コラム

公開日:2018年11月30日

/ 最終更新日:2019年12月21日

勝手口ドアを効率良く使うためのリフォームについて


勝手口は裏口としての役割があるので短時間の外出時などに使います。キッチンで作業する際に便利ですが冬場は寒くなったり泥棒の侵入などの不安要素もあります。そのような不安要素はリフォームすることで解消することが出来ます。今回は勝手口の特徴や問題点を紹介し、リフォームすることでどのようなメリットが得られるのかをご紹介します。

勝手口の役割

勝手口はキッチンに取り付けられている出入り口です。玄関ドアとは違い裏口に位置する役割があるので住人が日常生活で使用します。勝手口は近所への買い物、庭あるいは自宅付近の掃除、ゴミ捨て場へのゴミ出しの際に使用します。位置的にもあまり目立たない場所にありますがちょっとした用事の際にとても便利です。そのため勝手口は普段から家事を行っている方が多用する傾向にあります。

勝手口は玄関ドアに比べて小さいです。その理由は基本的に1人が通れるスペースがあれば十分であることと、裏口としての役割があるので目立たせる必要がないためだからです。

勝手口の豆知識

ちなみに勝手口という名前の由来は、台所を別名「お勝手」と呼ぶことに由来しています。また勝手口は日本家屋にも洋風住宅にも存在します。特に欧米では日常生活において玄関ドアではなく勝手口をメインの出入り口として使用する家庭が多く存在します。玄関ドアはあくまでも来客用のドアとして使用するものであり、清潔感を保つために日常生活では使用しない家庭が多い傾向にあります。

勝手口は便利か?不便か?

勝手口はキッチンに備え付けられている小さなドアですが、勝手口を便利に活用することも出来れば逆に不便に感じてしまう場合もあります。

勝手口の便利な使い方

勝手口はキッチンに備え付けられているので台所関係の作業時に役立ちます。例えば買い物をして食材をキッチンに運ぶ際にとても便利です。大人数の家族が住んでいる場合、食材の買い物の際に大きくて重い荷物を運ぶことになります。玄関からキッチンまでの距離が遠い場合、その重い荷物を運ぶ作業を毎日繰り返すことになります。しかし勝手口がある場合荷物をキッチンへ直接運べるのでとても効率良くなります。

ゴミ出しの際に重宝する

またゴミ捨ての際も勝手口が重宝します。キッチンは生ごみや空き缶などのゴミが出やすいのでキッチンから外へゴミ出しするというケースが多くあります。もしキッチンから玄関を通って生ごみを捨てに行く場合、生ごみを持ってリビングや廊下を通らなければなりません。そうなると生ごみの匂いが充満してしまいますし、中のゴミが落ちてしまうかもしれません。それはとても不快なことです。しかし勝手口を利用すればキッチンからすぐに外へ出られます。そうすればとても効率良く生ごみを処理することが出来ます。

キッチンの水を有効活用する

勝手口があればキッチンの水を外で利用することも出来ます。例えば玄関先の水まきや庭を掃除する際に、キッチンの蛇口にホースを繋いで水を撒くことが出来ます。他にも、ガーデニングをしている方は外の観葉植物に水やりをする際にキッチンの水を使用する際に勝手口を通れば効率良く水やりを済ませられます。

キッチンを快適な空間にしてくれる

勝手口はキッチンの環境を美化することにも役立ちます。キッチンは基本的に料理をする場所なので壁の覆われた空間になると殺風景になりがちです。しかし勝手口を取り付けることによって窓が付けられるので外の明かりを取り入れることが出来ます。またドアを開けて空気の入れ替えをすれば換気も取れますし、台所の匂いをすぐに外へ排出できます。

勝手口による不便

勝手口があるとキッチンの使い方がとても便利になりますが、必ずしも良いことばかりとは限りません。例えば勝手口があるキッチンは寒くなりがちです。ドアがあることによって気密性が下がるので外の冷たい空気を通してしまいます。

キッチンが寒くなる

勝手口を開けると当然外の空気が入り込んでしまいますが、閉め切っていたとしても隙間風によって冷たい空気が入り込んでしまいます。特に多くの勝手口はアルミ製のシンプルな材質によって作られたドアが多いので断熱効果はあまり期待できません。冬場は常に冷え込んだ状態で作業することになるので勝手口があるキッチンはとても辛くなります。

寒さによる影響

勝手口の寒さはキッチン以外にも悪影響を与えます。冷たい空気は温かい空気へ浸透する性質があるのでキッチンが寒くなると付近の部屋も寒くなってしまいます。特にキッチンとリビングの間に仕切りが無い状態だとそのままの影響を受けてしまいます。その場合リビングの暖房を点けてどれだけ部屋を暖かくしても全然効果が出ないという状況に陥ってしまいます。そうなると無断に電気代がかかるので経済にも悪影響を与えてしまいます。

セキュリティ面が不安

勝手口があるという事は出入り口が増えるという事なので泥棒や空き巣による被害も懸念されます。泥棒は住宅へ侵入する際に窓や玄関などの開口部から侵入します。たとえ開口部の鍵を閉めていたとしてもピッキングやガラス破りなどによって侵入を試みます。

その中でも勝手口は特に泥棒に狙われやすい場所です。何故ならば勝手口は目立たない場所に位置しているからです。泥棒はとにかく周囲から目立つことを嫌がります。玄関は道路に面しているので通行人に見られてしまいますし、リビングの窓は大きいので中の住人に見られてしまいます。しかし勝手口は小さくて裏側にあるので人に見られずに侵入できます。そのため勝手口は泥棒にとって都合の良い侵入ルートなのです。

戸締りを忘れがち

さらに勝手口は戸締りのし忘れが多いため、泥棒の侵入を許してしまいます。勝手口はゴミ出しや近所の買い物などちょっとした用事の際に使用します。本来ならばわずかな時間であっても戸締まりをするべきなのですが、日常生活においてそれは中々面倒なことなのでついつい鍵を開けたままでかけてしまう事が多々あります。泥棒はそのような隙を見逃しません。わずか数十分ドアを開けていただけでも泥棒が侵入することはよくある事です。「すぐに終わるから」「誰も見てないから」という一瞬の気の緩みが泥棒の侵入を許してしまいます。

キッチンのスペースが限られる

キッチンは冷蔵庫や食器棚などの大きな家具が置いてありますし、料理をするためのスペースも確保しなければならないのでそれなりの広さが必要となります。しかし勝手口があると出入りするためのスペースも必要になるので使える範囲が狭くなってしまいます。これは敷地面積の広い住宅ならば気になりませんが、リビングを広く取ってキッチンを狭くしているような間取りの場合かなり窮屈に感じてしまいます。

あまりにも狭い場合勝手口の前に荷物を置いてしまうこともありますが、そうなると勝手口自体が使えなくなってしまいます。そのため勝手口がある場合、キッチンのスペースも考えなければなりません。

人それぞれの勝手口に対する考え方

勝手口はあると便利ですが、誰にとっても便利な存在であるとは限りません。家事をしている際に少しだけ外に出たいときなどは便利ですが、開けっ放しにすると泥棒に狙われてしまいます。窓から外の明かりを取り入れることが出来ますが、冬場は寒くなってしまいます。荷物の出し入れの際に有効活用出来ますが、キッチンから玄関までの距離が近い場合は不要になるかもしれません。

この様に勝手口が便利か不便かは一概には言えません。しかしキッチンに勝手口が備え付けられている場合にはうまく使いこなす必要があるでしょう。

勝手口のリフォームで出来ること

何かと不便に感じることがある勝手口ですが、リフォームをすることによってデメリットを解消することが出来ます。

断熱対策

勝手口は冬場になると寒くなります。寒くなる理由は解放時の空気や隙間風なども考えられますが、勝手口の材質自体も原因の一つです。勝手口のほとんどは熱伝導率の高いアルミ製なので外の気温差の影響をすぐに受けてしまいます。

勝手口をアルミ製から樹脂製にリフォームすることで寒さを解消できます。樹脂製の材質は気密性が高く熱の漏れを防いでくれるので窓ガラスや玄関ドアにも使用されています。勝手口に寒さ対策を施せばキッチンが快適になるだけでなく、室内の暖房も効率良く使用できるので良い事尽くしです。

防犯対策

勝手口は目立たない場所にあるので泥棒に狙われやすい傾向にあります。加えて既存の勝手口はシンプルな構造の鍵が使われていることが多いので不審者の侵入を簡単に許してしまいます。

勝手口はリフォームすることでセキュリティを強化出来ます。鍵を2か所設置したり、複雑な構造のディンプルキーを使用することでピッキングによる解錠を防ぐことが出来ます。窓ガラスを防犯合わせガラスという割れにくい構造の窓に変更することでガラス破りを防止できます。防犯対策があまりなされていない勝手口だからこそセキュリティを強化する必要があります。

デザイン性向上

勝手口はアルミ製のシンプルなドアが多いので良くも悪くも平凡なデザインが多くなりがちですが、リフォームすることでその悩みを解消できます。勝手口をリフォームする際にカラーリングを選択することが出来ます。その一例として壁と同じ色の枠にすれば統一感が出るのでキッチンがより自然な空間になります。キッチンの見た目を良くするためにも勝手口のリフォームは有効的です。

中村建硝での勝手口リフォームについて

中村建硝ではLIXILのリシェント、YKKAPのかんたんドアリモの2種類の勝手口を取り扱っています。どちらも断熱性能・防犯対策などに優れており、勝手口の性能を大幅に向上させることが出来ます。

リシェント・勝手口の詳細はコチラ

ドアリモ・勝手口の詳細はコチラ

勝手口の料金相場は製品によって前後しますが約20万円で取り扱っています。

まとめ

勝手口は考え方や使い方によって便利にも不便にもなります。もしご家庭の勝手口に関して不満を抱いているのであれば一度リフォームを検討してみて下さい。勝手口を有効活用すれば生活も快適になるはずです。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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