玄関が寒い
冬になると玄関が冷え込む住宅は少なくありません。廊下や玄関には暖房の熱が届かない間取りが多いことと、玄関ドアや引き戸から家の中の暖かさが逃げていき、冷気が入り込んでくることが原因です。
このような場合、断熱性のある玄関ドアや引き戸に交換して暖かい玄関にできます。
断熱玄関ドアの仕様は2種類
玄関ドアにはアルミ製と木製、断熱仕様のドアがあります。アルミのドアは断熱ドアが開発される以前は一般的にどの住宅にも使われていました。木製玄関ドアは高級感があり断熱性もあるので昔も今も人気がありますが、高額であることとメンテナンスが大変なことから実際に使っている住宅の数は多くはありません。
現在主流の玄関ドアは断熱ドアです。関東地方で使われている断熱仕様は2種類あります。
標準的な断熱仕様 YKKAP D4仕様 リクシル K4仕様
ドア本体に断熱材が充填されていてガラス部分には複層ガラスが使われています。
より断熱性が高いドア YKKAP D2仕様 リクシル K2仕様
本体の断熱材に加え枠部分も断熱され、ガラス部分にはLow-E複層ガラスが使われています。
玄関ドアの向いている方角や玄関ドア周辺の環境によって、同じ地域でも冷え込みが厳しい玄関でも、D2仕様、K2仕様ならしっかりと断熱できます。
ガラスで決まる玄関引き戸の断熱性能
引き戸にはガラス部分の性能によって異なるタイプがあり、メーカーによる違いもあります。
標準的な引き戸 YKKAP・リクシル共通
一般複層ガラスが使われている引き戸です。
より断熱性が高い引き戸 リクシル
アルゴンガス入りのLow-E複層ガラスが使われています。
遮熱機能のある引き戸 YKKAP
断熱性能に加え、夏の強い陽射しを遮るガラスが使われています。
全面ガラス構造 YKKAP
一般的な引き戸はガラスと桟が組みあわされている為、ガラスの桟の間からの隙間から熱が出入りしてしまいます。全面ガラス構造にはその隙間が生まれない為、より複層ガラスの断熱性能が活かされます。
お悩み解決 断熱・寒さのお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
玄関が暗い
玄関に陽射しが入りにくく、晴れた日の日中でも照明を点けなくてはならないという間取りの住宅は少なくありません。照明を点けなくては外出準備や掃除がし難くい為、電気料金も嵩み、省エネ性が低下してしまいます。
採光デザインの玄関ドアで解決
ガラス部分の面積や形状と位置によって採光量が変わります。玄関が向いている方角や玄関周辺の環境に合わせて最適な採光デザインを選びましょう。
陽射しが強く射し込む玄関にはLow-E複層ガラス遮熱タイプ
強い陽射しが入る為、新築時には敢えてガラス部分の少ないデザインを選んだという住宅では、夏に玄関内の温度が上昇します。それを避けるためには、Low-E複層ガラス遮熱タイプが効果的です。
ランマをつける
背の高い玄関ドアが主流になっている為、和風住宅以外ではランマのない玄関ドアが好む人が増えています。
ただ、ランマにはガラス破りの心配をせずに豊富に陽射しを採り込める良さがあります。高い位置からの陽射しは長時間差し込み続けるので、夕方まで玄関内を明るくします。
ドア本体とのバランスを調和すれば、デザイン性を損なう心配もありません。採光デザインにすると外部からの視線が気になる…という場合には、ランマがおすすめです。夜間に家の中がガラス部分からほんのり見えてしまうというようなこともありません。
引き戸はどのデザインも明るい
引き戸はガラス部分が多いため、どのデザインを選んでも玄関内は明るさを維持できます。玄関ドアと同じように、陽射しが強く当たる玄関にはLow-E複層ガラス遮熱タイプがおすすめです。
お悩み解決 玄関が暗いお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
参考サイト YKKAP 光を採り入れる
換気が悪い
窓がない玄関では、風を採り込めない為換気が悪くなりやすい場所になってしまいます。玄関は傘の水滴や靴についた泥汚れなどが持ち込まれるので、湿度が高くなりやすく、汚れやすい場所です。その為、風通しが悪いとジメジメする、靴のニオイが充満する、カビが生えるなどの問題が発生することがあります。
また、玄関からの風が入らないと、玄関だけではなく家中の空気の動きも悪くなります。反対に玄関から風を採り込めると、その風は2階の窓へと抜けていくので、玄関だけではなく家中の風通しが良くなり、空気環境が向上します。
通風タイプの玄関ドアで解決
玄関ドアの鍵をロックしたまま風を採り込める玄関ドアに交換すると、高い防犯性を保ったままで、換気の良い家にできます。網戸がついているので虫の侵入の心配もありません。
リクシルの採風部分はYKKAPの通風機構と比較すると幅が広目ですが、格子があしらわれている、一方、YKKAPの通風機構は腕が差し入れられない幅になっているので、どちらもガラス破りの心配はありません。
また、YKKAPの通風機構は子扉につけることもできるので、親扉は採光デザインにし、子扉で採風することもできます。
引き戸は網戸をつければ採風できる
引き戸は玄関ドアとは違い開放する幅を自在に調整できます。気候に合わせてちょうど良い幅に開けておけば、気持ちの良い風が家の中に入ってきます。
ただ、虫もいっしょに入ってきてしまうので、オプションで網戸をつけることをおすすめします。網戸は虫だけではなく、通りからの視線も防ぎます。
お悩み解決 通気性が悪いお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
通行し難い
玄関ドアは、前方に扉が出っ張ってくる、全開放しない限り手を離すと閉じてしまうという使い難さがあります。普段は感じなくても、子どもを抱いている、ベビーカーを押している、車椅子に乗っているというような状況では、通行がし難くなってしまいます。
このような使い勝手の悪さは間口の条件を満たせば解決できます。
親子ドア・片袖ドアは親扉の幅の調整
親扉の幅を広くし、子扉や袖の幅を狭くすることで通行の幅を拡げられます。大型の家電や家具の搬入時には、子扉も開放できる親子ドアが便利です。
両袖ドア・両開きドアは枠タイプの変更、または引き戸に交換
この2つのドアは間口が広いので、2つの選択肢があります。
- 両開きドアから袖付き親子ドアに交換 親子ドアに袖が付いているので、袖と子扉の幅を調整すると両開きドアより親扉の幅を拡げられます。
- 両袖ドア・両開きドアから引き戸に交換 通行の幅はほぼ同じですが、前方にドアが出っ張ってこないので通行しやすくなります。また、ドアを押さえておく必要がなくなるので、ベビーカーや車いすの乗り入れが楽です。
お悩み解決 使い勝手のお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
防犯性が不安
少し前までは、引き戸は玄関ドアより防犯性が低いと思われていましたが、最新の引き戸は玄関ドアに劣らない防犯性能を備えています。
最新の玄関ドア・引き戸は、あらゆる侵入犯罪の手口に備えての対策が標準装備されているので、交換するだけで高い防犯性を得られます。
お悩み解決 防犯のお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
スマートキーで玄関ドアの開閉をしたい
玄関ドアや引き戸の交換をするならそのチャンスに鍵の開閉の面倒さがなくなり、防犯性も高まるスマートキーにしたいという希望が多いと思います。
YKKAPとリクシルでは使い勝手が多少違いますので確認しておきましょう。
YKKAP | リクシル | |
引き戸にもつけられる | × | 〇 |
カードキー(YKKAPはタグキー)とリモコンキーを併用できる | 〇 | × |
スマートキーと手動キーを併用できる | × | 〇 |
引き戸に交換する場合にはリクシル一択です。
その他の部分に関しては、ご家族の鍵の使い方を考えて使いやすい方を選びましょう。
お悩み解決 使い勝手のお悩みを、玄関ドアリフォームで解決
玄関ドアの交換でより快適で便利な暮らしが始まります。玄関ドアにも引き戸にもそれぞれの良さがありますので、間取りや玄関周りの環境、ご家族の暮らし方に合わせて最適な出入り口をお選びください。
玄関ドアマイスターは玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアことなら何でもご相談ください。玄関の向きや玄関周りの環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。