このドアから侵入に必要な時間はどれくらいでしょうか?
防犯には、泥棒の目線に立ってみることが大切です。
カギがかかっている状態のこの玄関ドアから
侵入に必要な時間はどれくらいでしょうか?
答えは 30秒 です。
泥棒はガラスを割ってカギを開けてしまいます。
ガラスを割ると大きな音がしそうですが、
実は小さくひびを入れると、ほとんど音がしません。
細かな手口は公表できませんが、
ガラスを割ってカギを開けるのに30秒はかからないでしょう。
上のイラストのように外から手を入れられてしまうと、
簡単にカギを開けられてしまいます。
この手法はドアだけではなく、窓も同じです。
警察の統計でも泥棒はガラスを割って侵入しています。
ここでご注意いただきたいのは、
泥棒は、体が入るほど大きくガラスを割るのではなく、
ガラスを小さく割って、鍵を開けて侵入してくるのです。
ですから肝心なのは、鍵を簡単に開けられないようにすること!
基本は2カ所以上のカギをかけること。
もう一つが簡単に開けられないカギにすることです。
玄関ドアでは、一昔前にピッキングという手法がはやりました。
鍵穴に針金のようなものを入れて無理やり開けてしまう方法です。
リフォーム用の玄関ドアでは、すでにどのメーカーもピッキングに強いカギが採用されています。
さらに、不正に手を入れられても、鍵のつまみ(サムターン)が取れるようになっているので安心です。
↑YKKドアリモの脱着サムターン
↑LIXILリシェントのセキュリティサムターン
各社名称は異なりますが仕組みは同じです。
カギをかけてサムターンを外しておけば、泥棒に開けられることはありません。
また、お出かけ前にサムターンを外しておいて、
外からカギをかけることも可能です。
今回はYKKドアリモのアルミタイプでお値段を抑えて玄関ドアリフォームしました。
カギはツーロックになって脱着サムターンが付いています。
今回の工事では、弊社の職人がこだわって、
内額縁をタイルに合わせて曲線にカットしています。
ちょっと気づかないところにもこだわりを見せる弊社の職人が誇りです。