窓サッシの鍵「クレセント錠」とは
コラム
公開日:2024年7月20日
/ 最終更新日:2024年08月06日
窓サッシの鍵は、防犯上重要な役割を担っています。
万が一鍵が壊れてしまったら、空き巣等のリスクが高くなり危険です。
そこで本記事では窓サッシの鍵のメンテナンス方法や、具体的な交換の手順についてご紹介します。
「クレセント錠」とは、引掛けて止めるタイプの鍵の一種です。
三日月のような形をしたハンドルを回すことで、窓を施錠・解錠する仕組みになっています。
窓サッシの鍵に多く使われ、窓の上部または下部に取り付けられます。
クレセント錠は施錠されているかどうかが一目で分かり、シンプルで機能的なデザインのため多くの住宅で利用されているのが特徴です。
ここでは、主なクレセント錠の種類についてご紹介します。
具体的な種類を知っておくことで、ご自宅の状況に合ったタイプを選んでみてください。
ロック機能付のクレセント錠とは、通常のクレセント錠に追加のロック機能が付いているタイプのことを指します。
ツマミをスライドさせることでロックが掛かり、防犯性が高まります。
通常のクレセント錠と同様に操作が簡単で、誰にでも使いやすいのが特徴です。
ただし通常のタイプよりも部品が増えることから、定期的なメンテナンスが必要です。
例えば可動部分に埃やゴミが溜まらないように清掃したり、必要に応じて潤滑剤を使用したりすることが求められます。
ダイヤル付のクレセント錠とは、クレセント錠にダイヤル式のロック機能が追加されているタイプのことを指します。
ダイヤルを回して特定の番号に合わせることで、施錠・解錠ができる仕組みです。
そのため、万が一空き巣に窓ガラスの鍵周辺を割られても簡単には解錠されにくくなります。
貴重品のある部屋など、空き巣に入られたくない箇所に設置するのがおすすめです。
ただしダイヤルの番号を忘れると自分で解錠できなくなってしまうため、番号の管理が重要です。
また通常のクレセント錠に比べて高価になる場合があるため、注意しましょう。
ここでは、窓サッシの鍵の一般的なメンテナンス方法についてご紹介します。
具体的な手順を知っておくことで、ご自宅の窓サッシの鍵メンテナンスの際に活かしてみてください。
ただしあくまでも応急処置のため、根本的な解決にはならない場合があります。
しっかり修理する場合には、専門業者に点検を依頼してみて下さい。
クレセント錠がゆるくなった場合、ネジの締め直しで解決できる場合があります。
まずはドライバーを使ってネジを締め直します。ネジの位置を確認し、緩んでいるネジをしっかりと締め直しましょう。
場合によっては、クレセント錠の位置がずれていることもあります。そのため一旦ネジを少し緩めてから錠の位置を微調整し、再びネジを締め直すとぴったり収まる場合も多いです。
もしクレセント錠の可動部分に埃やゴミが溜まっている場合は取り除き、潤滑剤を塗布すると開閉がスムーズになります。
クレセント錠が固くて動かない場合も、適切なメンテナンスを行うことで解決できる場合があります。
まず埃やゴミが溜まっていると動きが悪くなるため、掃除して汚れを取り除きましょう。
綿棒や歯ブラシを使うと、細かい部分の掃除がしやすいです。
またはクレセント錠の位置がずれている可能性があるため、一旦外してみるのもおすすめです。
ネジを少し緩めてから錠の位置を微調整し、再びネジを締めます。
そしてクレセント錠の可動部分に潤滑剤を使うことで、動きをスムーズにできます。シリコンスプレーや潤滑油を使用して、動きに問題が無いか確認しましょう。
ここでは、窓サッシの鍵の交換手順についてご紹介します。
クレセント錠が古くなっている場合、鍵の交換で元通りに復活する場合があります。
窓サッシの鍵を交換する際には、まず鍵の寸法を正確に測定することが重要です。具体的な項目の例としては、下記が挙げられます。
鍵を取り付けるためのネジ穴の間隔や、本体の幅と高さを測定し、同じサイズの鍵を購入しましょう。
寸法の測定を正確に行うことで新しい鍵がしっかりと設置でき、防犯性能も向上します。
鍵の寸法を測定できたら、既存の鍵を撤去する作業に入ります。
撤去する際には、必要に応じてドライバーやペンチ、軍手といったアイテムを使用しましょう。
作業前には窓がしっかり閉まっていることを確認し、作業中に窓が動かないように注意するのがポイントです。
まずは、鍵を固定しているネジを確認します。
ドライバーを使って、ネジを一つずつ緩めていきます。ネジが固い場合は、慎重に力をかけて緩めましょう。
鍵本体が固くはまっている場合は、ペンチを使って少しずつ引き出します。
鍵本体が取り外しにくい場合は、窓サッシや鍵本体にダメージを与えないよう注意して作業します。
事前に測定した鍵の寸法に合うように、新しい鍵を用意します。
設置の際は、まず新しい鍵の取り付け位置を確認しましょう。
既存の取り付け穴と新しい鍵のネジ穴が一致するか確認し、一致しない場合は新しい鍵に合わせて位置を微調整します。
次に、新しい鍵を固定します。
ネジはドライバーを使って、均等に締めましょう。最初から完全に締めるのではなく、仮止めしてから最後に固定する方法の方が成功しやすいです。
鍵がしっかりと固定されたら、窓を開閉して鍵が正常に動作するか確認します。
鍵がスムーズに動かない場合は、ネジを少し緩めて位置を調整すれば完了です。
ここでは、窓サッシの鍵でよくある疑問についてご紹介します。
これからメンテナンスを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
窓の防犯性能を高める方法には、下記のようなパターンがあります。
築年数の経った住宅の場合、窓を破壊することで侵入されてしまうケースがあります。
そのため内窓(二重窓)の設置や窓サッシの交換で、耐久性の高い製品を設置しておくのがおすすめです。
さらに補助錠を設置すれば、防犯性能がアップします。
窓サッシの鍵の交換は、基本的な工具が揃っていればDIYで行うことも可能です。
自分で作業することで、業者に依頼する費用を節約できます。
しかしDIYでの交換には、リスクやデメリットも存在します。そのため一般的には、鍵交換だけなら鍵交換の専門業者に依頼する方が安心です。
プロの業者は経験豊富で、確実に鍵を交換できます。窓の種類や鍵の種類が複雑な場合でも、状況に合わせた対応が可能です。
内窓(二重窓)やサッシ交換により本格的に防犯対策をするなら、リフォーム業者に相談するのがおすすめです。
建具専門のリフォーム業者に依頼することで安全で確実な鍵付きの窓に交換ができるため、ぜひ検討してみましょう。
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換と併せて行う窓のリフォーム(内窓・窓交換)を承っています。玄関ドアや窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
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