オートロックを後付けする方法と工事の費用
オートロックの後付けには主に3つの方法があり、方法によって後付けの方法が異なります。現在の鍵のメーカーや型番によっては取り付けができないこともあります。まず初めに自宅のシリンダーのメーカーと型番を確認しましょう。確認方法が分からない場合は、先にオートロックの後付けを依頼する業者にその旨を伝え、鍵を見てもらってから最適な方法を選ぶこともできます。
シリンダーにかぶせる方法
手動で玄関ドアの施解錠をする際には鍵を鍵穴に差し込んで回して行いますが、この部分がシリンダーです。目に見える部分の鍵穴の奥には、複雑なギザギザがついた内筒と錠前に固定されているが外筒があります。錠前とは扉に取り付けられているシリンダーが収まっている箱のことです。
このシリンダーにオートロックを取り付けます。ただ、この方法をとる場合には、オートロックが鍵穴に対応している必要があります。MIWAやGOALなどの大手メーカーの鍵には対応している製品が多いので、まずメーカー名を確認しましょう。
シリンダーごと交換する方法
現在、玄関ドアについているシリンダーを取り外し、シリンダーを内蔵したオートロックに交換する、又は手動錠用のシリンダーと交換し、シリンダーに被せるタイプのオートロックを取り付けます。
シリンダーを内蔵したオートロックに交換する場合には、玄関ドアの厚みによる制限があります。厚すぎる、薄すぎる、飾り枠がついているというような玄関ドアの場合、シリンダーを内蔵したオートロックに交換できないことがあります。
そのような場合には、手動錠用のシリンダーと交換し、シリンダーに被せるタイプのオートロックを取り付けます。その結果、シリンダーが取り付けられていた穴を埋める作業も行われます。
オートロックを追加する方法
現在使用している鍵はそのまま残し、新しいオートロックの鍵を取り付けます。この方法は、貼り付けるだけでオートロックを追加できるので、業者に依頼しなくてもDIYで取り付けられます。
オートロック取り付けにかかる工事費用
オートロック取り付けにかかる工事費用は、オートロックにする方法によって異なります。 シリンダーを交換する場合にはおよそ1万円~、錠前ごと交換する場合にはおよそ2万円~の工事費用がかかります。作業内容や、専門業者に料金設定によって変わってきますので、見積もりを出してもらいましょう。
オートロックの種類
オートロックには、電子錠と手動錠があり、種類によって使い勝手と製品価格が変わります。
電子錠・かざして解錠するタッチキー
カードやリモコン、スマホなどをかざして施解錠するタイプのオートロックです。付属のカードやリモコンの他に、使用しているスマートホンやICカードを登録すれば、鍵として使えます。
電子錠・ボタンを押して解錠する暗証番号キー
カードなどのパスワード入力に使われる際に使う入力機器のようなオートロックです。暗証番号を押して開錠します。防犯性は高いのですが、暗証番号を忘れてしまうと閉め出されてしまいます。
電子錠・指紋で認証し開錠するオートロック
指紋を読み込ませて開錠するオートロックです。指紋を読み込ませるだけなので、暗証番号を忘れて閉め出される心配がありません。ただ、製品によってはエラーが出やすいという問題があります。
機械の仕組みで自動的に施錠するドアノブ
電子錠ではなく、鍵の仕組みによってオートロックするドアノブです。鍵を開ける際には手動で行うため、開錠の際には、他の電子錠のような利便性はありません。ただ、停電や電池切れによる閉めだしの心配はありません。ただし、鍵の携帯を忘れると開けられなくなってしまいます。
機械の仕組みで自動施錠する暗証番号キー
自動的に施錠され、暗証番号を押して開錠します。鍵の携帯を忘れて閉めだされる心配がありません。防犯性は高いのですが、暗証番号を忘れてしまうと閉め出されてしまいます。
参考サイト 価格コム オートロック 電子錠
後付けできるオートロックは、どの開錠方法のタイプも数多くの製品が市場に出回っています。業者に依頼しなくても簡単に取り付けられる製品や、非常に安価な製品もあります。ただ、DIYで取り付けできる安価な製品の中には、壊れやすい、エラーが出やすいなどの製品も少なからず存在します。
玄関の鍵は外出中、外部からの侵入者から家を守り、家族が在宅中には家族の命を守る重要な役目を持っています。便利さだけを求めるのではなく、併せて高い防犯性も確保できる製品を選ぶこと、費用が嵩んでも専門の業者に取り付けを依頼することが、役目を十分に果たす玄関に繋がります。
オートロックを後付けする際の注意点
オートロックができる電子錠には、鍵のかけ忘れを防げる、鍵を取り出さなくてもカードやスマホ、暗証番号、指紋認証などで開錠できるという便利さがあります。ただ、オートロックには便利な面だけではなく、注意しなくてはならないこともあります。
閉めだしのリスクがある
カートやスマホ、暗証番号、指紋で開錠するオートロックは、電池切れや停電の際に反応しなくなり、開錠できなくなってしまいます。また、自動的に施錠されるドアノブの場合には、鍵を携帯し忘れると、帰宅した際に鍵が開けられません。
※玄関ドアマイスターでは、カギだけの工事はお請けしておりません。
オートロックの設定ができる玄関ドア
後付けオートロックには様々な製品がありますが、製品の質によって使い勝手が大きく変わります。そこでおすすめしたい方法がリモコンキー付きの玄関ドアへの交換です。オートロックキーを後付けするよりは費用は嵩みますが、確実に使い勝手の良い電子錠が手に入ります。
玄関ドアのリモコンキーが便利な点
玄関ドアのリモコンキーは閉めだしを防ぎやすい、設定でオートロックをオンオフできるという良さがあります。
閉めだしを防ぎやすい
リモコンをポケットに入れておけば、ドアハンドルのボタンを押すだけで玄関ドアの施解錠ができます。暗証式のように暗所番号を押す手間もなく、暗証番号を忘れて閉めだされる心配もありません。指紋認証のようにエラーが出やすいということもありません。
オートロックをオンオフできる
設定で自動施錠をオンオフできるので、オンにしておくと施錠忘れを防げます。自動施錠をオフにしておいても、常にポケットにリモコンを入れておく習慣がついていれば、ちょっとしたゴミ出しや回覧板などで出る時にも、ドアハンドルのボタンを押すだけで、簡単に施錠出来ます。
スタッフブログ 玄関ドアオートロック徹底解説!
玄関ドアのリモコンキーが安心な点
リモコンキー付きの玄関ドアは、後付けと違い、あらかじめドアに取り付けられているので、後付けよりエラーや不具合が起こり難い良さがあります。また、防犯性の高いデインプルキーや、着脱式のサムターンなど、最新の防犯対策が施されているので安心です。
コラム 防犯から考える玄関ドアの選び方
マンションや賃貸住宅では、玄関ドアの交換という方法でオートロックにすることはできませんが、一戸建て住宅なら玄関ドアの交換が自由にできます。そして玄関ドアを交換すると、玄関の寒い、暗い、風通しが悪いといった悩みも解決でき、通行の幅を拡げてバリアフリーにすることもできます。
コラム 玄関ドアをキーレスにしたい
後付けのオートロックをつけるだけの場合、補助金の利用はできませんが、玄関ドアの交換では、こどもみらい住宅支援事業、介護保険の高齢者住宅改修費用助成制度などを利用できます。(補助金は実施中の場合のみ利用可能)
スタッフブログ 玄関ドアリフォームで使える補助金あります【こどもみらい住宅支援事業】
参考サイト こどもみらい住宅支援事業事務局 こどもみらい住宅支援事業リフォーム
参考資料 介護保険における住宅改修
玄関ドアの交換で住宅全体の防犯性は大きく向上します。玄関ドアのことなら何でもご相談ください。玄関の向きや玄関周りの環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。