アングルとは?
アングルとは、室内側のドア枠に、化粧枠を固定する為に取り付ける部材です。玄関ドア以外に、室内のドア、窓にも使われます。
玄関ドアにアングルを使う意味は、化粧枠があると、見栄えが良くなるからです。住宅の玄関ドアや室内ドア、窓枠には、ほとんどアングルが使われています。一方、倉庫など、見栄えの良さが求められない場合には、化粧枠が必要ないので、アングルを使わないドアや窓もあります。また、真壁仕上げの室内のドアには、アングルが使われません。
アングルを使わない真壁仕様とは?
真壁仕上げとは、梁や柱を見せる内装の仕上げです。内装の仕上げには、真壁仕上げと大壁仕上げがあります。真壁仕上げは、和風の住宅や、木材の美しさを活かした設計の住宅に採用され、梁や柱を壁の中に隠す大壁仕上げは、洋風な住宅に採用されます。
真壁仕上げの和室 | 梁や柱を活かした洋室 |
そして、住宅用の玄関ドア、室内用のドア、窓は、あらかじめアングルがつけられているタイプと、ついていないタイプがあります。アングルと一体化されている枠は、室内側の額縁を固定するアングルと枠があらかじめ組み合わされています。その結果、施工の手間が省けるとともに、美しい収まりに仕上がります。
玄関ドアは、施工する際に、室内側のドア枠に、上アングルと縦アングルをネジで固定し、化粧枠を取り付けます。
新築の場合は、建築業者が設計に合わせて、適切なタイプを選びます。しかし、新築やリフォームで施主支給を計画している、またはDIYでする予定である場合には、適切なタイプを選ばないと、工事に余計費用がかかってしまうので、注意が必要です。
アングル付きかアングル無しか?選び方が重要~DIYや施主支給の場合は要チェック
施主支給とは、業者に取り付けを依頼する際に、工事だけを依頼し、建材は自分たちで発注するという方法です。施主支給には、依頼した業者が取り扱っていない建材を発注できる、中古品やアウトレットからも選べるので、業者に依頼するより安く入手できることがあるなどのメリットがあります。
その一方、製品選びにおいて、仕様や規格、特性を十分理解して製品を選ばなくてはならない難しさがあります。加えて、施工を依頼した業者に、自分で発注した製品について、施工に必要な情報を伝えることも求められます。施工業者に依頼した工事の日時までに、発注した製品が届かないというようなトラブルが発生する恐れもあります。
また、製品は工事日までに届いたが、いざ工事をしてもらう段階になって、適切な製品ではないことが発覚し、工事ができないこともあります。そのような難しさが多い為、施主支給であれば依頼を受けないという施工業者も少なくありません。
アングルを使った玄関ドアの納まり
玄関ドアを交換する場合、額縁サイズを現在のドアのサイズに合わせることで、きれいに仕上がります。ただ、カバー工法の場合、メーカーが用意している額縁では、隠れきれないドアもあります。そのような場合には、アングル材を活用して、サイズの違う枠を固定します。
この他に、段差を無くす為の下枠オプションもあります。玄関ドアを交換後、出入り口に段差ができてしまうことがあります。そのままでは、ベビーカーや車いすが通行しにくい上に、躓いたりする危険があります。下枠段差緩和材や下枠化粧カバー、下枠幅木の中から、現在の玄関の下枠のサイズや収まりに合わせて、最適な下枠納まり用オプションを選び、アングルを使って固定することによって、玄関出入り口の段差をなくせます。
玄関ドアの疑問解決 現在のドアよりも、大きなドアに変更できますか?
玄関ドアのカバー工法にもアングルは使われるの?
特殊な形状のALKINGの枠を加工してきれいに納めた施工事例 LIXILLリシェントM83型 |
カバー工法は、窓のリフォームにも使われる工事の方法です。今ある枠はそのまま残し、その上に新しい枠を取り付けます。そしてその際には、アングルが使われます。(窓枠や室内のドアには、内装の仕上げの違いに対応する為、アングルと一体化された窓枠もあります。)
玄関ドアのカバー工法の特徴
現在はカバー工法が開発され、普及しているので、手軽の玄関ドアのリフォームができるようになっています。しかも、工事の方法だけではなく、玄関ドアそのものの機能性とデザイン性が著しく進歩し、多彩になっています。
カバー工法の場合は、カバー工法に使われる玄関ドアは、カバー工法用に作られたドアで、新築のドアとは異なり、現在の枠のサイズに合わせて新しい枠と玄関ドアを作成するので、現在の間口にぴったりと仕上がります。現在の枠に対応するリフォーム用玄関ドアがない場合には、前出のアングルを活用して、ピッタリな化粧枠を取り付けます。
玄関ドアのカバー工法でのリフォームの費用
ハウスメーカの幅の広い枠の玄関ドアをリフォームした施工事例 LIXILLリシェントM24型 |
カバー工法の良さは、壁を壊す必要がないということです。カバー工法が開発される以前は、玄関ドアの交換は、大変な工事でした。壁を壊さなくてはならなかったため、大工、建具やクロス、タイルなどの職人、電気工事など、多くの専門職人がかかわる工事でした。それぞれの職人に個別に依頼し、見積もりを取り、日程を調整するという煩雑さがあり、費用は合計すると100万円を超えてしまうことがほとんどでした。
カバー工法で玄関ドアのリフォームをすると、ドアのサイズや機能によって差は出ますが、20~40万円の間で、高性能でおしゃれなデザインの玄関ドアに交換できます。
玄関ドアをカバー工法でリフォームする場合の工事日数
壁を壊す玄関ドアの工事では、日程の調整がうまくいったとしても最低5日、それぞれの職人のスケージュール調整がうまくいかなければ、1週間以上かかることもあります。その為、カバー工法が開発される以前は、玄関ドアが経年劣化しても、交換するという発想を持つ人はほとんどいませんでした。せいぜい再塗装するという程度で、古くなった玄関ドアを使い続ける住宅が一般的だったのです。
玄関ドアの修理辞典 玄関ドアの再塗装をプロに頼んだ場合の費用は?
カバー工法なら、玄関ドアの交換工事は1日で完了します。朝始めて、夕方には新しいドアに変わっています。常に家族の誰かが在宅しているご家庭では、玄関ドアの工事に10日程度かかっても、不便はありますが、何とかなるでしょう。しかし、家族全員が、朝は仕事や学校に行くため、日中は留守にしているという家庭では、都合をつけるのが大変です。
外壁塗装などの場合には、施工を依頼する業者との話し合いによっては、家を空けることもできるかもしれません。しかし、玄関ドアの工事では、必ず家族の誰かが家に居なくてはなりません。1日ですむカバー工法なら、家族全員が日中は家にいないという家庭であっても、工事当日の1日と、現地調査の小一時間を、何とか捻出できれば、玄関ドアの交換ができます。
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リフォーム用玄関ドアの特徴
新築じゃないからそれほど選択肢は多くないだろうな…と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。リフォーム用玄関ドアには、断熱、採風・通風、リモコンキーをオプションで付けられるほか、標準仕様で高い防犯性能を備えています。
おしゃれなデザインが揃っているので、玄関周りを一新できることに加えて、寒い、風通しが悪い、暗いといった玄関の悩みを解決できます。
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玄関ドアの豆知識 リフォーム用玄関ドアの特徴
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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。