コラム

公開日:2021年1月14日

/ 最終更新日:2021年01月27日

玄関ドアの不具合と修理を依頼する業者選びのポイント

目次

 

玄関ドアは毎日家族が開け閉めをするため、少しずつ劣化して不具合が生じたり壊れたりすることもあります。不具合をそのままにしていると毎日の開け閉めでストレスを感じてしまうため、できるだけ早く修理したいですよね。そこで今回は玄関ドアで起こり得る不具合と業者選びのポイントをご紹介します。

 

◼ 玄関ドアに起こり得る不具合

玄関ドアは家族の誰かが出入りするたびに動くため、その都度ダメージが蓄積されていきます。逆にあまりに動かさなさすぎても部品の調子が悪くなってしまうことも。そんな玄関ドアではどのような不具合が起こり得るのでしょうか。

 

・隙間ができる

玄関ドアは、閉め切っているとドアと枠の隙間がぴったりと埋まるのが正常な状態です。玄関ドアの隙間が埋まっていないと、冬に外の冷気が入り込んでしまって寒い家になってしまいますよね。しかし玄関ドアは外気にさらされているため外気の影響を受けやすく、湿度や温度の変化によってドアと枠に隙間が生まれてしまうことがあります。最近は断熱性や気密性の高いドアが増えていますが、隙間ができたまま放置すると夏は暑くて冬は寒い家になってしまいます。快適に過ごせないだけではなく、冷暖房費がかさむといった支障も出てくるため注意が必要です。

 

・ゴムパッキンの劣化

玄関ドアの縁や枠にはゴム製のパッキンが取り付けられています。これによってドアを開け閉めする際の衝撃を吸収したり気密性を上げたりしてくれています。ゴムパッキンは約10年で寿命を迎えるため取り換える必要があります。寿命を待たずして劣化が進んでいる場合は早めに取り換えるようにしましょう。

 

・金具の劣化

玄関ドアには、ドアクローザー、ヒンジ、ロック、ラッチといった細かい金具がついています。金具は長い期間使い続けることができますが、年数が経つにつれて不具合が発生することも。ドアを閉めるびに小石を挟んでしまったり、傘や荷物などを挟んだりすることもあるかもしれませんが、こういったことによって金具が曲がることもあります。曲がってしまった金具は修繕できないため部品の交換となることを知っておきましょう。

 

・開閉での異音

玄関ドアの不具合でありがちなのが、ドアを開閉するたびに異音がすること。金具の潤滑油が不足していたり、何かがどこかにこすっているときに鳴る音なので、放置することなく早めに原因を追究して修理するようにしましょう。

 

・傷や凹み

家の前を通る車によって小石が飛ばされたり、台風などの対外で木や石が飛んできたりすると、玄関ドアに傷や凹みが出てしまいます。お子様が外で遊んでいるときに飛ばしてしまった物などがぶつかることもあるかもしれません。見た目が気にならなくて不具合もない場合はそのままで良いかもしれませんが、不具合が出てきたときには早めに対応するようにしましょう。

 

・自然現象による劣化

玄関ドアは外に面しているため、結露や雨水、潮風などの自然現象によって劣化することもあります。結露はカビを引き起こしてしまうことがあり、雨水や潮風はサビを引き起こしてしまいます。お住まいの家の周辺でどのような現象が起こりやすいかを知った上で、できるだけ劣化を防げるような素材のドアを選ぶのがおすすめです。

 

・地盤の沈下

地盤が緩い地域では、地震などの影響で地盤が沈下してしまうことも。家を建てたときはぴったりだったとしても、地盤の沈下によって隙間が出てしまうこともあります。そうすると玄関ドアの交換や家自体の見直しが必要になります。余計な費用がかかってしまうため、家を建てる際には土地選びも慎重に行うようにしましょう。

 

◼ 玄関ドアの修理は自分で?業者に依頼?

玄関ドアに起こり得る不具合についてご紹介してきましたが、そもそも自分で修理することはできるのでしょうか?それとも業者に依頼するべきなのでしょうか?玄関ドアの不具合は、軽度の場合自分で修理することができます。金具の調整や難しくない部品の交換など、費用を抑えたい場合は自分で修理してみてはいかがでしょうか。玄関ドアと枠に隙間がある場合、ドア自体の交換をしたい場合は業者に依頼するのがおすすめ。玄関ドアの部品はホームセンターやメーカーのホームページなどで購入することもできますが、ミリ単位の細かい作業になるため失敗する可能性も。不具合が直るどころか失敗してしまっては元も子もありません。リフォームの知識がある場合を除いては、安全性を重視して業者に依頼するようにしましょう。

 

◼ 業者選びのポイント

玄関に不具合が出てきたら、自分で修理できることもありますが、安全性を考慮すると業者に依頼するのがおすすめだということをご紹介してきました。玄関の修理を依頼する業者を選ぶ際には、どのようなポイントに注目すると良いのでしょうか。

 

・業者の種類を絞る

玄関ドアの修理を依頼できる業者にはいくつかの種類があります。家を建てたハウスメーカーやリフォーム専門業者、玄関ドア専門業者など。ハウスメーカーは安心感がある一方で、実際に施工を行うのは下請け業者であり仲介手数料がかかってしまうというデメリットも。またすぐに対応してもらえない可能性もあります。リフォーム専門業者はリフォーム全般に対応している業者なので、玄関ドアに詳しいかどうかは分かりません。リフォーム専門業者に依頼する場合は、専門分野の確認を行うようにしましょう。玄関ドア専門業者は、文字通り玄関ドアに特化した業者なので知識が豊富です。玄関ドアの状態を見て適切なリフォーム方法を提案してもらった上で検討するようにしましょう。

 

・実績がある

玄関修理を依頼する業者を選ぶ際、実績があるかどうかに注目する必要があります。玄関ドア専門業者は玄関ドアに特化していますが、必ずしも実績があるとは限りません。ホームページを確認して実績や施工事例を確認しておくことをおすすめします。事例を確認することで、リフォームの仕上がりの雰囲気を知ることもできます。

 

・見積書が明確である

玄関ドアの修理を依頼する際、見積書を出してもらうことになりますが、見積書の内容が明確であるかどうかにも注目するようにしましょう。見積書に施工内容や使用する商品・部品、工程、費用が正しく記載されているかどうかの確認が大切です。曖昧に記載されていたり、見積もりに関する質問をしたときにかわされたりするようであれば信頼できないかもしれません。

 

・説明や対応が丁寧

玄関ドア修理の相談をしたときに、説明や対応が丁寧かどうかも業者選びのポイント。素人には分かりにくい説明を丁寧にしてくれるかどうか、質問に適切に答えてくれるかどうか、連絡は遅すぎないか、人としての相性が悪くないかどうか、など。お互いに気持ちよく工事を終えられるためにも、ストレスのない状態で進められることが大切です。

 

・アフターサービス

玄関修理やリフォームを依頼する際、修理やリフォーム後のアフターサービスについても確認するようにしましょう。点検は行われるのか、保証は付いているのか、といったことは契約する前に確認することが大切です。

 

◼ まとめ

玄関ドアに不具合が出てくると、修理の依頼を検討しますよね。玄関ドアで起こり得る不具合を知った上で、修理を依頼する際の業者選びのポイントも把握しておきましょう。玄関ドアマイスターでは、玄関ドアの修理やリフォームを行っています。不具合が出てきた場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

玄関ドアのリフォームは、玄関ドアの不具合、見栄えの悪さ、玄関内の寒さや風通しの悪さ、防犯性の低さ、鍵の使い勝手の悪さを、すべて解決できます。通風機能のあるドアにすれば、玄関だけではなく、家中の風通しが良くなります。

ドアのトラブルでお悩みでしたら、ぜひ玄関ドアのリフォームをご検討ください。

今回ご紹介した事例の他にもたくさんの施工事例がございます。ぜひご覧ください。

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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