お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
電気代をはじめ各種燃料費が高騰している今、エアコンなどの電気代の節約に効果のある「住宅の断熱・省エネリフォーム」に関心がある方も多いと思います。
「省エネリフォームなんて何百万もかかるのでは?」と考えて尻込みしている方もいるかもしれません。
省エネリフォームの中でも「内窓・二重サッシリフォーム」は、今ある窓の内側にもう1枚窓を設置して二重窓にする方法で、家の中を傷つけず、手軽にできて費用対効果が大きい方法です。
今なら省エネリフォームに対して国や東京都からの補助金も出ますので、内窓リフォームをするならまさに今が最大のチャンスです。
このコラムでは、内窓をはじめとする窓の断熱リフォームの種類とその効果やメリット・デメリットについてまとめています。
内窓・二重サッシの価格相場や、工事費を合わせた内窓リフォームにかかる費用についても解説しますので、お住まいの省エネリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
- 内窓・二重サッシ(二重窓)とは?
- 内窓・二重サッシ(二重窓)のメリット・効果
- 内窓・二重サッシ(二重窓)のリフォーム費用相場
- 内窓・二重サッシ(二重窓)リフォームは補助金が使える
- 内窓・二重サッシ(二重窓)リフォームのよくある疑問を解決
内窓・二重サッシ(二重窓)とは?
内窓・二重サッシ(二重窓)は、省エネ・性能向上リフォームの一種で、既存の窓の内側に窓を新設する方法です。
省エネリフォームの中でも、開口部(窓・扉)は熱の貫流量が大きいため、開口部の断熱は省エネが比較的容易に実現できるというメリットがあります。
その効果の大きさと比べて費用負担が軽いことから「窓の断熱リフォーム」は省エネリフォームの中でも特におすすめの方法です。
窓の断熱リフォームは「内窓・二重サッシ(二重窓)設置」のほかに、既存の枠をサッシごと交換する「サッシ交換」、既存のガラスをペアガラス(複層ガラス)などに交換する「ガラス交換」の3種類があります。
内窓・二重サッシ(二重窓)のメリット・効果
内窓・二重サッシ(二重窓)リフォームの効果やメリット・デメリットを、他の窓の断熱リフォームとの違いと合わせて比較してみましょう。
①内窓・二重サッシ(二重窓)設置
既存の窓の内側に窓を新設する方法です。
【メリット】
- 施工が簡単で1窓あたり1時間前後で施工可能
- 断熱効果が高い
- 結露対策や防音、防犯効果もある
- 既存のサッシに影響しないのでマンションでも施工できる
【デメリット】
- 二重窓になるため開閉の手間が増える
- 掃除が大変になる
- 既存の額縁サイズに合わせた内窓サッシの製作、隙間のできない施工がポイントとなるので事前調査、採寸が重要
②サッシ交換
既存のサッシを断熱性の高いものに取り替える方法です。既存サッシを枠ごと取り替える「はつり工法」と、既存枠の上に新規枠をかぶせる「カバー工法」があります。
【メリット】
- 断熱効果、結露対策に有効
- 二重窓にならないので開閉や掃除の手間も増えない
【デメリット】
- はつり工法は開口部周辺の内外装の修復が必要なので工期、コストが高め
- カバー工法は開口面積が一回り小さくなる
- 既存部分とサッシの取り合い部から漏水しないように防水性確保に十分な注意が必要
③ガラス交換
サッシは既存のままで、ガラスのみを複層ガラスなどの機能性ガラスに交換する方法です。
【メリット】
- 比較的手軽にできる
- 既存サッシが特殊で内窓設置やサッシ交換が難しい場合に有効なリフォーム
【デメリット】
- ガラスの性能だけしか向上しないので効果は限定的
- ガラス交換によって重量やガラスの厚みが増すので網戸の取り付けや開閉動作に支障が生じないか注意が必要
他にも省エネブラインドやスクリーンの設置、ガラスフィルムを貼る方法でも一定の遮熱・断熱効果がありますが、内窓・二重サッシの方が大きな効果が期待できます。
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窓の断熱リフォーム3種類を比較しましたが、「内窓リフォーム」は工事時間が非常に短く容易に施工できて、なおかつサッシ交換と同等以上に省エネ効果があるため、窓の断熱リフォームの中でも特におすすめです!
内窓・二重サッシ(二重窓)のリフォーム費用相場
内窓リフォームでは、ガラスの性能とサッシの素材によって内窓の製品価格が変わるため、リフォーム費用も変わってきます。
窓交換の場合、サッシの種類は樹脂、又はアルミ樹脂複合サッシの二択がありますが、YKKAPとリクシルの内窓には、必ず樹脂サッシが使われます。そのため、内窓の価格はガラスの種類で変わります。
YKKAPの内窓「プラマードU」と、リクシルの内窓「インプラス」のメーカー参考価格は次のようになっています。
YKKAP 内窓プラマードU メーカーの参考価格
YKKAPのホームページではプラマードUの工事費込み参考価格が公表されています。
参考価格の商品仕様:複層ガラス入2枚建。ふかし枠等オプションは別途。
(引用元)YKKAP株式会社|涼しい夏は樹脂窓で|ヘルスケアマド
仮に、幅160cm×高さ200cm×1箇所+幅160cm×高さ100cm×2箇所の3か所の引き違い窓を内窓リフォームする場合、
上の表で見ると大の窓が1か所、中の窓が2か所になるので、商品代と工事費の合計参考価格は約23~42万円になります。
この価格だと少し金額の範囲が広いので、LIXILのホームページのWEBカタログから、工事費は含みませんが商品代の参考価格を計算してみます。
幅160cm×高さ200cm×1箇所+幅160cm×高さ100cm×2箇所の3か所の引き違い窓を
プラマードUのLow-E複層ガラスで内窓リフォームする場合、
商品代のみの参考価格は355,900円(税抜)となります。
(引用元)YKKAP株式会社|マドリモ 内窓 プラマード U(2023年1月版WEBカタログから抜粋)
YKKAP 内窓プラマードU 窓リフォームマイスターの見積価格
次に、私たち「窓リフォームマイスター」でプラマードUの内窓リフォームをご依頼いただいた場合のお見積価格をご紹介します。
幅160cm×高さ200cm×1箇所+幅160cm×高さ100cm×2箇所の3か所の引き違い窓を
プラマードUのLow-E複層ガラスで内窓リフォームする場合、
商品代+工事費(税込)の総合計金額は293,618円になり、工事費を合わせてもメーカー参考価格よりも安く設置できます。
※ふかし枠オプションなしの場合の価格です
LIXIL 内窓インプラス メーカーの参考価格
LIXILのホームページでは、工事費を含まない商品代のみの参考価格が公表されています。
幅160cm×高さ200cm×1箇所+幅160cm×高さ100cm×2箇所の3か所の引き違い窓を
インプラスのLow-E複層ガラスで内窓リフォームする場合、
商品代のみの参考価格は360,000円(税抜)となります。
(引用元)LIXIL|商品ラインナップ|インプラス(2022年11月版WEBカタログから抜粋)
LIXIL 内窓インプラス 窓リフォームマイスターの見積価格
次に、私たち「窓リフォームマイスター」でインプラスの内窓リフォームをご依頼いただいた場合のお見積価格をご紹介します。
幅160cm×高さ200cm×1箇所+幅160cm×高さ100cm×2箇所の3か所の引き違い窓を
インプラスのLow-E複層ガラスで内窓リフォームする場合、
商品代+工事費(税込)の総合計金額は297,000円になり、工事費を合わせてもメーカー参考価格よりも安く設置できます。
※ふかし枠オプションなしの場合の価格です
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内窓・二重サッシ(二重窓)リフォームは補助金が使える
国と東京都の補助金を併用することで、通常の2~4割程度まで費用負担を抑えられますので、内窓リフォームの際は、補助金の対象になるより断熱性の高いLow-E複層ガラスタイプを選ぶのがおすすめです。
現在、住宅で内窓リフォームのような省エネ・性能向上リフォームをすると利用できる国の補助金制度「先進的窓リノベ事業」があります。
先進的窓リノベ事業は、内窓工事の場合Low-E複層ガラスを使うことで弊社販売価格の50~70%の補助金が出ます。
さらに、東京都民の方であれば、都の補助金「既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア)」も併せて利用できます。
既存住宅における省エネ改修促進事業は、断熱性能基準を満たす内窓設置に対して1/3の補助金(住戸当たり最高100万円)が出ます。
窓リフォームマイスターは、国の補助金をご請求の段階で直接値引きします。通常は、工事後に全額お支払いいただき、補助金が入金になるまで2~3ヶ月待つ必要がありましたが、玄関ドアマイスターが補助金分を立て替えて、お見積り金額から補助金分を直接お値引きいたします。※都の補助金を併用する場合を除きます。
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内窓・二重サッシ(二重窓)リフォームのよくある疑問を解決
最後に、内窓・二重サッシのリフォームについてよくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q.DIYや内窓キットは効果ある?
A.一定の効果はありますが、施工精度次第で充分な効果が発揮されない可能性があります
環境省のホームページでも、窓の内側に透明なポリカーボネートの内窓を付けて、簡易的な二重サッシをDIYで付ける二重サッシの作り方を紹介しています。
(参考)環境省|意外と簡単!DIYで断熱リフォーム ~自分でできる二重サッシの作り方~ | COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
ポリカーボネートを使った簡易内窓キットは楽天やアマゾンなどでも購入できます。
(参考)楽天市場|二重窓キット
簡易内窓キットの価格相場は7,000~35,000円程度で、窓の大きさによって変わります。
この方法の一番のメリットは安く手軽にできる点と、室内を傷つけないので賃貸物件でも設置しやすい点です。
また、メーカーの内窓の設置を、プロに依頼するのではなくDIYで設置するという手段もあります。この方法は確かに施工費がかからないというメリットがありますが、内窓のサッシのサイズをきっちり採寸して、隙間のできないように施工しないと効果が十分に発揮されず、商品代や労力と効果が見合わなくなるというデメリットもあります。
また、内窓のメーカーはDIYを推奨していないと説明しているところもあり、DIYで取り付けたことによる不具合はメーカー保証の対象外となる場合があります。
メーカーの内窓設置は基本的にプロに任せるのが最も確実です。DIY用で内窓を購入する場合は、施工のフォローがしっかりしている業者を利用してください。
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Q.賃貸物件は自分で内窓を設置できる?
A.内窓・二重窓を設置する場合は大家さんに事前に相談しましょう
賃貸にお住まいの方で内窓や二重窓を設置したい場合、プロに依頼する方法とDIYで簡易二重窓を設置する方法があります。
賃貸物件には、「原状回復義務(賃貸借契約が終了し、退去をするときに借りたときの状態に戻して部屋を返還する義務)」があります。
もし大家さんに相談せずに原状を変更すると、高額の原状回復費用を負担しなければならない場合もあります。内窓・二重窓を設置する場合は大家さんに事前に相談しましょう。
ただし、簡単に原状回復できるような簡易二重窓をDIYで設置する程度であれば、必ずしも大家さんの許可がいらない場合もあります。しかし、トラブル防止のためにもやはり事前に相談しておくことが望ましいでしょう。
Q.補助金以外でお得に内窓リフォームする方法は?
A.玄関ドアリフォームとセットでお得になります(窓リフォームマイスターの場合)
窓リフォームマイスターでは、内窓リフォームと玄関ドアリフォームを同時にご依頼いただくと、出張費50,000円が無料になるキャンペーンを実施しています。
玄関は家の中でも大きな開口部のため、窓と一緒に玄関も高断熱玄関ドアに交換・リフォームすることで家の省エネ性能がさらにアップします。また、最新の玄関ドアにすることで防犯性能もアップし、開け閉めが楽なリモコンキーなど便利な機能を選ぶこともできますよ。
ここから内窓と玄関ドアを併せたリフォームのお見積りができます。
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玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドア/窓の交換を承っています。玄関ドア/窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
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新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。