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コラム

公開日:2023年3月30日

/ 最終更新日:2024年07月24日

かんたん内窓のお見積り

内窓で防音が可能!?|確実に効果を実感するための設置ポイント

内窓で防音が可能!?|確実に効果を実感するための設置ポイント

外の騒音に悩まされ、防音対策をするなら、内窓を取り付けることが一番の解決策です。ただし、設置の仕方や、防音できない音に関して、しっかりと知っておかなければ、効果を実感することができません。

そこで今回は、内窓を取り付けることによって、どのくらい防音効果があるのか、また防音効果をしっかりと実感するための、内窓の設置のポイントや防音できない音とはどんな音なのかお伝えします。

 

 

内窓の防音効果

内窓の防音効果

多くの方が防音対策をしたいと思うきっかけは、外から聞こえる車の音や工事の音、人の話声といった騒音に悩まされているからです。

つまり、外からの音を室内に入らないようにすることがポイントですね。

 

音が出入りする場所は窓

ご存じの方が多いとは思いますが、音が出入りする場所は、窓です。
音は空気中を振動して伝わりますが、その振動を遮ることができれば、音が聞こえにくくなります。

窓を開けっぱなしの状態と窓を閉めた状態では、窓を閉めた状態の方が、少し音が小さくなります。
それは、窓ガラスが音の振動を緩和してくれているからです。
だからこそ、室内側に内窓を取り付けることによって、より音の伝わりを緩和してくれます。

 

気密性

音の伝わりを小さくするためには、内窓を取り付けることが効果的であることに違いはありませんが、大きなポイントは、内窓を取り付けることによって、室内の気密性と厚みが加わるからです。

気密性とは、密閉される状態がどれだけ維持されるかということですが、通常の窓のサッシだけですと、隙間が生じ、その隙間から音が伝わってきます。

内窓によって、その隙間がなくなり、気密性が高まります。

 

厚み

音が伝わりにくくするためには、障害となるものが多いこと、つまり厚みがあればよいです。
一般的な窓ガラスの厚み3mm〜5mm程度で、壁の厚みは15cmぐらいですので、厚みが大きく違うことが分かります。壁から音が伝わりにくく、窓から伝わる理由が分かりますよね。

内窓を取り付けることによって、3mm〜5mmのガラスの厚み+内窓のガラスの厚みとなり、音の壁が分厚くなり、音が小さくなるのです。

さて、内窓のガラスは、単板ガラス(3mm〜5mm)、複層ガラス、LowE複層ガラスからご自身で選ぶことができます。
なお、ガラスの種類については、後ほど詳しくお伝えします。

現時点では、防音のためには、ガラスの厚みが分厚いものを選ぶことが大切ということを認識してください。

 

DB(デシベル)で考える

騒音の音の強さを数値化すると、DB(デシベル)という単位を用います。数が大きければ大きいほど、騒音と判断します。なお60DB〜70DB以上あると、多くの方がうるさいと思う音の大きさとなります。

参考:東京環境測定センター

音の指標となる下記、図をご覧ください。普通の会話でも時にはうるさく感じる場合もありますよ。

騒音レベルと内窓設置時の騒音レベルの変化

引用:LIXIL インプラス 防音効果

さて人の耳は、10DB下がると音が半減したように感じると言われています。YKKAPの内窓『プラマードU』、LIXILの『インプラス』では15DB音を低減することが可能です。

従来の窓のみでは60DB程度にしか音が低減できなかったのですが、内窓が取り付けられることによって、さらに15DB相当、低減できることになるため、80DBの音が最大で40DB相当にまで、音が小さくなります。

参考:LIXIL インプラス 防音効果

 

関連コラム

 

内窓の設置ポイント

内窓の設置ポイント
しっかりと防音効果を実感するためには、内窓をどこに取り付けるかも大きなポイントです。

費用を考え、1箇所だけ取り付けようとする方もいますが、音が伝わる場所は、1箇所とは限りません。

だからこそ、すべての窓に取り付けることが最も効果的な設置ポイントです。

しかし、すべての窓となると、難しいことです。

せめて1階部分のみと階を限定して取り付けてください。

音が伝わる場所を、できる限り減らすことで、防音効果を実感することができるでしょう。

 

補助金

2023年は、内窓の取り付けに利用できる補助金がいくつかあります。しかし、1箇所だけでは、補助金の対象となる額に満たないことがほとんどです。

だからこそ、いくつかの窓で、一度に内窓を設置することでおトクに設置することが可能です。

先進的窓リノベ事業 玄関ドアマイスターは契約の段階で補助金を値引き!!! LowE複層ガラスの内窓なら 最大200万円 大69,000円 中47,000円 小30,000円 2023年12月まで 予算満了で終了!早い者勝ち! ※こどもエコと併用不可、違う窓なら併用化

 

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【東京都民の方限定】断熱ドアと内窓に補助金が出ます

 

先進的窓リノベ事業とこどもエコすまい支援事業は、同じ窓で併用することはできませんが、別の窓やドアであれば併用可能です。東京都の方は国の補助金と都の補助金の併用も可能です。

 

まずは見積もりだけでも調べてみてください。

 

 

関連コラム

 

ガラスの種類

内窓のガラスは、上記でお伝えした通り、単板ガラス・複層ガラス・LowE複層ガラスから選ぶことができます。

単板ガラスは、3mmや5mm、などから選ぶことができますが、既存の窓3mmと5mmで8mm厚にしかなりません。
ただし既存の窓が5mmであれば、内窓も5mmにすることで高い遮音性能が確認されています。

複層ガラスであれば、複層ガラスそのものが3mm+空気層+3mmとなり、厚みがグッと増します。
かといっていちいち調べることは大変ですので、目安として、音と伝えない性能、遮音性能は、T(1〜4)等級を参考にするとよいでしょう。

T4等級であれば、最高ランクの遮音性能を有している証明であり、分かりやすいかと思います。

 

内窓で防音できない音

内窓で防音できない音
気密性を高め、厚みを分厚くしても、防音できない音が存在します。

 

固体伝搬音

内窓で防音できない音とは、地面や壁を振動してくる音、「固体伝搬音」と呼ばれる音です。例えば、工事のガタガタという音は、空気から伝わる音もありますが、地面などを媒体にして伝わる音もあります。この「固体伝搬音」は防ぎようがありませんので、念頭に置いておいてください。

 

室内の間接音

例えばピアノの音です。音としては、固定伝搬音ですが、室内で発生する音で、壁や床に振動し聞こえてくる音を指しています。

内窓を取り付け、音が漏れにくくなる一方で、室内には響いてしまい、うるさく感じることがあるかもしれません。

そのため、ピアノの室内に響く音を何とか抑えたい場合、防音カーテンや防音用マット、ピアノの消音ユニットを取り付けるなど、別の対策を講じるようにしましょう。

 

騒音対策は早急に

騒音対策は早急に
世界保健機関(WHO)が発表した「欧州環境騒音ガイドライン」では、過度な騒音が高血圧や心疾患につながるおそれがある”という調査結果が示されたのです。

特に騒音によって、ストレスが溜まりやすい状態にあり、ストレスとの関係が強い心疾患には影響が強いと考えられています。

参考:ダイヤモンドオンライン 騒音ストレス

 

ちょっと我慢すればいいではなく、このままずっと我慢することは、よくないと早急に判断し、内窓を取り付けるリフォームを検討してください。

内窓を取り付けられない窓もありますが、窓を交換することで防音対策ができる場合もあります。
まずは、プロに相談することが、早く確実な解決方法を見つけ出すことができるでしょう。

 

マイスター社長
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玄関ドア・窓リフォームマイスターの施工事例

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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。

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