キッチンにある勝手口ドアは玄関ドアに次ぐ第二の出入り口として活用出来ますが、不安定なセキュリティ対策や冬場の冷え込みなどの欠点も抱えています。欠点を解消するためには高性能な勝手口ドアに交換するという方法があります。そこで今回は勝手口ドアを交換することで得られるメリットをいくつかご紹介します。
勝手口ドアを交換する
自宅の勝手口ドアを有効活用出来ていますか?勝手口ドアはキッチンの端に設置してあり、玄関ドアやリビングの窓を除けば唯一の外へ出入り出来るドアとなっています。間取りで見ると玄関ドアと離れた位置にあることが多いので、裏口としての役割を担うことが多いです。
裏口として活用する
自宅を出入りする時は当然玄関ドアを使用することがほとんどですが、使い方次第では勝手口ドアも便利な存在となり得ます。例えばゴミ出しをする際に勝手口ドアを使えばキッチンに貯めておいた生ごみを最短距離で外へ出すことが出来ます。他にも掃除や買い出しなどのちょっとした用事の際も、玄関ドアより勝手口ドアを通った方が効率良く動くことが出来る場合もあります。
シンプルな種類が多い
勝手口ドアは基本的に小さくて簡素な種類が使用されています。玄関ドアの様に目立った存在ではないので一人分が通れる程度の片開きタイプのドアが多く使用されています。上部にはランマが付いていることもあります。材質はアルミや鋼板などの安価な素材が使われています。
勝手口ドアに小さなドアが採用されている理由は玄関ドアほど頻繁に使用しない事と、キッチンにそこまで広いスペースが用意されていない事が考えられます。そのため広い敷地に建てられた大きい戸建て住宅の場合、引き戸タイプの横に広い勝手口ドアが使用されていることもあります。
勝手口ドアのデメリット
勝手口ドアは使い方次第で便利なドアになりますが、デメリットも多く含んでいます。まずシンプルな構造故に防犯性能が弱いです。勝手口ドアの鍵は従来のドアノブにキーを差し込むタイプの鍵が採用されています。これはピッキングによって解錠されてしまう恐れがあるので非常に危険です。また握って回すタイプのドアノブは工具で無理やり回して開けられるので防犯性はほぼありません。
ガラス多い勝手口ドアの場合、ガラス破りによって鍵を開けられて侵入されることもあります。何よりも勝手口ドアは住宅の裏側の人目に付かない場所に位置しているため、不審者が怪しい動きをしていても気付かれないことが多いです。
それ以外では寒さ対策が出来ていないことも欠点として挙げられます。前述の通り勝手口ドアは金属製のシンプルな材質が使用されていることが多く、その場合外気温の影響をすぐに受けてしまいます。そのため冬になるとドア全体が冷たくなって、キッチン全体までも冷え込んでしまいます。
特にアルミ製の勝手口ドアは熱伝導率が高いのですぐに冷え込んでしまいます。また経年劣化を起こして建付けが悪くなった勝手口ドアは隙間風が入り込んでしまうこともあります。そうなると勝手口ドアはただ単にキッチンを冷え込ましてしまう邪魔な存在でしかありません。
交換すればデメリットを克服できる!
こうして見ると勝手口ドアのデメリットはたくさんあります。しかしドア自体を交換すればデメリットを解消することも出来ます。防犯性の高いドアや、風が通せる採風のドアが人気です。断熱タイプも用意されています。玄関ドアマイスターでは玄関ドアだけでなく勝手口ドアの交換も承っています。便利な機能を搭載した勝手口ドアもあるので交換すればキッチンが快適な空間になり、延いては日常生活全体も快適になる可能性を多いに秘めています。
勝手口ドアの交換によるメリット:防犯
勝手口ドアは簡素な構造が多いので防犯性能が弱くなりがちです。そのため防犯性能に特化した勝手口ドアに交換することで、安全な生活を維持出来るようになります。
防犯対策:ディンプルキー
ドアの防犯対策で最も重要なポイントとなるのは鍵です。泥棒や空き巣による住宅への侵入はピッキングによるケースが多いのですが、従来のシンプルな構造の鍵が付いているドアだとピッキングに慣れた常習犯の場合ものの数十秒で鍵を解錠出来てしまいます。そのため鍵が弱いことは防犯性能の弱さに直結します。
もし勝手口ドア全体の交換が難しい場合は、せめて鍵の交換だけでもすることをお勧めします。特に鍵を交換するならばディンプルキーが好ましいです。ディンプルキーは従来の差し込み口に凹凸が付いている鍵と違って、側面に複数の丸い穴が付いています。これならピッキングのテクニックでは簡単に解錠出来ないので防犯対策にピッタリです。
防犯対策:ガラス面
勝手口ドアの防犯対策はガラス破りにも配慮する必要があります。ガラスを割ってそのまま腕や小道具を通せるだけのスペースがある広い窓ガラスはサムターン回しをされる危険があるので危ないです。ドア交換用の勝手口ドアならば格子付きのドア選べます。ガラス破りを未然に防いで尚且つ日中の明かりを室内に取り込めるのでとても有効的です。
また防犯合わせガラスを設置することも有効的です。防犯合わせガラスは2枚の単板ガラスの中に特殊な膜が挟み込まれています。この膜によって鈍器で叩かれても貫通するまで時間が稼いでくれます。防犯ガラスと言ってもガラス面は割れてしまいますが、貫通するまで時間がかかりガラス破り対策には十分な効果を発揮してくれます。
勝手口ドアの交換によるメリット:通風
キッチンの快適な環境を維持するためには換気も重要です。料理の際の換気については換気扇があれば十分ですが、匂いの強い料理を作った時や蒸し暑い夏の時期を乗り切るためには換気扇以外の換気の手段も必要になります。
もちろんその際に勝手口ドアを全開にすれば十分な換気になります。しかしそれをやると外からキッチンの中を覗きこまれてしまいますし、外から虫やゴミ・ホコリが入り込んでしまいます。そのため勝手口ドアを利用した換気にはちょっとした工夫が必要になります。
勝手口ドアの特徴:通風窓
交換用の勝手口ドアの中には通風窓が搭載された製品が中心です。これはドアに開閉可能な窓ガラス(通風窓)が付いているタイプで、通風窓を開けることでドアを閉めた状態で換気することが出来ます。
通風窓は網戸が付いているので虫が入り込む恐れはありません。
勝手口ドアの特徴:網戸
交換用の採風タイプ勝手口ドアには網戸と格子が標準で付いています。より防虫機能が高いハイメッシュを選べる機種もあります。
勝手口ドアの交換によるメリット:断熱
断熱対策が全く施されていない勝手口ドアが付いているキッチンは冬になると冷え込みが激しくなります。キッチンには基本的に暖房器具が無く、暖める手段が無いので料理をするどころか立ち寄ることすら嫌になってしまいます。そのため勝手口ドアに断熱対策を施すことはとても重要なことです。
断熱タイプの勝手口ドア
断熱対策として勝手口ドアを交換するならば断熱タイプの勝手口ドアを取り付けるべきでしょう。窓が無いキッチンの場合、外と通じている場所は小さな排気口を除けば勝手口ドアしかありません。そのため断熱タイプのドアを取り付ければ、冷たい空気が中に入らなくなります。そのためキッチンの冷え込みを抑えることが出来ます。
現在販売されている断熱タイプの勝手口ドアはLIXILの「リシェント」などがあります。もちろん玄関ドアマイスターでも取り扱っていますので興味がある方はご相談下さい。
まとめ
勝手口ドアは便利な裏口ですが、簡素な作り故に欠点も多く含んでいます。高性能な勝手口ドアに交換することで欠点を克服できるので、勝手口ドアを交換してキッチンの快適化を目指してみましょう。
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