窓から隙間風が入ってきているような気がするのですが、このままにしておくと、冬、お部屋の中が寒くなりそうで…。
それは困りますね。寒くなる前に、原因を見つけて、解決しましょう。
隙間風の原因
引違窓には、もともと、小さな隙間があるので、新しい引違窓であっても、隙間風は、入ってきているものです。しかし、家自体に、経年変化や地震、台風などの自然災害による歪みが生じていたり、サッシに不具合があったりすると、室内環境に影響が出るほどの隙間風が入ってきてしまいます。残念ながら、家自体の歪みによって、発生している隙間風は、ちょっとした修理では解決できません。しかし、隙間風の原因によっては、家庭で修理できる場合もあります。
戸車が原因の場合
もし、窓が傾いている場合には、戸車が隙間風の原因かもしれません。引違窓のサッシの下部には、レールの上をスムーズに滑らせるために、2つの戸車がついています。この戸車に、砂埃などが入り込み、左右の高さが変わってしまうことがあります。戸車の左右の高さが変わると、窓が傾いてしまう為、窓枠とサッシの間に、隙間ができてしまいます。その結果、開閉しにくくなり、隙間風も発生してしまいます。
見た目には、傾きが感じられない場合、窓の上部と下部を、順番に押してみるとがたつくという場合には、2つの戸車の高さが、違ってしまっていると考えられます。戸車の近くにある調整用のネジ穴に、プラスドライバーを差し込んで、ネジを回し、両方の戸車が同じ高さになるように、調整します。
この作業をする際には、ネジは絶対にはずさないでください。窓内部の部品がはずれてしまうと、元に戻せなくなるおそれがあります。お使いメーカー、窓のタイプによって調整方法が異なります。調整する場合は、製品に合わせた調整方法を確認した上で行ってください。
クレセント錠が原因の場合
窓の中央、合わせ框には、引違窓を施錠する為に、クレセント錠がついています。このクレセント錠を動かす時に、引っかかるような感覚があり、スムーズに施錠、解錠ができない場合、クレセントの本体部分と、受け部分の位置が、ずれてしまっている可能性があります。クレセントの位置がずれると、左右の窓が合わさる部分に隙間ができてしまいます。また、窓が傾いてしまう場合もあります。
クレセントのカバーを外し、カバーの下にあるネジを、ドライバーで反時計回りに回して緩め、クレセント本体、又はクレセント受けの位置を動かして調整します。調整した後は、ネジを時計回りに回して締め、カバーを取り付けます。この作業をする際には、ネジは絶対にはずさないでください。部品がはずれてしまうと、元に戻せなくなるおそれがあります。お使いメーカー、窓のタイプによって調整方法が異なります。調整する場合は、製品に合わせた調整方法を確認した上で行ってください。
風止板が原因の場合
サッシの上部、又は下部には、気密性を高める為に、風止板という部品がついています。この風止板と、風止板を調整する部品の間の隙間が、大きくなってしまうと、隙間風が入ってきてしまいます。風止板の近くにある、調整用の部品のネジをドライバーで緩めた後、位置を調整して、隙間をなくしてから、ネジを回して締めます。この作業をする際には、ネジは絶対にはずさないでください。部品がはずれてしまうと、元に戻せなくなるおそれがあります。
ここでは、YKKAPの製品の写真を使いましたが、メーカーによって、始めからネジが露出しているタイプ、別の位置に部品がついているタイプなど、様々な製品があります。お使いメーカー、窓のタイプによって調整方法が異なります。調整する場合は、製品に合わせた調整方法を確認した上で行ってください。
隙間風が入りやすい窓
窓の種類によって隙間風が入りやすい窓、入りにくい窓があるのですか?
ありますよ。窓の開閉方法、サッシの種類によって、新品の窓でも気密性が変わります。
最も隙間風が入りやすい窓は、ジャロジー窓です。ガラスルーバー窓と呼ばれることもあります。ガラスのブラインドのような窓です。数年前までは、洗面所やトイレなど、常時換気をしておきたい場所に、多く使われていました。しかし、非常に気密性が悪い為、住宅の断熱への意識が高まるにつれて、採り入れられなくなってきた窓です。
次に隙間風の入りやすい窓は、引き違い窓です。部品の故障や劣化によって、隙間風が入るだけではなく、正常な状態、真新しい状態でも、隙間風は入ってきます。反対に、すべり出し窓、内倒し窓、上げ下げ窓、FIX窓は、戸車がついていないので、高い気密性があり、隙間風は入ってきません。
サッシの種類と構造も、気密性に影響します。サッシにはアルミサッシと樹脂サッシがあります。アルミサッシは、サッシとガラスが、組み立て式で組み合わされている為、ガラス部分とサッシの間に、隙間ができます。樹脂サッシは、サッシとガラスが溶接式で組み合わされているので、隙間がありません。
さらに、サッシ部分に気密性を高める部材を使うなど、気密性を高める構造が施されたサッシは、隙間風を防ぎます。
一時的な対策と根本的な対策
隙間風を防ぐには、隙間風用テープが良いと聞いたのですが、効果はあるのでしょうか?
弾力性のある素材のテープで、隙間を埋めるので、隙間風の入ってくる部分の効率よく貼れば効果はあります。ただし、根本的な解決にはなりません。
隙間風対策には、隙間テープを貼る、厚手のカーテンを取り付けるといった方法が考えられます。隙間テープを貼る場合、隙間風の入る部分をしっかりカバーできなければ、効果は望めません。また、長期間貼りっぱなしにしておくと、汚くなってしまうので、貼り換えも必要です。賃貸ならともかく、戸建ての家の窓に、隙間テープはちょっと…と考える人もいるでしょう。また、厚手のカーテンは、夜間は良いのですが、昼間は、室内が暗くなってしまいます。
これらの対策は、持ち家の人にとっては一時的な対策と考えたほうが良いでしょう。隙間風を防ぐ為には、気密性の高い窓へのリフォームがおすすめです。隙間風を、根本的に解決できるうえに、その他の効果も得られます。
気密性の高い窓へのリフォームとは、どんなリフォームですか?
樹脂サッシの窓への交換、又は、内窓を設置するリフォームです。
窓交換
窓交換の大きな特徴は、トリプルガラスと樹脂サッシが組み合わされた、世界でトップクラスの断熱性を持つ窓に、替えられるということです。隙間風がなくなるだけではなく、冷暖房が効率よく働き、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。予算に応じて、複層ガラスと樹脂とアルミの複合サッシの組み合わせも選べます。
また、窓のサイズを小さくできる、窓の開閉方法を替えられるということも、窓交換のリフォームの特徴です。室内のインテリアに合わせて、サッシの色や、木目調など質感を選べるので、インテリア性が向上します。
内窓を設置して二重窓にする
二重窓にするリフォームの効果の特徴は、隙間風防止と断熱以外に、防音性を得られることです。気密性が高まることに加えて、もとからあった窓と、新しい窓の間の空気層が、音を伝わりにくくする為です。
加えて新しい窓には、樹脂サッシが使われている為、サッシからの隙間風がなくなり、気密性が高まることも、防音効果を高める一因です。アルミサッシとガラスは、組み立て式ですが、樹脂サッシとガラスは、溶接されているので、隙間がないからです。また、室内のインテリアに合わせて、サッシの色や、木目調など質感を選べるので、インテリア性が向上します。
どちらの方法でリフォームした場合にも、結露の発生が抑えらます。
リフォームすると、隙間風防止以外の効果があるのですね。高断熱ができる窓交換も、防音できる二重窓も魅力的で迷います。
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断熱窓への交換リフォームは、毎日の暮らしを快適にするとともに、健康にも大きく貢献します。ご予算、ご要望に応じて様々な窓交換の方法があります。ぜひ断熱窓へのリフォームをご検討ください。
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窓の交換で断熱性を上げ、季節ごとの暑さや寒さ、結露を抑えることに加えて、リフォームの方法によって耐震性、防犯性、防音性も同時に向上させることができます。
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