
最近ウチのすぐ近くの家に空き巣が入って、ご近所一体で「家の防犯対策どうしよう」という話題で持ちきりなんです。

昔から留守の家を狙う空き巣はありましたけど、最近は在宅の家でも狙われるみたいですよね。玄関ドアマイスターにも本当に数々の防犯リフォームに関するお問い合わせをいただいています。家の防犯対策で効果的なのが窓・玄関ドア、そして勝手口ドアの交換です。
今回は、これまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた“玄関ドアマイスター”が、狙われやすい勝手口ドアの特徴から防犯性の高いおすすめ勝手口ドア、リフォームで使える補助金について詳しくお話しします。
お客様から多くいただく勝手口リフォームに関する質問にもお答えしますので、ぜひ最後までごらんください。
勝手口ドアが狙われやすい理由
最近、東京と埼玉を中心に戸建住宅を狙う侵入窃盗・侵入強盗が増えています。
2014年から2022年までそれぞれの発生件数は減り続けていたのに、2023年から増加し始めているのが現状です。
(参考:警察庁|生活安全の確保と犯罪捜査活動)
一戸建て住宅の侵入口として特に多いのが実は勝手口です。
警察庁のデータを見ると、一戸建て住宅の侵入口は窓がダントツで多くて、それに次いで玄関ドアが多いデータが出ていますが、そもそも勝手口(グラフ内「その他出入口」)は全部の家についている訳じゃないのでかなりの割合を占めます。
(引用:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」)
勝手口が侵入経路として選ばれやすい理由は、主に4つあります。
中をのぞきやすい
勝手口ドアはキッチンの圧迫感を軽減するためにガラス入りのタイプが多いですが、そのガラス部分から侵入者が室内の様子をのぞけてしまいます。
「すりガラスなら、中の様子はあまり分からないのでは?」と思われがちですが、「室内の電気がついているか」「人の動きがあるか」などは外から判別できてしまうので注意しましょう。
夜間は窓のカーテンを閉めるお宅が多いため、まず勝手口に回って家の中の様子を確認してから侵入する手口は少なくありません。
周りから見えにくい
勝手口は通常、表から見えにくい場所にあります。
そのため、隣家や道路からよく見える玄関ドアや庭に面した掃き出し窓よりも侵入の瞬間が目立ちにくい勝手口を狙う手口が多いのです。
特に夜は勝手口周りが暗いお宅も多いので、まさに泥棒にとっては絶好の侵入口になってしまいます。
防犯意識が低くなりがち
玄関ドアはピッキングされにくい鍵に交換したり人間センサー付きのライトをつけたりと、皆さん色々防犯対策されますが、勝手口はどうしても手薄になりがちです。
さらに、勝手口は鍵のかけ忘れが多い点も狙われやすい理由です。
「ちょっとゴミ出しに行くだけ」「近所に買い物に行くだけ」と勝手口ドアの鍵を開けたままで出かける人も少なくありません。

空き巣や強盗は必ずターゲットの家を下見して、住む人の行動パターンをチェックします。そのため、日頃から勝手口の鍵をかけないで出かけていると、泥棒から狙われやすくなるので注意しましょう。
実際に、戸建て住宅の泥棒・空き巣が選ぶ侵入手口は第1位が「無締り(鍵のかけ忘れ)」で、ガラス破りよりも多いことが報告されています。
侵入手口【第1位】 | 無締り |
侵入手口【第2位】 | ガラス破り |
侵入手口【第3位】 | 合い鍵 |
(参考:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」)
空き巣や泥棒は、ガラスを破ったり鍵をピッキングしたりするイメージですが、犯行前に下見をして、日頃から勝手口などの鍵を開けたまま出かけている家を狙います。
侵入窃盗犯の滞在時間は5分以内とも言われているので、ゴミ出ししてちょっと立ち話している間に大切なものを盗まれてしまう可能性があるので戸締りには十分注意しましょう。
玄関ドアに比べて構造がシンプル
玄関ドアには既にピッキングに強い錠前や防犯ガラスが組み込まれていたり、使用頻度が高いのでリフォーム済みであったりするお宅も多いでしょう。
しかし、勝手口ドアは元々の構造がシンプルな上に、メーカーもそこまで防犯性能にこだわってこなかった背景があります。
さらに、古い勝手口ドアは玄関ドアよりもドアの厚みが薄いので壊しやすいところも注意すべきポイントです。

最近は勝手口ドアからの侵入が増え始めていることから、新しいタイプのドアはかなり防犯性能が高くなってきています。
空き巣・強盗に狙われやすい勝手口ドアの特徴と対策
空き巣や泥棒に狙われる勝手口ドアにはいくつか共通点があります。
- 隣家や道路、庭から見えにくい
- 塀やフェンス、植木などに囲まれている
- ドア全体が見るからに古い
- 古いタイプの上げ下げ窓がついている
- シンプルなシリンダー錠がついている
このような特徴に当てはまる勝手口ドアは、侵入窃盗のターゲットにされやすいので注意しましょう。
勝手口ドアからの侵入を防ぐためのベストな対策方法は、ドアが設置されてからどのくらい経っているかによって異なります。
鍵だけを防犯性の高いものに交換する | 設置から15年以内の新しいドア |
ガラスだけを防犯性の高いものに交換する | 設置から15年以内の新しいドア |
ドア全体を交換する | 設置から15年を超えているドア |
勝手口ドアの断熱性が一気に向上したのは10〜20年前ほどなので、まだ設置から10〜15年程度の場合は部分的なパーツの交換で十分だと思います。
ただし、勝手口ドアの寿命は15〜20年程度なので、設置から15年以上のドアはパーツだけ変えるとすぐ別の場所が不具合を起こすかもしれません。

設置から15年以上経っている勝手口ドアは部品だけを交換すると、近いうちに別の場所が故障して費用が無駄になる可能性があります。そのため、築15年以上のお宅は、勝手口ドア全体を防犯性の高いものに取り替える方法がおすすめです。
最新勝手口ドアの選び方|「格子付きドアは破られない」って本当?
防犯性を重視するのであれば、LIXIL(TOSTEM)リシェントシリーズがおすすめです。
リシェントは既存ドアのリフォーム用に開発されたカバー工法用ドアです。
カバー工法とは、今ついているドアの枠を残してその上に新しいドアを被せる方法で、ドア周りの壁や土間を壊さなくて済むので、数時間で工事が完了します。

カバー工法は壁や土間の解体工事が不要なので、その復旧工事も発生しません。そのため、家事の合間などに新しい勝手口ドアに変えられます。
ここで重要なポイントは、LIXIL・リシェントが防犯性の高い勝手口ドアの要素を全て押さえている点です。
格子付きデザインが豊富
扉と一体になっている格子は、壊したり取り外したりするのにかなり時間がかかり、さらにガラスを破られるリスクが激減します。
そのため、勝手口ドアに格子がついているだけで犯人が侵入を諦めるケースも少なくありません。

最近は通風できるタイプが人気ですが、開け閉めできる窓付きの勝手口ドアには基本的に格子がつきます。
LIXILのリシェントは、格子のデザインが5種類あり、それぞれドアの色を自由に選べるので、家の外観デザインと自由に合わせられる点がポイントです。
こじ破りに抵抗できる2つの鎌付デッドボルト
デッドボルトとは、ドアを施錠する時に扉から突き出て枠の凹みに差しこまれるパーツです。
古いタイプのデッドボルトは、扉と枠の隙間にバールなどを差し込んで無理矢理壊すことができましたが、最新の鎌付デッドボルトは扉と枠の噛み合わせが強化されるので、簡単には壊せません。
(参考:LIXIL|リシェント勝手口ドア:防犯)
不正解錠に抵抗できる2ロック仕様と耐ピッキング性能
リシェントの勝手口ドアは「2ロック」タイプを選べて、さらに「耐ピッキング性能10分以上」のキーが高断熱・断熱タイプのドアは標準仕様、アルミタイプのドアにはオプションで組み合わせられます。
「耐ピッキング性能10分以上」とは、定められたピッキング試験を数回実施して、解錠までにかかった時間で最も短い時間を性能として認定する制度です。

耐ピッキングに強い鍵を標準仕様とする勝手口ドアには、「防犯性能の高い建物部品」であることを証明するCPマークがつきます。
(引用:警察庁|住まいる防犯110番)
ガラス破りに抵抗できる防犯ガラスとセキュリティサムターン
リシェントにはガラス面積が大きいデザインも多いですが、そこで気になるのがガラス破りですよね。
格子付きのドアでも、鍵周りを割られると侵入のリスクが高くなります。
そのため、リシェントはオプションで破壊されにくい「安全合わせガラス」を選べます。
安全合わせガラスとは、2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟み込んであり、衝撃を受けても普通のガラスより貫通穴が空きにくい点が特徴です。
(引用:LIXIL|リシェント勝手口ドア:防犯)
ただし、安全合わせガラスも時間をかければ手を入れられるほどの小さな貫通穴は開いてしまいます。
そこで、さらに防犯効果を発揮するのがセキュリティサムターンです。
サムターンとは、ドアの室内側についている鍵を施錠開錠するためのつまみですが、セキュリティサムターンはそれを取り外すことができます。
(引用:LIXIL|リシェント勝手口ドア:防犯)
セキュリティサムターンは、長期で外出するときなどに外しておけば、万が一ガラスを破られて手を入れられても、鍵を開けられません。
外から見えない採風ロック
リシェントは、ドアを施錠している状態でも通風できる採風タイプを選べますが、換気のために窓を開けたままにしておくのは心配ですよね。
そこで便利な機能が採風ロックです。
勝手口に付いている上げ下げ窓を開けた状態でロックでき、さらにそのロックが外からではどこについているか分かりにくい仕様になっています。
そのため、仮に窓が開いている状態でも、ロックがかかっているかどうかが外から分からず、泥棒避けになるケースは珍しくありません。

玄関ドアマイスターは、全国から1万社以上が参加するLIXILのリフォームコンテスト・玄関ドアリシェントの部門で全国1位を7年連続で獲得しています。「リシェントについてもっと詳しく知りたい」「どこよりもリーズナブルで品質の高い勝手口・玄関ドアのリフォームを実現させたい」という方は、私たち玄関ドアマイスターにお任せください。
勝手口ドアの交換費用|単体リフォームでも補助金対象に
玄関ドアマイスターのホームページでは勝手口ドア・玄関ドア・窓の交換費用がすぐにわかる「無料見積もりサービス」をご利用いただけます。
勝手口ドアの交換費用
今回はそこから、LIXIL・リシェント勝手口ドアの交換費用を紹介します。

金額を知るために必要な情報は、「採風タイプかどうか」「ランマ※の有無」「対象製品の範囲」の3点だけです。お名前やご連絡先は入力不要ですので、お気軽にご活用ください。
※ランマ:ドアなど人が出入りする開口部の上にある小さな窓で、主に採光・通風を目的に天井と鴨居の間に設けられます。
リシェント勝手口ドア(採風ドア・断熱仕様・安全合わせガラス・HAタイプ)の交換費用は、以下の通りです。
【製品代】 | 定価¥465,000から50%OFF ¥232,500 |
【工事費】 ※玄関ドアマイスターによる責任施工 |
¥95,000 |
【既存ドア処分費】 | ¥0 |
【鍵:標準仕様(WNキー3本)】 | ¥0 |
【オプション:セキュリティサムターン】 | ¥1,250 |
【オプション:ハイメッシュ網戸】 | ¥1,000 |
【オプション:トリプルガラス(アルゴンガス入り)安全合わせガラス】 | ¥25,000 |
小計 | ¥354,750 |
消費税 | ¥35,475 |
合計 | ¥390,225 |
※上記は、弊社にご依頼いただいた場合の価格です。(2025年5月時点)

オプションのチョイスによって価格は変わりますが、税込価格で大体35〜40万円くらいが標準です。
>>>【30秒で金額がわかる】内窓・外窓の工事費込み見積りシミュレーション
勝手口ドアリフォームで使える補助金
勝手口ドアリフォームをする際にぜひ活用していただきたい補助金が「先進的窓リノベ事業2025」です。
先進的窓リノベ事業2025は、既存住宅の断熱リフォームを通じて、省エネ性と快適性を高めて、最終的には家庭から排出されるC02を削減することを目的とした事業で、勝手口ドアだけ変えても対象になります。
ただ、ここで重要なポイントが、勝手口ドアのみのリフォームで申請する場合は「シリンダーレス」タイプを選ぶ必要があるという点です。
シリンダーレスドアとは、外から見て鍵穴がなく、室内側についているサムターンで解錠・施錠するタイプのドアを指します。
先進的窓リノベ2025事業は、原則として、勝手口ドアや玄関ドアの交換は、窓の断熱リフォームと一緒に契約しないと補助の対象になりません。
しかし、シリンダーレスドアは、窓改修としてみなすルールなので単体工事で補助金をもらえます。

「シリンダーレスだと不便なのでは」というご意見もいただきますが、鍵を外から壊されたりピッキングされたりするリスクがないため、最近は防犯面で選ぶ方が増えています。ただし、ゴミ出しなどの際に外から施錠できないので、その点には注意しましょう。
先進的窓リノベ2025事業の補助金額は、ドアのサイズと断熱グレードで決まりますが、勝手口ドアの場合、断熱グレードはAタイプのみです。
(参考:住宅省エネ2025キャンペーン|補助対象製品の検索)
ドアのサイズ | 補助金額 |
---|---|
大(L):2.8㎡以上 | ¥117,000/ヶ所 |
中(M):1.6㎡以上、2.8㎡未満 | ¥87,000/ヶ所 |
小(S):1.0㎡以上 1.6㎡未満 | ¥58,000/ヶ所 |
(参考:住宅省エネ2025キャンペーン)
勝手口ドアでLサイズに該当するのは引き戸のみで、一般的な開き扉タイプの勝手口ドアはSサイズになります。
先ほどのリシェント勝手口ドア(採風ドア・断熱仕様・安全合わせガラス・HAタイプ)の交換のみで補助金申請した場合のの費用は、以下の通りです。
【製品代】 |
定価¥465,000から50%OFF ¥232,500 |
【工事費】 ※玄関ドアマイスターによる責任施工 |
¥95,000 |
【既存ドア処分費】 | ¥0 |
【鍵:シリンダーレス】 | ¥-9,700 |
【オプション:セキュリティサムターン】 | ¥1,250 |
【オプション:ハイメッシュ網戸】 | ¥1,000 |
【オプション:トリプルガラス(アルゴンガス入り)安全合わせガラス】 | ¥25,000 |
小計 | ¥345,050 |
消費税 | ¥34,505 |
補助金 | ¥-58,000 |
合計(=実質負担額) | ¥321,555 |
※上記は、弊社にご依頼いただいた場合の価格です。(2025年5月時点)
先進的窓リノベ2025事業の申請期限は遅くても2025年12月31日までに工事をすれば対象です。
ただし、申請金額が予算に達した時点で受付が終了になってしまいますし、締め切りに近くなると申請が集中してドアの納期が遅れる可能性もあるので、リフォームしたい方は早めに専門業者に問い合わせましょう。
事務局に登録された業者でなければ申請できないので、ご注意ください。

2025年は、通風機能付きで断熱性・防犯性の両方が高い最高グレードの勝手口をリーズナブルな価格で交換できるチャンスです。これを機に、補助金を活用した勝手口ドアのリフォームをご検討ください。
勝手口ドアリフォームに関するFAQ
最後に、視聴者の方やSNSのフォロワーさんからいただいた勝手口ドアリフォームに関する質問にお答えします。
Q.「既存の勝手口ドアに面格子を後付けできる?」
原則として、勝手口ドアをそのまま開け閉めできる状態で外側に防犯用の格子を取り付けることはできません。
扉だけ格子付きのタイプに交換する方法もありますが、古いタイプでは既に規格が変わっていて同じメーカーやシリーズでも対応できないケースがほとんどです。
「勝手口ドアはもう使わない」ということであれば、ドアのサイズよりも大きい面格子をつけられます。ね。

格子付きの勝手口ドアにしたい場合は、原則としてカバー工法でまるごと交換する方法になります。
Q.「格子付き勝手口ドアのデメリットは?」
格子付きドアは通風しながら防犯性能もキープできますが、交換する前に知っておいていただきたい注意点があります。
よく聞くデメリットは、「格子が視界を妨げる」「格子が邪魔でガラスを掃除しにくい」という2点です。
見た目や掃除の手間が気になるという方は、格子なしの勝手口ドアに安全合わせガラスを組み合わせる選択肢もありますが、侵入されなくてもガラスを破られて交換費用がかかる可能性もあるので注意しましょう。

「家の防犯性を高めたい」「どんなリフォームがベストか知りたい」という方は、東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で多数の工事実績が豊富な昭和5年創業の「玄関ドアマイスター」にご相談ください。どんな人が工事に来るか気になる!という方は、下の「この3人、全国1位」の動画で、マイスターたちの人柄をご確認いただけます。
>>>2025年に窓とドアのリフォームで使える補助金!先進的窓リノベ2025事業の詳細を公開
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まとめ
今回は、防犯性の高いおすすめの勝手口ドアや交換費用、補助金などについて解説しました。
2025年は勝手口ドアの交換で補助金をもらえるチャンスの年です。
「家の防犯性を高めたい」「どんなリフォームがベストか知りたい」という方は、東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で多数の窓リノベ実績がある昭和5年創業の「玄関ドアマイスター」にご相談ください。

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