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玄関引き戸から玄関ドアに変更する方法
引き戸の種類によって、交換できる玄関ドアのタイプが変わります。まず初めに引き戸の種類を確認しておきましょう。
玄関引き戸の種類
- 2枚建て引き違い戸 2枚の引き戸を横にずらして開閉する引き戸です。左右どちら側にも動かせます。
- 4枚建て引き違い戸 2本のレールに4本の戸がある引戸です。通常真ん中の二枚を左右に開閉します。
- 2枚建て引き分け戸 1本のレールに2本の戸があり、それぞれ左右に開閉する引き戸です。
現在の引き戸が2枚建て引き違い戸の場合には、両開き、袖付き親子ドア、両袖ドアに交換できます。
4枚建ての引き戸は開きドアには交換できません。
玄関引き戸から玄関引き戸に交換する方法
玄関引き戸から玄関引き戸に交換する場合には、現在の引き戸と同じサイズの引き戸に交換します。
玄関引き戸から玄関ドアへの交換という選択肢もあるとわかると、迷ってしまいます。
どちらにもそれぞれの良さがありますので、ご自宅の玄関周りの環境に合わせてお選びいただくと良いと思います。
玄関引き戸から玄関ドアへ交換するメリット
玄関引き戸にも玄関ドアにもそれぞれ良さがありますが、古い玄関引き戸から新しい玄関ドアに交換した場合に得られる良さにはどのようなことがあるでしょうか?
玄関周りをおしゃれに演出できる
玄関引き戸にも様々なデザインがありますが、デザインとカラーの多様性を比較すると、玄関ドアほどではありません。リフォーム用玄関ドアには、実に多くのデザインとカラーがあり、好みに合わせて、おしゃれな玄関周りを演出できます。
断熱性と気密性が向上する
玄関ドアで断熱機能を備えた断熱ドアにすると引戸よりも断熱性能が格段に良くなります。玄関は、暖房の熱が届かない間取りが多いので、冬になると寒い場所になってしまう住宅が少なくありません。そのような間取りの住宅であっても、断熱ドアに交換すると、玄関内の寒さが改善されます。
また、引き戸の場合構造上、隙間風が侵入して寒く感じられるということがありますが、新しい玄関ドアは、気密性が高いので、隙間風が侵入することがありません。
採風タイプのドアを選べる
引き戸の場合、網戸をつければ、開けておくと、風が通せますが、玄関ドアの場合、開けておくことはできません。その為、玄関ドアに交換すると、換気が悪くなるのでは?と心配されるかもしれません。しかし、玄関ドアの中には、風を通せる機能の付いた玄関ドアがあります。このタイプの玄関ドアは、玄関ドアをロックしたまま、ドア本体にある採風窓から風を採り入れられるので、玄関内の換気ができます。
通りから玄関の内部が見えてしまうことはありませんか?
細長い形状で、曇りガラスなので、その心配はありませんよ
さらに採風部分のガラス面には格子があしらわれているので、腕を差し込まれることもなく、網戸がついているので、虫が入ってくることもありません。
玄関ドアに交換すると、玄関内の環境が良くなりそうですね。
ただ、玄関周りの環境によっては、引き戸の方が向いている場合もあります。
引き戸は横に滑らせて開閉するので、引き戸の前方のスペースが必要ありません。しかし、玄関ドアの場合、扉が外側に向かって開くので、ドアの前方のスペースを空けておかなくてなりません。引き戸の前方が狭いというような場合には、扉を開閉する度に、邪魔になってしまう恐れがあります。
そこは判断が難しいです…。
現地調査にお伺いした際に、玄関周辺の環境を見せていただき、引き戸と玄関ドアのどちらが使いやすいか説明しますよ。
引き戸から引き戸に交換しておしゃれな玄関周りにする
引き戸に交換しておしゃれな玄関周りにもできると思いますか?
もちろんです。
昔の玄関引き戸は、ほとんど細い縦格子でしたが、モダンなデザインも揃っています。玄関ドアほどではありませんが、外壁色に合わせてカラーも選べます。欄間のないタイプもあるので、モダンなデザインの引き戸に交換すると、驚くほど印象が変わります。
LIXILリシェントの引き戸
モダンなデザイン
リシェント F01型 | リシェント F02型 | リシェント P17型 |
和風のデザイン
リシェント P24型 | リシェント P25型 | P15型 |