二重窓とは?
二重窓は既存の窓の内側にもう一枚窓を追加して取り付けるリフォームの事です。取り付けるのは窓ガラスだけではなくサッシや窓枠も一緒に取り付けますので窓をそのまま二重にする形になります。二重窓を取り付けることによって断熱効果がアップするのでエアコンの電気代が安くなったり部屋の空気が快適になって結露を防止できたり防音・防犯効果も期待できるので現在とても人気のあるリフォームであると言えます。
そんな二重窓のリフォームですが現在様々な業者がリフォームを手掛けており、設置するガラスの種類もたくさんありますのでいざリフォーム使用と思っても初心者が選ぶのは大変です。そこで今回は各業者ごとの二重窓のリフォーム代とリフォームに使える窓ガラスの種類をご紹介します。是非参考にしてみて下さい。
業者ごとの二重窓のリフォーム代
二重窓のリフォームを依頼する際はどこにリフォームを依頼すればいいのか悩んでしまうかと思われます。そこで各業者ごとの二重窓にかかるリフォーム代をご紹介します。今回ご紹介する窓は引き違い窓(1700×1800cm)なので小さいサイズの窓ならばもっと少額になります。
メーカー系列の価格:79,600円
窓のメーカーは株式会社LIXIL(リクシル)やYKK AP株式会社や旭硝子株式会社などのガラスメーカーに直接依頼した場合の価格です。
ネットショップの価格:73,793円
窓ガラスのメーカーと提携を結んで住宅リフォームの依頼ををネット上で承っているサイトにリフォームを依頼した際の価格です。
ホームセンターの価格:61,050円
「ニトリ」や「島忠」などの家具全般を幅広く取り扱っているホームセンターで二重窓のリフォームを依頼した場合の価格です。
ガラス店の価格:81,711円
ガラスのみを専門的に販売しているお店に二重窓のリフォームを依頼した場合の価格です。
工務店の価格:89,000円
ガラスだけでなく住宅全般の工事を請け負っている工務店に二重窓のリフォームを依頼した場合の価格です。
この様に二重窓のリフォームにかかる価格は各業者によって若干のズレがあります。上記の価格以外にも各業者ごとに期間限定で割引キャンペーンをやっていたり複数口の案件になりと単価が安くなるシステムなどもありますのでそれらを有効活用するのが良いでしょう。詳しくは各業者に問い合わせてみて下さい。
二重窓に使われるガラスの種類
二重窓のリフォームをする際は内窓に設置する窓ガラスの種類も重要になります。しかし窓ガラスの種類はたくさんありますしそれぞれの性能も異なってきますのでご自身の希望に沿った窓ガラスを選んで納得のいくリフォームを目指しましょう。
単板透明ガラス
単板透明ガラスは厚さ5ミリの最もスタンダードな窓ガラスなのでごく一般の住宅の窓ガラスはほとんど単板透明ガラスが使用されています。二重窓のリフォームの際もこの単板透明ガラスが主流となっています。
単板型ガラス
単板型ガラスは厚さ4ミリで表面に凹凸模様がついています。別名曇りガラスとも呼ばれており窓ガラスの向こう側が見えなくなっているのでプライバシー保護の為のリフォームによく使用されます。
一般複層透明ガラス
一般複層透明ガラスは厚さ3ミリのガラスを二枚重ねた二重構造になっています。また二枚の窓ガラスの間に12ミリの空気層を持たすことで単板ガラスの2倍の断熱効果が期待できます。
一般複層型ガラス
一般複層型ガラスの構造は一般複層透明ガラスと同じですが片側に凹凸模様がついていますのでプライバシー保護の効果があります。断熱効果も期待できるので人目に付きやすい1階のリビングに向いています。
高断熱複層透明ガラス
高断熱複層透明ガラスは厚さ3ミリの窓ガラス2枚と12ミリの空気層に加えて特殊膜を中に貼ることで単板ガラスの約3倍の断熱効果が期待できます。また内部の特殊膜によってUVカットも期待できます。そのため直射日光を浴びやすい南側の窓のリフォームに最適です。
防犯合わせ複層透明ガラス
防犯合わせ複層透明ガラスは3ミリの窓ガラスを3枚と隙間に8ミリの空気層と特殊膜が貼られていて、特殊膜は防犯機能が付いた高性能な膜が使われています。防犯合わせ複層透明ガラスは1階の窓に設置することで防犯機能を十分に発揮できます。
防犯合わせガラス
防犯合わせガラスは3ミリの窓ガラスの間に防音特殊膜が挟み込まれています。防音特殊膜は防犯機能に加えて音による振動を吸収してくれますので騒音に悩んでいる方、あるいは室内の音漏れが気になる方におすすめです。
二重窓のリフォームには多くの選択肢がある
いかがでしたでしょうか。二重窓の取り扱っている業者はたくさんいますが若干価格にバラつきがありますので安い業者を選んでください。窓のリフォームの割引キャンペーンなどを積極的に行っている専門業者なら窓のリフォームを得意としているはずなので業者を選ぶ際のポイントにしてみて下さい。窓ガラスの種類も単板だけでなく特殊な構造のガラスもあるのでご自身の意向に沿ってベストな窓ガラスを選んで下さい。