するので、高くなりやすいです。
まったく知りませんでした。相見積もりを試してみようと思います!
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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
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家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
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新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。