玄関ドアの取り替えを検討する時、どんなドアにすればいいか分かりません。ドアを選ぶ時のポイントを教えてください!
毎日使う玄関ドアだからこそ、デザインと性能、使い勝手にこだわりたいですよね。玄関ドアは家の外観や快適性、防犯性を左右する重要なパーツなので、選ぶ時に押さえて欲しいポイントを教えます!
動画で見たい方はこちらから▶︎▶︎▶︎【最新トレンド】失敗しない玄関ドアの選び方!構造・素材・性能・鍵の種類を徹底解説
今回はこれまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた”玄関ドアマイスター”が、玄関ドアの種類と選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
「玄関ドアをきれいに変えたい・便利な機能をプラスしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
玄関ドアは家の“顔”|重要性と交換のメリット
玄関ドアは、家の外観デザインや住宅性能を左右する重要なパーツです。
しかし、ご自宅の玄関ドアを「故障しない限り取り替えない」と考えている方は少なくありません。
玄関ドアのプロとして言えるのは「それではもったいない!」ということです。
玄関ドアをリフォームすると、以下のようなメリットがあります。
- ドアの気密性が高まって建て付けが良くなると、開閉が楽になる
- ドアの断熱性が高まり、家全体の熱損失(空調効率低下)を防げて省エネ性と快適性がアップする
- 最新玄関ドアの中には、施錠した状態で換気・通風できるタイプがあるので、室内の空気がこもりにくくなる
- 電気錠など防犯性・安全性の高い鍵に変えられる
- 開閉がスムーズになったり、ドアの開き方を変更できるためバリアフリー性が高まる
- スタイリッシュな玄関ドアに交換すると、家の外観が生まれ変わる
ただし、選ぶ玄関ドアによって“強み”が異なります。
そのため、ご自宅の玄関ドアをリフォームする際には、まずドアの種類を詳しく知っておきましょう。
関連コラム▶︎▶︎▶︎玄関ドアの交換はドアの種類・性能・工法・施工で選ぶ|補助金で費用を抑えたリフォーム事例も紹介
玄関ドアの種類|構造
玄関ドアの種類でまず重要となるのが、開け方、つまり「構造」です。
どのように開閉するかによって、玄関ポーチや玄関土間の広さやバリアフリー性を左右します。
主な構造の種類は「片開き・親子・片袖・両袖・両開き」の5種類です。
片開き
片開きドアは1枚の扉のみで構成されているもっともシンプルなスタイルです。
カバー工法のリフォームにおいて、元のドアが片開きの場合は片開きへのみ交換できます。
ドアの開き方や開口幅は変更できませんが、ドアの吊り元を左右逆に変更できますので、現状で不便さが感じていらっしゃる場合は、施工会社へその旨を伝えましょう。
カバー工法で片開きドアをリフォームの場合、ドアの幅が約6㎝狭くなりますので、リフォーム後に十分な開口を確保できるかがポイントになります。
親子
親子ドアとは、普段開け閉めする幅が広い親扉と普段は固定しておき大きな荷物などを搬入出する時などのみ開ける幅の狭い子扉で構成されています。
カバー工法のリフォームにおいては、元のドアが親子ドアもしくはまたは片袖付きドアであれば親子ドアへ交換できます。
また、片開きと同様にドアの吊り元を左右逆に変えられ、親扉の幅を製作範囲内で広くすることが可能です。
片袖
片袖付きドアは、普段開け閉めする扉と片側のみに設置された固定された細長いガラスパネルで構成されています。
カバー工法でリフォームする場合は、元のドアが親子または片袖付きの場合はに片袖付きドアへ交換できます。
こちらも、親子ドアと同じくドアの吊り元を左右逆に変えられ、片袖パネルの幅を狭くすれば扉の幅を製作範囲内で広くすることが可能です。
両袖
両袖付きドアは、普段開け閉めする扉と両側の固定された細長いガラスパネルで構成されています。
カバー工法でリフォームする場合は、元のドアが両袖付きもしくは両開きであれば、両袖付きドアへ交換できます。
こちらも、ドアの吊り元を左右逆に変えられ、両袖パネルの幅を狭くすれば扉の幅を製作範囲内で広くすることが可能です。
両開き
両開きドアは、普段開け閉めする扉と普段は固定しておく扉の2枚で構成されています。
仕組みは親子ドアと似ていますが、2枚の扉サイズが同じである点が異なります。
カバー工法でリフォームする場合は、元のドアが両袖付きもしくは両開きであれば、両開きドアへ交換できます。
また既存が引き戸の場合も、両開きドアであれば壁の補修をせずにリフォームできる点もポイントです。
玄関ドアを選ぶときには設置スペース(既存ドアサイズ)と開け閉めの方法を確認しましょう。片開きドアは片開きドアにしか変えられませんが、その他のドアは既存ドアと同じスタイル以外のドアへも交換できる可能性があります。
玄関ドアの種類|素材
戸建住宅用玄関ドアは、主にアルミ製と木製に分かれます。
それぞれ特徴が異なりますので、デザインや性能をチェックしましょう。
アルミサッシ
最も多く採用されているのが「アルミサッシ」です。
断熱タイプのドアは、枠がアルミ製でドア本体はアルミ製やポリエステル鋼板え作られており、内部に断熱材が入っています。
最近のトレンドは木目カラーで、単色のものよりも汚れやキズが目立ちにくい点がメリットです。
玄関ドアマイスターが扱っているのは、全て断熱ドアタイプのドアです!
木製
アルミ製よりも採用事例は少ないですが、「木製玄関ドア」も人気です。
木のナチュラルな質感と経年変化によって、使い込めば使い込むほどビンテージ感が増してきます。
ただし、また、アルミサッシと比べると経年劣化が早いというデメリットもあります。
定期的な塗装メンテナンスが必要で、ものによっては湿度が高いと膨張して開け閉めしにくくなったり鍵をかけにくくなったりすることもあるので注意しましょう。
木製ドアをリフォームする場合、壁や床に埋まっている既存ドア枠から撤去しなくてはならず、工事範囲が広くなってしまいます。そのため、玄関ドアマイスターではカバー工法が可能なアルミサッシを提案しております。
玄関ドアの種類|性能・機能
玄関ドアの性能や機能によって、室内環境まで快適になります。
玄関ドアの性能で特にチェックした方がいいのは「断熱性能」と「採光機能」、「通風機能」の3つです。
断熱性能
夏の暑さや冬の寒さは、その多くが玄関ドアや窓などの開口部から出入りします。(参考:環境省|エコジン)
そのため、窓はもちろん玄関ドアも高断熱なものを選ぶのが最近のスタンダードと言って間違いありません。
特に、玄関から廊下、さらにリビングまで続いている間取りでは、玄関ドアの断熱性が空調効率や光熱費にも影響します。
断熱グレードの表記はメーカーによって違いますが、主に「高断熱仕様」「断熱仕様2グレード」「アルミ仕様」の4段階に分けられます。
- 「高断熱仕様」北海道など寒冷地でも一定の断熱性能を発揮できるハイグレードタイプ
- 「断熱仕様(K2・D2)」東北から関東甲越地方の雪が多いエリアで一定の断熱性能を発揮できるタイプ
- 「断熱仕様(K4・K4)」首都圏から九州までの比較的気候が安定したエリアで一定の断熱性能を発揮できるタイプ
- 「アルミ仕様」沖縄など寒さが厳しくないエリアに適したタイプ
※断熱仕様グレードの呼び名は、LIXILと三協アルミが「K2・K4」、YKKapは「D2・D4」としています。
断熱仕様の玄関ドアを選ぶと、補助金をもらえる可能性があります。2024年末までに申請すると、窓の断熱リフォームと合わせて最高200万円もらえますので、ぜひこのチャンスをご活用ください。
採光機能
玄関ドアの中には、明かり取り用の窓が付いている採光タイプもあります。
「玄関が昼間でも暗くて圧迫感がある」などのお悩みを抱えている方におすすめです。
ガラスのサイズや形はかなりレパートリーがあり、断熱仕様のドアを選べばもれなくガラスも高断熱なペアガラスがセットされます。
ガラス入りのドアは、室内から照明の光が外に漏れるため空き巣などの抑止効果になる点もポイントです。
「外から室内の様子を覗かれたくない」という方は、窓がドア上部に付いているタイプかドアではなくドアの上にガラス窓のあるランマ付きタイプを選びましょう。
通風機能
通風機能は採風機能とも呼ばれ、ドアを施錠したままでも自然の風を取り入れたり室内の空気を換気できたりする仕組みを指します。
ドアに開閉できる細い窓がついていて、そこを開けたままにすると玄関の風通しが良くなります。
最近は、断熱性能と通風機能の両方が付いているドアが増えているため要チェックです。
メーカーによって窓を開けられる角度や網戸の仕様が違うので、通風ドアを検討している方は違いをじっくり確認しましょう。
こちらの動画では、大手ドアメーカーであるLIXILとYKKの通風ドアを徹底比較しています。
性能や機能によってドアの金額は大きく変わり、どの性能が必要なのかによってドアのメーカーやデザインは限定されます。そのため、リフォームの場合は玄関ドアについて「今何に困っているのか」「どんな点を改善したいのか」を確認しましょう。必要な性能や機能が分からない方は、プロへ相談してみるのもおすすめです。
玄関ドアの種類|鍵
家の防犯性や安全性に大きく影響するのが、玄関ドアの鍵ですよね。
鍵の種類によって使い方が変わるので、玄関ドアのオプションは慎重に選びましょう。
ほとんどの玄関ドアは、コピーしにくくピッキングにも強いディンプルキーが標準ですが、最新のトレンドは電気錠です。
カードキーやスマホで操作できるタイプなど、電気錠のレパートリーが増えています。
電気錠に対して「あまり信用できない」「停電時に開け閉めできなくならないか心配」などのイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、最近は新築住宅だけではなくリフォームで採用する事例が増えています。
鍵穴が見えにくいのでピッキング対策になりますし、鍵を紛失しても錠前を取り替える必要がありません。
※キーのタイプによっては紛失時に錠前取り替えが必要な場合もあります。
既存ドアの錠前だけ交換する方法や補助キーとして電気錠を後付けで追加する方法もありますが、古いドアへつけられないものや防犯性がそこまで高くないものもあるため注意しましょう。
電気錠についてはこちらの動画をぜひご覧ください。
【毎日更新中】「玄関ドアマイスター」の施工事例はこちらから▶︎▶︎▶︎
まとめ
玄関ドアは、単に家を出入りするためだけのものではありません。
家の外観デザインや防犯性・安全性・バリアフリー性など、様々な点に影響します。
そのため、玄関ドアをリフォームする際には、どんな使い勝手がいいかやどんな性能が不足しているのかをご家族でじっくり検討してください。
ご自宅にどのような玄関ドアを付ければいいか迷ったら、知識と施工実績が豊富な「玄関ドアマイスター」へお気軽にご相談ください。
ご自宅にいながら簡単に玄関ドアリフォームの金額が分かる「簡単見積もりサービス」をご利用いただけます。
私たち「玄関ドアマイスター」は、昭和5年の創業以来建具一筋!玄関ドアリフォームの施工件数全国1位をこれまで何度も獲得している直販会社です。どこにも負けない明瞭価格に、高品質な施工と対応、安心のアフターサービスの3拍子が揃っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
玄関ドアリフォームは“全国1位多数獲得”の玄関ドアマイスターにお任せください
“玄関ドアマイスター”は、LIXIL主催コンテストでリシェント部門の全国1位を6回、YKKap主催コンテストでドアリモ部門の全国1位を2回受賞しています。
工事は下請け会社に任せず、全て自社で行うことにこだわり、工事品質を高めてきました。
併せて、初めてのリフォームでもご安心いただけるホスピタリティも徹底重視し、多くの皆様にご相談いただいています。
YouTubeでは、今回取り上げた内容のように、玄関リフォームを失敗しないための方法やコツを定期的に更新していきます。