玄関ドアリフォームを自分でDIYしようと考えているのですが、失敗しないコツってありますか?
玄関ドア交換のDIYリフォームは、軽はずみに手を出すと後悔してしまうかもしれません…
動画で見たい方はこちらから▶︎▶︎▶︎【施工動画解説】1日で玄関ドアをDIYリフォームした末路… “リスクと注意点”
そこで、今回はこれまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた”玄関ドアマイスター”が、DIYで玄関ドア交換するリアルなリスクと注意点を紹介します。
施工手順と工事のポイントも紹介しますので、「玄関ドアが古くなって開閉しづらい」「玄関をきれいにリフォームしたい」「玄関の防犯性や断熱性を高めたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
玄関ドア交換をDIYリフォームするメリット・デメリット
個人ブログやSNSで「1日で玄関ドアをセルフリフォームしてみた」などという情報を見かけたことがある方も少なくないはずです。
これだけ見ると、「簡単そう」「自分でもできそう」なんて思いませんか?
確かに、建築知識のある方やDIYに慣れている方でしたら、挑戦してみるのもいいかもしれません。
しかし、実は玄関ドアの交換は、そう簡単ではないんです。
ではまず、玄関ドアの交換をDIYでリフォームするメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットは、ずばり「達成感」につきるでしょう。
コストを抑えられる点をメリットとして挙げる場合もありますが、そうとも限りません。
なぜなら、取扱量の多い施工会社の方が、ドア本体を安く仕入れられますし、さらに、解体工事から廃材処分、補助金申請までまとめて相談できるからです。
実際に通販サイトでは、施工工事付きの価格とドア本体のみの価格を比べると、その差は数万円程度です。
数万円違うのなら、DIYの方がやっぱりお得ですよね?
そう結論づけるのは、もう少し待ってください!DIYするデメリットを見ると、少し考え方が変わるかもしれません。
デメリット
玄関ドアリフォームをDIYするデメリットは主に7つあります。
では、一つずつ詳しく解説します。
①工事が100%成功する保証がない
まず大前提として知っておいていただきたいポイントは、工事の成功率です。
年間何本もの玄関ドアを交換しているプロとは異なり、DIYに挑戦する方は、ほとんどが”初めての経験”なはずです。
そのため、いくら手順を予習していてもその通りにいかないケースも珍しくありません。
対して、プロに交換を頼むと、万が一設置後に建て付けが悪くても、施工保証範囲であれば、きちんと手直ししてもらえる安心感があります。
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②既存ドア処分費は実費
ほとんどの施工会社は、見積もりに既存ドアの処分費が含まれています。
一方、DIYは当然のことながら処分も自分でしなくてはいけません。
ドアの素材によっては、数千円で粗大ゴミに出せるところもありますが、自治体によっては受け付けてもらえないところもあります。
その場合は、ご自身で専門の処理業者へ処分を依頼しなくてはいけません。
かかる労力と費用負担を考えると、DIYでなくプロに一括で依頼した方が楽ですよね。
③枠や扉は一人で運べない
最近は背の高いハイドアが主流ですし、断熱ドアは分厚く重いものも少なくありません。
そのため、プロでも枠や扉は一人で運ばず複数人で慎重に現場へ搬入します。
無理して少人数で運ぶと、周りが見えなくて壁や床、あと天井に扉がぶつかって傷つける可能性もあり、その補修に費用がかかってしまうリスクも考えられるでしょう。
④工具がいくつも必要
既存ドアのタイプにもよりますが、玄関ドアの交換には、下記のような工具とアイテムが必要になります。
- インパクトドライバー(ビスを取り外しする工具)
- ディスクグラインダー(アルミ材を切断する工具)
- コーキングガン(仕上げのコーキングを打ち込む工具)
- コーキング用のヘラ(コーキングを平滑に仕上げる工具)
- マスキングテープ(コーキングがはみ出さないようにするもの)
- 脚立
- 養生シート・養生マット(周囲にホコリやチリ、コーキングがつかないようにするもの)
工具によってはホームセンターで借りられるものもありますが、レンタル料がかかるので注意してください。
⑤1日で終わらないケースもある
施工に慣れているプロでも、既存ドアを外してから新規ドアをつけ終わるまで、最低でも2〜3時間はかかります。
そのため、初めて玄関ドアを交換する場合、さらに時間がかかる可能性は極めて高いでしょう。
場合によっては、日を跨いでしまうケースも珍しくありません。
その間は玄関にドアが付いていないことになってしまいます。
⑥臨機応変に対応できない
リフォームは、既存の状態によって施工プランを変更しなくてはいけないケースは珍しくありません。
プロでしたら、思わぬ事態になっても臨機応変に対応できますが、DIYではそうもいきません。
急にオプション部材が必要になっても、それをすぐ手に入れることも難しいでしょう。
そのため、結果的にドアの付いていない状態が長くなってしまうリスクがあります。
⑦補助金を申請できない
DIYにチャレンジする理由として、コスト削減を挙げる方も多いでしょう。
先ほどもお話しした通り、通販サイトでリフォーム玄関ドアの価格を見ると、取付工事付きのと製品だけの場合では、数万円の金額差があります。
ただし、ここで落とし穴となるのが、DIYでは補助金を申請できないケースが大半であるという点です。
例えば、断熱玄関ドアへの交換リフォームが対象の「先進窓リノベ事業」でしたら最高22万円、「子育てエコホーム支援事業」では最高49,000円の補助金がもらえますが、これは登録された事業者からでないと申請できないのです。
※どちらも窓の断熱リフォームなどと同時に施工するのが条件
POINT!
DIYで玄関ドアをリフォームしても、トータルコストを抑えられるとは限りません。
また、数万円コストを抑えられても、プロの仕上がりとは差が出てしまう可能性は十分考えられます。
そのため、ご自身で玄関ドア交換に挑戦する場合は、施工手順とその難しさを十分知っておくことが重要です。
玄関ドア交換の施工手順|失敗しないための注意点
玄関ドア交換の施工手順を知ることで、DIYする難しさや失敗しないための注意点が見えてきます。
では、手順ごとに詳しく解説します。
動画で見たい方はこちらから▶︎▶︎▶︎【施工動画解説】1日で玄関ドアをDIYリフォームした末路… “リスクと注意点”
①養生・既存ドアの解体撤去
まず、プロは現場の養生作業から始めます。
養生(ようじょう)とは、周囲などが工事中に汚れたりキズついたりするのを防ぐ措置です。
玄関ドア交換の場合は、室内にホコリやチリが広がらないようにして、作業中に玄関土間にキズがつかないようにしておきます。
玄関土間だけではなく、撤去したドアや新しいドアを運ぶルートもカバーしておいた方が安心です。
養生が済んだら、いよいよドアを解体します。
場合によっては一部アルミ枠を切断するため、大きな音や火花が発生するので注意しましょう。
②新規ドアの納まりの確認
「既存ドアを撤去したら、あとは新しいドアを取り付けるだけ」という訳にはいきません。
既存ドアを撤去した時点で、細かく開口サイズを採寸します。
ご自身で採寸してドアを発注する場合、この時点で「取り付けできない」と発覚する場合もありますので、十分注意してください。
③新規ドア枠の設置
枠が少しでも歪んでいると。ドアがスムーズに開閉できなくなるため、細心の注意が必要です。
水平・垂直・奥行き方向にミリ単位で調整を繰り返して、設置場所を決めます。
ドアをセットしたら、何十本ものビスを固定していきます。
ここで少しでも位置がずれたら、建て付けが悪くなるため注意が必要です。
④新規ドア設置・建て付け調整
枠をセットできたら、扉を吊り込みます。
最近の断熱ドアは重いので、扉の搬入もやなり2人以上の人手が必要です。
扉を取り付けた後に、細かい微調整をします。
ここで調整が足りないと、気密性が落ちたり、電気錠がうまく作動しなかったりするので、じっくり細部までチェックしましょう。
⑤コーキング処理・仕上げ
枠と扉を無事に設置したら、最後に枠の隙間へコーキング材を打ち込む作業です。
量が足りないとすぐに切れてしまいますし、多すぎるとはみ出て見た目が悪くなってしまいます。
また、周りの壁やドアにつくとなかなかきれいに取れません。
プロは、コーキング材を充填した上から、ヘラを使って仕上がりを平らに整えます。
最後に、錠前やハンドル、ビスカバーなどを取り付けて完成です。
既存ドアを撤去してから新規ドアを設置し終えるまで、プロでも2〜3時間程度かかります。
室内の玄関ホールや外の玄関ポーチがゆったりとしていて作業スペースが確保できれば良いですが、狭いお宅の場合は作業効率が落ちてさらに時間がかかります。
POINT!
初めてのDIYでは、プロ以上に作業時間がかかります。
そのため、玄関ドアを交換リフォームする際、真っ先にDIYでチャレンジしようとせず、プロに頼んだ場合の費用とDIYするリスクの両方を天秤にかけて、じっくり検討しましょう。
玄関ドアマイスターのYoutubeチャンネルでは、玄関リフォーム・窓リフォームに関する耳寄りな情報を定期的に発信しています。ご自宅のリフォームを検討している方は、ぜひチャンネル登録お願いします。
まとめ
いかがでしたか?今回は、玄関ドアリフォームをDIYするリスクや注意点を紹介しました。
セルフリフォームに挑戦してみるのも良いですが、その目的がコスト削減の場合は要注意です。
失敗した時の手直し費用や、受け取れるはずの補助金をもらえない可能性を考えると、“100%お得”とは言い切れません。
プロに頼んだ時のメリットと、削減できるコストの両方を踏まえて、DIYするかどうかを決断しましょう。
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工事は下請け会社に任せず、全て自社で行うことにこだわり、工事品質を高めてきました。
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