スマートキーが反応しなくなるケース
スマートキーが反応しなくなる原因は、玄関ドアについている電池ボックスの電池、又はリモコンキーに内蔵されている電池の消耗です。どちらも1日10回操作した場合はおよそ1年が交換の目安です。
電池が完全に消耗する前に、電池消耗警告ランプが点滅し、ピピピピピピピッと7回警告音が鳴り、電池切れがお知らせされますので速やかに交換しましょう。
低温環境では電圧が下がるという電池の性質によって、施解錠の際に交換のお知らせが使い始めて間もないのに出ることがあります。この場合は、暖かい場所にリモコンキーを移動させると、電池電圧が回復するので施解錠する際の警告音が出なくなります。
また、使い始めからまだ1年もたっていないスマートキーが反応しない場合があります。置き忘れ防止機能やスリープ機能が働くと、一時的にリモコンが反応しなくなるからです。この場合は警告音が鳴りますので、電池切れ以外の原因であると判断できます。
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置き忘れ防止機能
防犯の為に搭載されている機能です。ハンドル近くにリモコンキーが置かれている時に室外側のハンドルのボタンが押されると警告音が鳴り、施解錠できなくなってしまいます。この場合は、置き忘れているリモコンキーをハンドルから3メートル以上離れた場所に移動させると施解錠できるようになります。
また、ポケットやバッグにリモコンキーを入れているのに施解錠できないことがあります。これもリモコンキーが静止していると置き忘れ防止機能が働くからです。このような場合にはリモコンキーを少し揺らすと警告音が止まり、施解錠できるようになります。
スリープ機能
外部からのハンドルボタンの操作防止とリモコンキーの電池消耗を減らす為に搭載されている機能です。
ハンドルの近くにリモコンキーを数分間放置していると、室外側のボタンが押されても反応しなくなってしまいます。施錠、又は開錠のボタンを押すと復帰します。
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YKKAPスマートキーの種類と電池交換の方法
YKKAPのスマートキーにはリモコンキーとタグキーがあります。タグキーには電池が内蔵されていないので、電池交換の必要はありません。リモコンキーは電池が切れると反応しなくなってしまうので電池交換が必要です。
リモコンキーには発売時期によって3種類ありますが、どの種類も使用する交換電池は同じCR2032コイン形リチウム電池です。ただしそれぞれ交換の方法が異なります。
お使いのスマートキーの種類は、玄関ドアに2つ取り付けられている鍵のうち、下部の鍵の下にある刻印で確認できます。
交換の際は、基盤に触れないことが大切です。また、体が帯電している状態で電池を交換すると、故障するリスクがありますので、金属に触って静電気を逃がしてから行うことと、濡れた手で作業をしないこと、セーターなど静電気がおこりやすい衣服で作業しないことに注意します。
リモコンキー
YKKAPの中で最も新しいスマートキーです。電池の交換目安は1年です。
下部錠刻印はEC-Y7です。はめ込み式なのでネジやドライバーは不要です。
1)リモコンキー裏面のツメをスライドしながら非常用収納カギを引き抜きます。
2)非常用収納鍵を差し込みます。
3)電池カバーを取り外します。
① 差し込んだ非常用収納カギを時計回りに回します。
② 反対側にも非常用収納カギの先端を差し込み、時計回りにまわして電池カバーを外します。
4)電池を取り出し新しい電池を入れます。
5)電池カバーを取り付け、非常用収納カギを元の位置に戻します。
YKK AP CHANNELから動画をご覧いただけます。
>>>リモコンキーの電池交換_スマートコントロールキー
ポケットキー
現在のひとつ前のスマートキーです。タグキーが登場する前にリモコンキーを導入されたご家庭ではこのリモコンキーをお使いだと思います。
電池の交換目安は2年です。下部錠刻印はEC-Z3、EC-Z4、EC-Z7のいずれかです。
M2x3のネジを1本と、JIS規格 プラスドライバー1番を使います。
1)リモコンの裏側のネジを外します。
2)電池カバーを縦にずらして外します。
3)電池を交換します。
4)電池ケースをはめてねじをしめます。
YKK AP CHANNELから動画をご覧いただけます。
>>>ポケットkeyの電池交換_スマートコントロールキー
ポケットキーシステム携帯器
2017年3月に販売終了した玄関ドアに受信機がついているリモコンキーです。リモコンキーの出始めに導入されたご家庭では、このタイプをお使いだと思います。電池の交換目安は2年です。
M2x5のネジを2本と、JIS規格 プラスドライバー1番を使います。
1)携帯機のネジをはずし、側面に爪を入れてケースを開きます。
2)基盤をケースからはずします。
3)古い電池を電池カバーから押し出し、電池のプラスとマイナスに注意して新しい電池を挿しこみます。
4)基盤が灰色のゴムパッキンをかみこんでいないことを確認してからケースを戻し、カチッという音がしたらネジで固定します。
YKK AP CHANNELから動画をご覧いただけます。
>>>携帯器の電池交換_ポケットキーシステム
電池ボックスの電池の交換方法
デザインB | デザインB |
電池ボックスの電池も1日10回操作した場合、およそ1年で交換の時期を迎えます。電池の交換時期は寒い環境にあるほど短くなる為、寒冷地では1年経たないうちに交換の時期を迎えることもあります。
交換の時期になると室外側ではハンドルの点滅部分が赤くなり、室内側では電池ボックスの電池消耗警告ランプが赤く点滅します。
お知らせから約100回は操作できますが、完全に電池が消耗すると、リモコンキーやタグキーでの操作ができなくなってしまいます。
単3形アルカリ乾電池を4本使います。古い電池や異なる銘柄の電池の使用は避け、同じ銘柄の新品の電池4本と、今入っている電池を交換します。リチウム乾電池も使えますが、充電式・マンガン乾電池は誤作動の原因になるので使用できません。
1)
デザインA 電池ボックスの溝部を押しながら電池カバーを少し手前に引いてはずします。
デザインB 電池カバーの下部にある△の部分を指で押さえながら、上にスライドしてはずします。
2) 古い電池を4本ともはずし、新しい電池4本を電池の方向を確認しながら電池ボックスに入れます。
3)
デザインA 電池ボックスの溝部を押しながら上からスライドさせるように電池カバーを取り付けます。
デザインB 電池カバーの下部にある△の部分を指で押さえながら、下にスライドしてはずします。
リモコンキーは閉め出しを心配され躊躇される方もいらっしゃいますが、電池切れや、外出時のオートロック設定をしなければ、安心して使えます。
また、万が一電池切れになってしまっても、非常用手動キーが内蔵されているタイプなら、手動キーで開錠できます。
玄関の使い勝手が良くなり、防犯性も高くなるスマートキーはこれからの暮らしには欠かせない鍵です。玄関ドア交換の際にはスマートキー付きの玄関ドアがおすすめです。
スマートキーが使える玄関にしたいなと思われた時にはお気軽にご相談ください。
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