コラム

公開日:2017年8月10日

/ 最終更新日:2022年11月12日

かんたん内窓のお見積り

エコガラスの修理・交換について

エコガラスとは2枚のガラスに挟まれたガス層と特殊金属膜によって構成された複層ガラスの中の1種です。エコガラスはその特殊構造によって遮熱・断熱性能が高くなっているので夏場は涼しく冬場は暖かくなり結露を防ぐことも出来ます。

エコガラスを修理・交換するには

エコガラスを導入してみよう

窓ガラスは基本的に半永久的に使用できる家具なので普段の生活においては購入することは無いと思われます。エコガラスを購入する主な動機として考えられるのはガラスが破損してしまい窓を修理する時か、住宅リフォームを計画する際にエコガラスを取り入れるかの2通りだと思われます。

どちらにしろエコガラスの設置は素人には出来ないことなのでプロの業者にエコガラスの購入及び修理・交換を依頼する事になります。

エコガラスを販売しているのは窓ガラスのメーカー・工務店・ホームセンターなどがあります。なるべくご自宅に近い距離にある業者に依頼すれば素早く対応してもらえるでしょう。

エコガラスの修理・交換にかかる費用はガラスそのものの代金に加えて、工事費や出張費や古いガラスの処分費などが加わります。エコガラスを設置する場所が高所だったり特殊な機材を使用して作業する場合は更に別途料金が加わることもあります。

ちなみにエコガラス代は特殊構造のガラスなため、従来の単板ガラスよりも割高になっています。またエコガラスの中には更に特殊な構造が施されていてより遮熱・断熱性能がアップした製品もありますが、それらは当然更に料金が割り増しになっています。

ただし、業者によってはエコガラス取り付けの際に補助金制度などによって費用が割引されることもあります。費用の詳細・見積もりに関しては各エコガラス取扱業者のホームページから問い合わせることが出来ます。


自分の欲しい性能を持ったエコガラスを選択する

エコガラスにも種類があります

エコガラスは遮熱・断熱性能に優れていますがほとんどの種類が「遮熱」か「断熱」のどちらかの性能を持っている事になります。両方を兼ね備えているエコガラスはあまり無いのでご自身がどちらの性能を求めているのかを見極める必要があります。

簡単に説明すると遮熱性能に優れたエコガラスは日光を遮断するので暑さや日差しを遮りたい場合に有効で、断熱性能に優れたエコガラスは室内の暖かさをキープできるので冬場の寒さや結露対策に有効です。

そのため、もし冬場のエアコン代を抑えたいと思っている方が遮熱性能に優れたエコガラスを取り付けてしまったら大して役に立たず無駄になってしまいます。ほとんどの業者は見積もりや打ち合わせの段階でどのような種類のエコガラスを用意しているか教えてくれるので、その際にご自身の意向を伝えてそれに見合ったエコガラスを選択しましょう。

ちなみにエコガラスは防音・防犯機能はそこまで期待できないので、防音・防犯機能に優れたエコガラスを希望する方は更に特殊な構造のエコガラスを取り付ける必要がありますので注意して下さい。

住宅の間取りや住まいの環境を考慮する

エコガラスの性能をフル活用する

どのような種類のエコガラスを取り付けるかは住宅の間取りや住まいの周辺環境が大きなカギを握ります。

例えば洗濯ものを干すベランダや西日の差しやすい場所に位置している窓ガラスならば遮熱性能に優れたエコガラスを設置すれば十分効果を発揮してくれます。

逆に台所や北側に位置している窓は日差しが入りにくい反面冬場は冷え込みやすい傾向にあるので断熱性能に優れたエコガラスを設置すれば冬場でも暖かく過ごすことが出来ます。

住まいの気候もエコガラスの種類を左右します。北海道や東北などの寒い地域は冬場の冷え込みを防ぐことが重視されるので断熱性能に優れたエコガラスが好ましいです。

逆に遮熱性能に優れたエコガラスは四国や沖縄などの暖かい地域や内陸部の暑くなりやすい地域での暑さ対策に有効です。

この様に一口にエコガラスと言っても様々な性能や取り付け時の状況などを考慮しなければなりません。エコガラスの修理・交換の際は専門業者とよく相談してみて下さい。

エコガラスの価格(相場)

エコガラスの価格は各取扱業者によって異なりますが、特殊構造で優れた性能を持っているため従来の単板ガラスよりも割高になるのは確かです。

価格の相場としては、1メートル四方のガラス1枚の場合従来の単板ガラスが15,000から20,000円なのに対してエコガラスは約35,000円ほどかかります。

実際にエコガラスと取り付ける際はガラス代に加えて工事費、出張費、その他諸々の経費が加わります。

エコガラスの修理・交換の作業工程と所要時間

業者が到着したら対象となる窓ガラスを確認する

対処となる窓ガラスの付近を養生する

窓ガラスを窓枠から取り外して、ガラスをサッシから外す

新しいエコガラスを窓枠に合うようにカットする

エコガラスをサッシにはめて窓枠にはめる

片付け及び付近の清掃をして完了

以上です。この作業にかかる所要時間はエコガラス1枚につき30分から1時間程度です。エコガラスの修理・交換に必要な手順はそれほど複雑ではありません。リフォームと言っても窓を取り外して新たなエコガラスを設置するだけなので時間もそれほどかかりません。

エコガラスの修理・交換について:まとめ

いかがでしょうか。エコガラスは遮熱・断熱性能に優れているのでリフォームにおすすめですが、エコガラスはそれぞれが持っている性能によって使いどころが変わってきますのでそれらをしっかり見極める必要があります。適切なエコガラスを選択して修理・交換すれば室内環境が良くなるだけでなく、夏場・冬場のエアコン代の大幅カットにも繋がります。

著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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