アルミの勝手口ドアを交換したいけど、どんな種類があるのか、交換の価格はどれくらいかかるのか、イメージができません。
アルミ勝手口ドアは、デザインだけでなく、断熱性や防犯性などの機能によって価格が変わってきます。今回は、アルミ勝手口ドアを交換したい方へ、リクシルのリフォーム用勝手口ドアの種類や価格、工事費用、施工例を紹介します。断熱性能、防犯性能など、最適な機能やコストのバランスが取れた勝手口ドアの選び方を知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
アルミ勝手口ドアの種類
①アルミ勝手口ドアの構造タイプ
勝手口ドアの構造は、断熱性を向上させた断熱仕様と、一般的なアルミサッシを使用したアルミ仕様の2種類があります。
リクシルのリフォーム用勝手口ドア「リシェント」の場合は、断熱仕様のドア本体はアルミと樹脂のハイブリッド構造で、室外側は強度・耐久性に優れたアルミを使用し、室内側は断熱性に優れた樹脂を使用しています。
古い勝手口ドアはアルミタイプが多いので、断熱仕様に変えることで飛躍的に断熱性が向上します。外の冷気や暑さが室内に伝わりにくくなり、勝手口に近いキッチンや脱衣所の冬の寒さや夏の暑さが和らぎ、快適になります。
②アルミ勝手口ドアのガラスタイプ
勝手口のガラスは、断熱性・防犯性の違いによっていくつかのタイプがあります。
求める断熱性や防犯性、コストに合わせて、室内側と室外側でガラスタイプを組み合わせて選べます。
<リクシルのリフォーム用勝手口ドアのガラスタイプ>
- 単板ガラス
1枚板のガラスです。 - 複層ガラス
複層ガラスは、2枚のガラスの間の中空層の働きで、ガラス面の冷えを防ぎ、結露を抑えます。熱を逃しにくく断熱性が高いガラスです。 - 合わせ型板複層ガラス
2枚のガラスの間に特殊中間膜があり耐貫通性に優れ、破壊されにくくガラス破りによる侵入を防ぐ、防犯性の高いガラスです。 - Low-Eガラス
特殊金属膜(Low-E膜)がコーティングされたガラス。室内の熱を逃がさずすぐれた断熱効果を発揮します。
③アルミ勝手口ドアの機能タイプ
・通風機能
これまでの勝手口ドアは、換気をするためにはドアを開けておかなければならないので、防犯面で不安があるのがデメリットでした。また、換気中に虫が入らないように網戸を別途内側にセットする必要もありました。
リクシルのリシェント勝手口ドアは、室内側からガラスを上下にスライドさせることで、ドアを閉めたまま換気ができるようになっています。鍵を閉めたままで通風ができるので安心して換気ができます。さらに、採風部分には網戸がついているので、特に虫が気になる夏場でも快適です。
・採光機能
古いタイプの勝手口ドアは、そもそもガラスがなかったり非常に小さいガラスしかついていなかったりすることも多いです。
リフォーム時に勝手口ドアをガラスのあるタイプにすれば、暗くなりがちなキッチンや土間にも光が入り、気持ち良い空間になります。
採光量は、ドアの格子デザインで変わってきます。ガラスの面積が増えると冬に室内側が寒くなったり結露するのでは?と心配な方もいるかもしれませんが、断熱仕様を選べば結露や寒さの心配も不要です。
④アルミ勝手口ドアのデザインタイプ
・ランマのあり、なし
ランマ有り
リクシルのリシェント勝手口ドアは、アルミ仕様にのみランマ付きを選べます。
・格子のデザインバリエーション
リクシルのリシェント勝手口ドアのデザインは、断熱仕様は井桁格子、横格子、デザイン横格子、ヒシクロス格子、縦格子、格子なし(無地)の6種類からデザインを選べます。
アルミ仕様は井桁格子、横細格子、ヒシクロス格子、パンチング格子の4種類からデザインを選べます。
アルミ勝手口ドアの交換価格
今回ご紹介したリクシルリシェント勝手口ドアの価格をご紹介します。断熱性やランマのあるなしで価格がどれくらい変わるのか参考にしてください。
①断熱仕様・ランマ無しタイプ ¥219,615(税込)
②アルミ仕様・ランマ無しタイプ ¥183,700(税込)
③アルミ仕様・ランマありタイプ ¥206,030(税込)
オプション費用例
- 断熱仕様の場合・シリンダー付き(WNキー3本)断熱仕様の場合…5,000円
- アルミ仕様の場合・ディンプルキー(リバーシブルキー5本入)…4,000円
- セキュリティサムターン…1,000円
- ハイメッシュ網戸…1,000円
- Low-E複層ガラス合わせ型板ガラス…10,000円
- 単板ガラス(SG)合わせ型板ガラス…5,000円
玄関ドアマイスターの価格では、勝手口ドアの断熱仕様とアルミ仕様では35,000円程の価格差があります。また、ランマありとランマなしでは22,000円程の価格差があります。
また、セキュリティ面や断熱性能をアップさせる鍵や網戸、ガラスのオプションでも価格が変わります。
アルミ勝手口ドア交換の価格を比較するチェックポイント
次に、アルミ勝手口ドアの交換を依頼する際の業者や見積もりの比較ポイントを紹介します。
①価格の内訳ごとに比較する
ドアの交換費用は、
- ドア本体の価格
- 工事費用
- オプション費用
- 既存ドアの処分費用
- 諸経費
おもにこれらの要素で成り立っています。
例えば、見積もりの金額が同じでも、工事費用やオプション費用、諸経費が含まれているか、いないかで実際にかかるトータル費用は変わってしまいます。見積もりを比較する時は、それぞれがいくらなのかを比較すると、業者ごとの特徴も分かってきます。
②オプションの内容を検討する
勝手口はオプションの選択で追加費用がかかるものがあります。
<選択次第で追加費用が発生するオプションの例>
- シリンダー(オプション:ディンプルキー)
- サムターン(オプション:セキュリティサムターン)
- 網戸(オプション:目の細かいタイプ)
オプション費用はリクシルのカタログでも確認できます。
リクシルWEBカタログ「リシェント勝手口ドア」
③保証内容を比較する
ドア本体や工事に対する保証は、工事が終わって使い始めてからのメンテナンス費用や修理費用の負担軽減にも関わってくるため、忘れずにチェックしましょう。
関連ページ 玄関ドアマイスターの保証について
アルミ勝手口ドアのリフォーム事例
①左右の開き方を変更して防犯面も強化した勝手口ドアリフォーム
既存の勝手口ドアは、防犯的に極めて弱い握り玉タイプのカギでした。動線的にドアの開き方向が悪かったので、吊元を左右逆にして納めました。カギはディンプルキーのツーロック、ガラスも防犯合わせガラスで防犯面もバッチリです。
②防犯性・断熱性を格段に向上したアルミ勝手口リフォーム
20年くらい前までの新築でよく使われていた、上がガラスで下がアルミパネルのドアを、
ディンプルキー2ロック、セキュリティサムターン、複層ガラス合わせ型板ガラスで防犯性の高い勝手口ドアにリフォームしました。
網入りガラスは一見防犯性が高そうですが、割っても飛び散りにくく床に破片が落ちて音が出ないので、むしろドロボーにとって都合がいいガラスです。下側のアルミパネルもカッターで簡単にカットできる材料のため、同じくドロボーに都合がいい材料です。握り玉錠も非常に弱く、ピッキングのような専門技術がなくても簡単な方法で不正に開けることが可能です。おそらく1分もかかりません。
勝手口ドアはドロボーに狙われやすいドアです。防犯性能は高めておくのがおすすめです。
古いアルミ勝手口ドアの交換・リフォームは「玄関ドアマイスター」におまかせください
古いアルミ勝手口ドアは防犯性や断熱気密性に不安がある場合が多く、メンテナンスが行き届きにくい部分でもあります。ご自宅の勝手口の劣化や寒さ、防犯性、使い勝手の悪さが気になる場合など、何でもご相談ください。現在の勝手口のタイプやサイズ、環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。