クリアFitはの高い複層ガラスと言われていますが防音性能にも優れています。そこでクリアFitの防音性能について迫ってみました。
断熱性能
真空層による防音効果
クリアFitの防音の仕組み
複層ガラスとは2枚の単板ガラスの間にアルゴンガスや特殊金属膜などが挟み込まれた構造をしています。クリアFitはいわゆる真空ガラスなので厚さ3ミリのガラスの間に0.2ミリの真空層が挟み込まれています。この真空層により高い断熱性能と防音効果を実現しています。
音の振動を消す
音は空気の振動によって伝わっていきます。一般家庭の場合外部の音は小さなものであれば窓を閉めていれば窓ガラスによって防ぐことが出来ます。しかし自動車のクラクションや工事現場の重機の音などの大きな音は単板のガラスでは防ぎきれないのでガラスを伝って室内へ侵入してきてしまいます。
しかしクリアFitならば音の振動を一切通さない真空層が含まれていますので大きな音でも室内への侵入を防ぐことが出来ます。
内窓によって防音効果アップ
クリアFitは内窓用のガラス
クリアFitは普通に窓ガラスとして設置しても防音効果を十分期待できますが内窓として取り付ければより一層高い効果を期待できます。内窓は従来の窓枠に新たな窓ガラス及び窓枠を設置する事で二重構造にしたものです。
内窓は窓による壁が2枚になるので単純に遮熱・断熱・防音効果が上がります。その内窓にクリアFitで設置することで断熱効果と防音効果を飛躍的に上げることが出来ます。
それでも騒音は入って来る
クリアFitは防音性能に優れた複層ガラスなのでクリアFitを設置するだけでも十分な防音効果を期待できます。しかしそれでも完全に騒音を防ぐことはできません。なぜなら外部の音が侵入してくる要素は他にもあるからです。
音はサッシからも侵入してくる
ガラス部分だけじゃなかった
騒音は住宅の様々な場所から侵入してきます。騒音の侵入ルートは窓以外にも、壁、天井、排水溝などの外に面している部分ならばどこでも侵入ルートになります。その中でも一番の騒音の侵入ルートと呼ばれているのが窓ですが、窓ガラスだけでなくサッシも騒音を通してしまいます。
従来のサッシはアルミ製なので熱伝導率が高い他、音も通してしまいます。そのためもしクリアFitを設置してもサッシを無視しては騒音を防ぎきれない可能性があります。
サッシも一緒にリフォームする
現在は複層ガラスのリフォームを取り扱っている会社や工務店であれば特殊な構造のサッシも取り扱っています。防音効果に優れているサッシは気密性に優れたサッシなのでクリアFitと一緒にサッシもリフォームすれば防音効果だけでなく断熱性能も一緒にアップしてより快適な室内空間を築くことが出来るでしょう。
まとめ
クリアFitは0.2ミリの真空層によって優れた断熱性能と防音効果を発揮します。ただし窓ガラスをリフォームしただけではまだ騒音が防ぎきれないかもしれないので、内窓の設置やサッシのリフォームなどを併せて行えばより精度の高い防音効果を期待できるでしょう。