サムターンで玄関の防犯対策を強化
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サムターン回しのやり方 | 着脱できるセキュリティサムターン |

玄関ドアの防犯性を高めたいという場合には、着脱式サムターンへの交換という方法があります。
着脱式サムターンとは、取り外しのできるサムターンのことです。サムターンを外しておけば、サムターン回しを防げます。
サムターン回しとは、袖ガラスや玄関ドアを破壊してあけた穴から腕を差し入れて、サムターンを回して鍵を開けてしまう侵入窃盗の手口です。このサムターン回し対策として開発されたサムターンが着脱式サムターンです。
玄関ドアの内側にあるサムターンがなければ、ガラスを破った後にツマミを操作できないので、不正開錠ができません。YKKAPやリクシルの玄関ドアに備えられています。
- >>>参考サイト リクシルお客様サポート 玄関ドアのセキュリティサムターンの使い方を教えてください。
- >>>参考サイト YKKAP お客様サポート サムターン回し被害対策に脱着サムターン
玄関ドアに備え付けられているサムターンやドアガードの使い方について詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 玄関ドアの使い方で防犯性が変わる!サムターンやドアガードは適切に使えてる?
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サムターンが引っかかる、回らないなどの不具合の原因と対処方法

玄関ドアを開ける為にサムターンを回そうとしても引っかかるという状態になる原因には、経年劣化とサムターンの内部に砂埃などが入り込んでしまっていることが考えられます。
経年劣化
鍵の寿命はおよそ10~15年と言われていますので、経年劣化により内部が破損してしまい、不具合を引き起こすことがあります。
内部に砂埃
玄関ドアは常に雨風紫外線にさらされています。強風時に細かな砂ぼこりが鍵穴の中に入り込んでしまい、不具合を引き起こすことがあります。砂埃が詰まっているのでは?と思い当たった場合には早めに対処しましょう。
鍵や玄関ドア開閉の不具合の解決方法についてはこちらから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドアの修理辞典 鍵が入りづらい、抜けにくいときの対処法
>>>玄関ドアの修理辞典 ドアがひっかかって綺麗に閉まらないときの対処法
交換のタイミングは引っかかる状態になった時
引っかかるけれど何とか回せる、鍵を使う外からの施解錠は問題なくできるという状態であると、ついつい放置してしまうことが多いと思います。しかし、引っかかるというタイミングで対処しないと、やがて回らない、全く動かないという状態になってしまいます。動かなくなった場合には、交換する以外の対処方法はありません。
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サムターンを交換する方法

玄関ドアは毎日複数回使用するので、サムターンに不具合が起きていると、防犯上の不安と同時に、操作時のストレスになってしまいます。応急処置としてできることはないのか考えてみましょう。
交換の方法には、サムターンだけ交換する方法と、シリンダーだけ交換する方法、錠前を交換する方法があります。
シリンダーは鍵穴がついている丸い部分、錠前は玄関ドアに固定されているシリンダーやサムターン、デッドボルトなどがすべて納まった箱のことです。
交換は専門の業者に依頼する方法とDIYでする方法があります。専門の業者に依頼する方法は費用が嵩みますが、確実に交換してもらえます。DIYでする方法は費用を抑えられますが、鍵の種類、特に新しいタイプの鍵の場合は、DIYの高いスキルが求められます。
専門の業者に依頼する費用
サムターン交換
シリンダー交換には、シリンダーと鍵の部品代に加えて作業料金がかかります。作業料金はおおよそ1万円台で対応してくれる業者さんが多いようです。サムターンの製品代は1万円程度です。
シリンダー交換
シリンダー交換には、シリンダーと鍵の部品代に加えて作業料金がかかります。作業料金はおおよそ1万円台で対応してくれる業者さんが多いようです。鍵の製品代は鍵に種類とメーカーによって変わります。防犯性が高いディンプルキーは1.5~3万円程度かかります。プッシュブル錠は鍵が2か所ついているので、両方とも交換すると1.8~3.8万円程度かかります。
錠前交換
作業料金はおよそ2万~3万円で対応してくれる業者さんが多いようですが、錠前交換には錠前と鍵の部品代に加えて作業料金がかかります。
ディンプルキー用の錠前の製品代は2万~3万円、インテグラル錠用の錠前では1万~3万円、プッシュプルハンドル錠の錠前では2万~4万円程度です。
インテグラル錠はドアノブにシリンダーがついている錠、プッシュプルハンドル錠はハンドルの上下2か所にシリンダーがついている錠を指します。
DIYでサムターンを交換する方法
DIYでの交換方法を見ていきましょう。ただ、サムターン交換はシリンダー交換より手間がかかりますので、業者に依頼することをお勧めします。
準備
サムターンには、標準タイプと防犯対策が施されている空転サムターン、偏荷重サムターンなどがありますが、DIYで交換できるサムターンは標準タイプだけです。まず初めに標準タイプであることを確認した上で、鍵のメーカーと型番を調べ、それに適応するサムターンを用意します。
サムターンの交換方法
- ドライバーを使い、外側のビスを取り外します。
- つまみを取り外し内部のボスを取り外します。
- 扉の横にあるフロントプレートを取り外します。
- フロントプレート下にあるサムターンを留めているビスを取り外します。この時、シリンダーを止めているビスはそのままにしておきます。
- 新しいサムターンを取り付けます。
- 扉を開けたまま、サムターンの動作を確認します。
玄関ドアの鍵交換やドアノブ修理についてはこちらのコラムからご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 玄関ドアの鍵交換をする方法はDIY?業者に依頼?
>>>玄関ドア豆知識 玄関ドアノブを修理する方法 緩みの解決も!
DIYでシリンダーを交換する方法
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シリンダー交換は比較的DIYでも挑戦しやすいのですが、錠前交換は部品の数が多く複雑なので、業者に依頼することをお勧めします。また、現在の鍵より防犯性の高い鍵に交換したいという希望があれば、業者に依頼するとメーカーや型番に制限なく、より防犯性の高い鍵に交換してもらえます。
準備
鍵の種類と型番を確認する
玄関ドアの鍵には様々な種類があり、その種類に応じた方法で交換しなくてはなりません。玄関ドアの鍵交換で大切なことは、正確な型番を選ぶと共に、錠前のタイプにあった方法で交換することです。現在使っている鍵のメーカーと型番をチェックしましょう。
間違った鍵を購入してしまうと、鍵は防犯用品なので返品や交換ができません。せっかくDIYで費用を抑えようと思っても、かえって無駄な出費が嵩んでしまいます。
メーカーはわかっているが型番が分からない場合には、メーカーに問い合わせる、メーカーも型番もわからない場合は、鍵の種類と錠箱で確認します。
確認方法
玄関ドアの側面にある錠箱にメーカー名と型番が刻印されています。下記の参考資料PDFから刻印の探し方の図解をご覧いただけます。
>>>参考資料 美和ロック製品記号の確認方法.pdf
鍵の種類別交換方法
LA型
- 錠箱のフロントにあるネジを外し、フロントカバーを取る
- マイナスドライバーを使い、シリンダー固定ビスを引き抜いて鍵を外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして差し込み、シリンダー固定ビスを差し込む
BH型
- 鍵を鍵穴に差し込んだまま、玄関ドアをロックした状態でフロントカバーのネジを引き抜き、フロントカバーを外す
- プラスドライバーを使ってビスが回らなくなるまで緩める
- 鍵は挿したままで鍵を取り外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして差し込み、差し込んである鍵を回してサムターンが動くことを確認する
- 固定ビスを閉める
PMK型
- 四隅にネジを取り外して錠箱を外す
- 鍵の周囲のあるネジを外し、錠箱からプレート状のシリンダー留め具と一緒に鍵を外す
- 新しい鍵とプレート状のシリンダー留め具を、刻印されているメーカー名を上にして取つける
- 錠箱をドアに取り付ける
RA型
- 側面のネジを外して、ドアレバーを取り外す
- ネジを外し、錠箱をドアから取り出す
- 錠箱の裏側にある鍵と、鍵の上下にあるシリンダー留め具を取り外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして取り付け、上下をシリンダー留め具で固定する
- 錠箱をドアに取り付けた後、ドアレバーを取り付ける
SWLSP型
- サムターン(室内側にあるツマミ)の固定用ネジを外す
- 室外側の鍵を取り外し、新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして交換する
- サムターンの固定用ネジを締め、鍵を固定する
- NDZ型の鍵を交換
- 四隅のネジを取り、ドアから錠箱を外す
- プレート状のシリンダー留め具のネジを外す
- 刻印されているメーカー名を上にして差し込み、錠箱を取り付ける
PG型の鍵を交換方(プッシュプルハンドル)
- 室内側のハンドルの両側面についているネジを外し、室内側のハンドルを取り外す
- ハンドルを取り外した後に出てくる室外側ハンドルのネジを外し、室外側のハンドルも取り外す
- ドア側面のフロントカバーを外す
- 錠箱の中に差し込まれているシリンダーの固定ビスを外してから鍵を取り外す
- 刻印されているメーカー名を上にして新しい鍵を取り付け、固定ビスを差し込む
- ハンドルを元に戻す
PX型の鍵を交換(プッシュプルハンドル)
- 室内ハンドルについている上下サムターンを外し、室内側、室外側のハンドルを外す
- 室外ハンドルの裏側にあるシリンダー固定プレートを外し、鍵を取り出す
- 刻印されているメーカー名を上にして新しい鍵を取り付ける
玄関ドアマイスターでは、修理や部品交換の工事はお請けしておりません。玄関ドアの交換を承っております。
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住宅の防犯性を高めるセキュリティサムターン付きの玄関ドアへの交換

サムターンや鍵など部分的な交換の方法と比較して、より玄関ドアの防犯性を高める方法は最新の玄関ドアへの交換です。
玄関ドアを交換すると、着脱式サムターンと最新の鍵がついた玄関ドアに変わります。一方、10数年以上使い続けている玄関ドアの防犯性は、低下し続けています。侵入強盗の手口は年々巧妙になっているからです。
また、最新のドアにはガラス破りによる被害を防ぐ着脱式サムターンや、ピッキングに強い鍵以外にも、こじ破りを防ぐ鎌錠や、かんぬきのように働くドアガードも取り付けられています。
鎌錠とは鍵をかけた時に玄関の枠に刺さる部分が、鎌のような形状になっているデッドボルトです。こじ開けをしようとしても、デッドボルトが鎌のように玄関枠に食い込むのでこじ開けできません。
ドアガードは本来、ドアを開ける角度を制限し、不審な来訪者の侵入を阻む働きをする部品です。ただ、最新の玄関ドアのドアガードは施錠時にスライドさせるとカンヌキの働きもさせられます。
また、ガラス破りや外部からの視線の侵入を防ぐ為、細長い形状のデザインや、格子やアイアン調の飾りがついた採光窓のデザインも用意されています。
このように、最新の玄関ドアにはあらゆる侵入窃盗の手口への対策が備えられているので、10数年前のドアと比較すると、飛躍的に防犯性能が進歩しています。
サムターンカバーなど、サムターンの防犯性を高める防犯グッズなどもありますが、後付けの防犯グッズにはそれほど高い効果は期待できません。
サムターンが引っかかる、回らないなどの問題が発生する時期は、そろそろ玄関ドアを交換する時期と捉えることもできます。着脱式サムターンがついている新しい玄関ドアへの交換は、住宅の防犯性を高め、ご家族の安全を守ります。
玄関ドアの防犯についてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 防犯から考える玄関ドアの選び方
さらにに最新の玄関ドアは断熱性や通風性を備えていることに加え、おしゃれなデザインも揃っています。
玄関を快適にする玄関ドアについてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 玄関ドアのリフォーム例 不具合をなくすだけ?暖かさや風通し、玄関周りの雰囲気も改善できます

玄関ドアマイスターでは修理はしておりませんが、玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアのことなら何でもご相談ください。玄関の向きや玄関周りの環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
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お電話からもお問い合わせいただけます。
ご希望の開き方タイプとデザインをお選びいただくと、取り付け工事費込み費用をご確認頂けます。
東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。必ず納得できる玄関ドアリフォームをいたします。

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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。