一戸建てのキッチンに勝手口が付いている家は多いと思います。勝手口ドアは、外部の光があまり入らず、暗くなりがちなキッチンに光をもたらしてくれる貴重な開口部であると同時に、日常生活において多くの便利さをもたらしてくれます。ただし、あまり外部から見えない位置にあるからと言って、おしゃれに気をつけないのも考え物です。そこで今回の記事では、勝手口ドアをおしゃれに彩る各種勝手口ドア製品の紹介を通じ、勝手口ドアの魅力をお届けしたいと思います。
勝手口ドアは必要?メリットをご紹介
そもそも勝手口ドアは必要なのでしょうか?確かに「無理にキッチンにドアを設けなくとも、日常生活に支障はない」という考えを持っている方も中にはいらっしゃると思います。しかし、勝手口ドアを設置することで多くのメリットがあり、家族の生活をより快適にすることができるのです。勝手口ドアのメリットをご紹介します。
キッチンの空気を循環させることができる
キッチンで料理をする時には様々な食材を扱います。臭いの強い食材や、放置しておくと強い臭気を放つ生ごみが出やすい環境にあるのがキッチンという場所です。一般的なキッチンは空気が停滞しやすく、臭気がなかなか抜けてくれないと言った悩みを抱えている人は意外と多いのではないでしょうか?
勝手口ドアをキッチンに設けることにより、外気と室内の空気の入れ替えをスムーズにすることができますし、いつも新鮮な空気を吸いながら快適に調理をすることができます。
空気の澱まないキッチンを実現することにより、キッチンにいる時間が好きになり、料理の腕も向上するかも?
生ごみを直接家の外に出せる
キッチンは残飯等、多くの生ごみが発生しやすい環境にあります。これらの多くは一定時間以上放置していると、強烈な臭気を放つこともあります。キッチンの中だけにこうした臭気が留まるだけで済んでいればまだマシな方で、家族がくつろぎの時間を過ごすリビングや寝室などに臭いが回ってしまったらどうでしょう?
いくらおしゃれなインテリアやお気に入りの家具に囲まれて、こだわりの住まいを実現していたとしても、生ごみの臭いが常時漂っている家は「快適」と呼べるでしょうか?
勝手口ドアを設けることによって、こうした生ごみは長時間家の中に留めず、発生したらすぐに家の外部に出すことができます。キッチンの嫌な臭いが家族の居住スペースにまで流れ込むのを防いでくれるわけです。
また、勝手口ドアのない家にお住いの方は、普段生ごみをどのように出しているのか思い出してみてください。キッチンでゴミをまとめて袋に入れ、玄関から外部に持ち運ぶのではないでしょうか?
その時、知らず知らずのうちに袋に穴が空いており、生ごみの汁気が地面に落ちてしまったという経験をした人は少なくないはずです。家の外でこうしたトラブルが起こるのならまだしも、大切にしている家の床材に、こうした汚い汁気がポタポタと落ちてしまうと、ふき取るのにも手間がかかりますし、臭気も残ってしまうかもしれません。
こうした点からも勝手口ドアを設置するということは、家の生活を快適に保つのにプラスの要素をもたらしてくれると言えるのです。
家族の第2の出入り口として使用できる
勝手口ドアは、何も空気を循環させたり生ごみを出すためだけのためにあるのではありません。その家に住む人の使い勝手の良い通り道とすることもできます。
家族の住まいにはたまに来客が訪問することもあります。例えば玄関先で奥様と来訪者が立ち話になっているというような時、家の出入り口が玄関のみの場合だと、外出する用事のある他の家族は来訪者や奥様に気を遣いながら玄関から出入りせねばなりません。
勝手口ドアを設けることによって、こうした無用の気遣いから解放されるのです。
「些細な事」と思われるかもしれませんが、家族が快適に過ごしていくためにはお互いがお互いのことを気遣いながら生活していかなければなりません。こうした場面で感じるストレスはほんの些細なことのように思われるかもしれませんが、些細なことが長期間に渡って積み重なり、大変大きなストレスとなってしまうこともあるのです。
家族のメンバーがお互いに快適に、無用なストレスを感じることなく生活していくための一助として、勝手口ドアを採用することを検討してみても良いのかもしれません。
LIXILのおしゃれな勝手口ドア
LIXILのリシェントは、玄関ドアだけではなく勝手口ドアのシリーズも存在します。通常のリシェントと同様にリフォーム時には一日で施工が完了するほか、通風や採光にも配慮し、防犯性能も兼ね備えた非常に高性能な勝手口ドアです。
もちろんデザイン性も問題ありません。LIXILのドアシリーズの利点は、豊富なカラーバリュエーションからお気に入りの一枚を選ぶことができるという点。リフォーム時に勝手口ドアを「選ばなければならない煩わしさ」ではなく「選ぶことができる楽しさ」を感じることができます。
高い防犯性能
「人目に触れにくい勝手口ドアには防犯性能はいらない」などと思っていませんか?これは危険な考えです。人目に触れにくい箇所にあるドアだからこそ、防犯性能には特段の配慮をする必要があります。
空き巣犯は、自分の姿が多くの人の目にさらされるという状況を特に嫌います。目撃証言から、自分の犯行がバレてしまうのを恐れているからです。
勝手口は家の正面ではなく、どちらかと言うと人目に触れにくい家の裏手にある場合が多いと思います。つまり空き巣犯にとっては、勝手口ドアは「仕事がしやすい」場所でもあるのです。
こうした「仕事がしやすい」勝手口のドアに防犯対策が施されていなかったらどうでしょう?いとも簡単に、しかも誰にも見られることなく家の中に侵入を許すことになるのは、想像に難くないと思います。
人目に触れにくい箇所だからこそ、勝手口ドアに防犯対策は必須になってくるのです。
LIXILのリシェント勝手口ドアの最大の特徴は、採光・通風用のガラスを設置した場合でも、こじ破りに強い「防犯合わせガラス」を選択することができるという点です。
また、シリンダーにも特徴があります。耐ピッキング性能に強いディンプルキーを採用した上でツーロックが標準で付いているため、空き巣犯の標的になり難い勝手口ドアと言えます。
YKK apのおしゃれな勝手口ドア
YKK apのかんたんドアリモ勝手口ドアシリーズは、LIXILのリシェントの場合と同様、1日で手軽にリフォームをすることができます。
デザイン性については非常に評価が高く、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」であるとして、2016年のキッズデザインアワードを受賞しています。子育て世代など、これから長い期間を家で過ごす人たちにとっては、長期にわたって快適に過ごすことを可能にした勝手口ドアであると言えます。
ラインナップも豊富
デザイン面についても、家の意匠や外観を損なうことのない豊富なラインナップを取り揃えています。横格子やラチス格子など細かい部分にまでこだわったデザインから、きっとお気に入りの一枚を選ぶことができるでしょう。
防犯性能も申し分なし
デザイン面だけではなく、防犯性能も問題ありません。ディンプルキーやこじ破りに強いデッドボルトの採用など、近年ますます凶悪化、巧妙化している空き巣の手口にもしっかりと対応することができる機能を標準で手に入れることが可能です。
まとめ
勝手口ドアをおしゃれにするのであれば、LIXILかYKK apの製品から好きなドアを選ばれることをおすすめします。両者の製品は記事中でも述べたように高いレベルの防犯性能とデザイン性を兼ね備えています。
これらのメーカーの製品を選ぶことにより、「デザインだけ」「防犯性能だけ」と言ったどちらか一方の選択をしなければならないわけではなく、様々な要素を高次元で融合させた、満足度の高い勝手口ドアを手に入れることが可能になります。