玄関ドアの色の選び方
リクシルのリフォーム用玄関ドアリシェントには、豊富なデザインとカラーが揃っています。豊富なデザインとカラーが揃っているということは、選択肢が増えるということでもあり、多すぎてどれを選んだらよいのかわからないという迷いが生まれることでもあります。その際に、注意すべきポイントは2つあります。
玄関周りとの調和
玄関ドアの色選びをする際には、色の好みだけではなく、外観のデザインのテイスト、外壁や屋根、ポーチの柱、庇、玄関周りの樹木、門扉、門柱、ポストなどもエクステリアとの調和が大切です。
調和させるためには、主に2つの方法が考えられます。外壁の色と同系色で、明るさや濃さのトーンを緩く違えて、玄関ドアだけが目立たないようにするという方法と、同系色ではあるが、明るさと濃さのトーンを強く違えたり、反対色を用いたりして、アクセントにする方法です。
自然な雰囲気、落ち着いた玄関周りを演出したい場合には、同系色で緩くトーンを変える方法があっています。個性的な住宅の外観を創り出したい場合には、アクセントとして玄関ドアの色を利用するという方法も考えられます。
色だけではなく、質感との調和も大切です。例えば、ポーチの軒天や柱が天然木で造られている場合、シュガーオークなど、同じような木目調カラーにして馴染ませることもでき、アクセントとしてトリノパインなどのブラック系のカラーを選び、玄関周りの雰囲気を、引き締めることもできます。
自然に馴染ませる方法は、無難な方法で、失敗がありません。しかし、アクセントにする方法は、外壁色だけではなく、玄関周り全体との調和を考えないと、浮き立ってしまう恐れがあります。玄関ドアは、数年おきに交換するわけにはいかないので、長く使い続けられる色を選びましょう。
汚れや褪色が目立たない色を選ぶ
玄関ドアは常に紫外線や雨風にさらされているので、紫外線によって褪色したり、雨風埃で汚れたりします。汚れが目立たたない色を選ぶこと、お手入れが手軽にできる材質を選ぶことが、いつまでも玄関ドアをきれいに保てるコツです。
リクシルの玄関ドアは、見た目は木目調ですが、木材で造られているのではなく、アルミで造られています。その為、木製玄関ドアに比べて、汚れが沁み込んだり、紫外線で退色したりすることが少なく、お手入れも簡単です。
参考サイト LIXILリシェント アルミ製品のお手入れ・お掃除方法
LIXILリシェント 玄関ドアの色
玄関ドアのデザインと機能の関係
リクシルの玄関ドアには、大きく分けて、シンプルモダン、ナチュラル、和風、洋風という4種類のデザインがあり、さらにそのそれぞれの中に数種類のデザインがあります。デザインを選ぶ際には、色と同じように、住宅の外観や玄関周りに雰囲気との調和を考えることも大切なのですが、もう一つ考えたいことがあります。
デザインによって、機能がつけられるデザインと、機能のつけられないデザインがあるからです。玄関ドアのリフォームは、それぞれのご家庭によって、異なった理由から計画されることと思います。
■ 木製玄関ドアの塗装が剥げて見栄えが悪くなった、アルミドアの表面に白い錆がつき、掃除をしてもきれいにならなくなったなど、視覚的な問題を解決する為
■ 玄関ドアが開閉しにくくなった、鍵が壊れたなど不具合を解決する為
■ 玄関内が寒い、蒸し暑い、暗いなど、玄関内の環境を改善する為
もし、3番目の玄関内の環境を改善したいという目的のリフォームの場合、目的の機能がつけられるデザインを選び必要があります。玄関内の寒さを改善したいという目的であれば、断熱仕様のドアを選べば良いので、どのデザインであっても問題ありません。
しかし、風通しを良くしたい、明るくしたいという場合には、デザインによっては、改善できません。
玄関の風通しを良くするドアのデザイン
リクシルリシェントM84型 | リクシルリシェントM83型 | リクシルリシェントM27型 |
採風機能がついた断熱ドアのデザインは、この3つだけです。ドアにつけられている、縦長のすべり出しタイプの採風部分から、玄関ドアをロックしたまま、風を採り入れられます。玄関は、窓がないので、風通しが悪く、蒸し暑くなったり、カビや嫌なニオイが発生したりしやすい場所ですが、採風機能がついていると、快適な玄関に生まれ変わります。採風部分は、腕が差し入れられない幅である上に、格子が設けられているので、侵入強盗の心配もありません。また、玄関からの風は、2階の窓へと抜けていくので、家中の換気が良くなります。
明るい玄関にするドアのデザイン
窓のない玄関に、ランマや袖のない玄関ドアをつけると、玄関内が暗くなってしまいます。古い感じがするからランマはつけたくない、親子ドアにしたいから袖はつけられないという場合には、陽射しを採り入れやすい採光量の多い玄関ドアが向いています。
採光できるドアには3つのデザインがあります。
中央スリットデザイン | 2スリットデザイン | 腰窓デザイン |
このように小さな窓のデザインの場合には、親子ドアであれば、採光タイプの子扉にすることで、明るい玄関にできます。しかし、片開きドアの場合には、上記3つのデザインの中から、選ぶ必要があります。
【LIXIL】なるほど1ミニッツ 玄関リフォーム「リシェント」
玄関ドアのデザイン性を向上させるハンドルデザイン
LIXILリシェントには、リモコンキーやカードキー用に、鍵穴を内蔵したS型ハンドルと、ドア本体に鍵穴がついているハンドルがあります。S型ハンドルは、鍵穴とシリンダーと一体化したしているため、ドア本体のハンドルの上下には、鍵穴がついていません。シリンダー自体も流れるような洗練されたフォルムです。その2つの要素が、玄関ドアのデザイン性を大きく向上させます。デザイン性だけではなく、鍵穴を隠すことによって、ピッキングを防ぐ確率が高く、防犯対策にも役立ちます。
ドア本体に鍵穴がついているハンドルには3つのデザインがあります。ロートアイアン調の装飾がついた玄関ドアにはD型が調和します。F型とA型モダンなテイスト、ナチュラルな風合い、落ち着いた雰囲気の玄関ドアなど、どんな玄関ドアにも調和しやすいデザインのハンドルです。D型にはサテンゴールドとシルキーマットブラック、それ以外のハンドルには、S型も含めてブラストシルバーと、シルキーマットブラックがあります。玄関ドアの色や、窓のサッシの色、門扉の色などとの調和を考えて、ハンドルを選ぶことで、より玄関ドアのデザイン性が高くなります。
まとめと玄関ドアマイスターからのおすすめサービス
リクシル玄関ドアは、色もデザインもバリエーションが豊富です。その分、迷いも生じると思いますが、周辺との調和と、使い勝手、そしてハンドルとの調和という観点から、ドア選びを進めていきましょう。
自然に馴染む色にする場合も、アクセントにする場合も、カタログ写真を見て、ご自宅の調和する最適な玄関ドアの色やデザインを選ぶのは、とても難しいことです。
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