内窓にブラインドなどを取り付ける効果
まずは、なぜ内窓にブラインドを取り付けたいのか、考えてみましょう。
- 目隠し効果
- 日差しが眩しいため
- 紫外線対策
- 床や家具などの劣化を抑えたい
- 断熱効果をもっと高めたい
考えていた以上にブラインドをする効果があった?と驚きましたか。上記の効果は、ブラインドに限らず、カーテンやロールスクリーンにも期待ができる効果です。ただし、期待できる効果の度合いは異なります。
さて、各効果について詳しくお伝えします。
目隠し効果
窓に何もないと、室内が丸見えになってしまいますね。シャッターがあったとしても、開けることも当然ありますから、丸見え状態になることは避けたいですよね。
室内が丸見えになってしまうことは、プライバシーが侵害されるだけでなく、セキュリティ上でも不安です。
内窓を取り付けること自体には、目隠し効果はありませんから、ブラインドを含めて何らかの対策はしなければなりません。
日差しが眩しいため
窓の位置にもよるかもしれませんが、窓は室内に光を取り込む大切なものです。快適な空間づくり・部屋づくりをする場合でも、光を取り込むことは重要視されています。
家を建てる上で、建築基準法を遵守しなければならないのですが、部屋の面積に対してどのくらいの光がはいらなければならないのか、衛生面や健康を考慮し、建築基準法施行令19条および令20条、建築基準法28条できちんと定められています。
さて、窓から入る光をそのまま室内に取り込んでしまうと、最初は気持ちがいいと感じるかもしれませんが、夏は暑すぎる、エアコンの効きがよくないなどの支障が出てきます。
だからこそ、ブラインドなどをすることによって、室内に入る光の量を調節することが可能です。
紫外線対策
紫外線対策は、日差しの問題にも関わりますが、窓ガラスから通りぬけて入ってくる分と、庭などから反射して室内に通り抜ける紫外線と2つあります。
室内にいても日焼け止めは行いましょうと推進されているように、窓にブラインドなどがなければ、紫外線を喜んで浴びていることと同然です。
健康のためには、人は紫外線を浴びる必要もありますが、浴びる量が多くなってしまうと、シミ・しわだけではなく、皮膚ガンや白内障など人の体にとって有害になると分かっています。
だからこそ、紫外線が入る量を調節するためにはブラインドはやはり必要です。
参考:国立研究開発法人 国立環境研究所
健康のための紫外線日光浴のすすめ、及び日光紫外線の人体の影響
床や家具などの劣化を抑えたい
日光・紫外線は、人の体に影響を及ぼすように、家具などにも影響を与えます。
例えば、木の製品のものであれば、色が濃くなることもあれば、薄くなることもあります。より悪化してしまうとひび割れや剥がれが起こりやすくなります。
同様に布製品のものも白いものが黄色系に染みてしまうなどの影響を受けます。日光・紫外線だけではなく、蛍光灯の光にも影響を受けてしまいますので、一概に日光・紫外線だけが原因であると断言はできませんが、お気に入りの家具や家を守るためにも、ブラインドなどが必要です。
断熱効果をもっと高めたい
内窓を取り付けるもっとも大きな効果は家の断熱性能を高めることです。
内窓を取り付けない場合でも、家の断熱性能を高めるために、断熱カーテンを取り付けることがあるように、カーテンやブラインド自体に断熱性能が施されています。
内窓との相乗効果を狙って、取り付けることも一理あるでしょう。
ブラインド・カーテン・ロールスクリーンを比較する
内窓にブラインドなどを取り付ける効果は上記の通りですが、内窓に目隠しなどの効果を期待して取り付けるものは、ブラインドだけでなく、カーテンやロールスクリーンがあります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較しましょう。
ブラインド
ブラインドはオフィスや病院などに取り付けられていることが多いですね。窓にフィットし、すっきりとしたデザインで、空間をおしゃれに整えくれます。
【メリット】
- 和室にも洋室にも合う
- 光・風を入れる量を細かく調節できる
ブラインドは、一枚一枚の羽が連なっていますが、コード一つで、羽を上下に動かすことができます。そのため、光・風が入る量を調節することが可能です。
【デメリット】
- 価格が高い
- アルミ製が多い
- 風吹いた場合の音
ブラインドは、カーテンに比べ比較的高価である場合が多いです。また、アルミ製であることが多いのですが、軽いというメリットがある一方で、熱を通しやすいというデメリットがあります。
せっかく内窓で断熱効果を高めているのに、もったいないと思いませんか。もちろん、木製などの素材もありますが、重みがありますので、よく比較する必要があるでしょう。
そして、窓を開けブラインドをしていると、風の量を調節できる一方で、カーテンより重みがあるため、カシャという音が出てしまいますので、念頭に入れた上で使いましょう。
カーテン
一般的なご家庭のリビングや寝室などにつけられていることが多いカーテンは、開閉がしやすく、デザインが豊富であるため重用されています。
【メリット】
- 安価で手に入れやすい(コスパもいい)
- お手入れの手間が少ない
【デメリット】
- ボリュームがある
- 風が吹いた際に広がる
カーテンは、ホームセンターから専門店まで幅広いお店で取り扱われている上に、断熱機能だけでなく、遮熱などの機能が備わっており、選択肢が多いです。ただし開けるか閉めるかのどちらかしかできませんので、光や風が入る量を調節することができません。
ブラインドに比べ、比較的お手入れがしやすいこともメリットです。カーテンレールから取り外し洗濯することができますので、アレルギーを軽減させるため、お手入れの必要性が高いご家庭では向いています。
一方で、カーテンにひだがついていることで、ボリュームがあり、風が吹いたときには、音はしないものの、ふわっと広がり、邪魔に感じることもあるでしょう。
ロールクスリーン
コードを使ってロール状の布を上下させるタイプのもので、カーテンとブラインドの中間的存在です。
【メリット】
- すっきりとしたデザイン
- 半開きなど開閉の度合いを細かく調整できる
【デメリット】
- 取り付けられる窓が限定される
- 断熱性や遮光性の機能は劣る
ロールスクリーンは、ブラインドと同様にコードで開閉を調節しますが、一枚の布であるため、細かな調整はできません。また小さな窓には向いていますが、大きな窓には不向きです。
ロールクスリーンは、カーテンのように、遮光性の等級を選ぶことができますが、布を丸めて収納するため、厚みを増すことができませんので、カーテンに比べ限界があります。
型ガラスや乳白色のガラスでよりすっきりさせる
実は、内窓にブラインドなどを取り付けず、目隠し効果を期待できる方法があります。
それは、内窓にはめるガラスです。
和室であれば、和紙調のガラスがありますし、余計なブラインドなどを取り付けないため、部屋がすっきりとします。
リビングなどの洋室であれば、型ガラスといって、すりガラスのような外から見えにくいタイプのガラスがあります。型ガラスの度合いや窓の位置によって検討してみてはいかがでしょうか。
内窓にブラインドを取り付ける場合の注意点
既存の窓の内側に新しい窓を取り付けるということは、既存のブラインドやカーテンとの間が足りない場合があります。
既存のブラインドやカーテンがどのような状態で取り付けられているかにもよりもますし、既存の窓の枠の幅、新しく取り付ける内窓の種類にもよります。
既存のブラインドなどを使用されたい場合、位置を変えるだけで対応できる可能性もありますので、現場確認の際に業者さんに確認することをおすすめします。
内窓をどんなタイプにするか決まっていない状態でと思われるかもしれませんが、先に希望を伝えておくこと肝要です。
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