外から室内が見えないようにする為、厚手のカーテンやブラインドを閉じっぱなしにしていると、陽射しが入らず暗い部屋になってしまいます。特に都市部では通りや隣家の窓との距離が近く、外からの視線が気になる環境は少なくありません。目次
外から見えない窓にするガラスの種類
窓ガラスには透明のガラスの他に、目隠し効果のあるガラスがありますが、外からの見え方は時間帯と窓からの距離によって変わります。
天気の良い日は窓の外が明るく、室内の方が暗くなりますが、夜間は照明を点けている室内は明るく、窓の外は暗いです。その違いによって夜の方が外からは室内が見えやすいです。また、窓からの距離が遠いほど室内の様子は見えにくくなっていきます。
部屋の広さと使用目的に合わせてガラスを選ぶことで、目隠しの効果が上がります。
外から見えない窓のあるリビングにするガラス
リビングには掃き出し窓、または大きいサイズの腰高窓があることが多く、窓が占める面積が広い状態です。その為、ガラスの質感と室内側からの外部の見え方がインテリアに大きく影響します。
目隠し効果のあるガラスの中でリビングに向いているガラスには、高級感のあるフロストガラスやデザインガラスが挙げられます。
フロストガラス
光を柔らかく取り入れる半透明のガラスです。特殊な加工が施され、きめ細やかな凹凸がついたガラスに仕上げられています。型板ガラスより目隠し効果が高いです。
型板ガラス
フロストガラスよりは目隠し効果は低下しますが、庭の景観がうっすらと見えるので、開放的な雰囲気が生まれます。目隠し用の植栽やフェンスがあるけれど、窓も目隠し対策しておきたいという場合に向いています。
デザインガラス
型板ガラスの一種で、格子やストライプなどの模様が施されたおしゃれなガラスです。模様によって内部からも外部からも見え方が異なりますが、目隠し効果もあります。
外から見えない窓のある和室にするガラス
障子のように見える和紙調ガラスは和室の窓に最適です。格子付きタイプもあります。目隠しができる上に、毎年の障子の張り替えが不要になる良さもあります。
外から見えない窓のある浴室にするガラス
目隠し効果のある曇りガラスの中で、すりガラスは浴室には不向きです。水に濡れると透明になってしまう為、目隠し効果を発揮できません。また、水垢などの汚れを落としにくいという弱点もあります。
浴室の窓にはブラインド入りガラスや不透明度の高い安全合わせガラス乳白タイプが向いています。
安全合わせガラス乳白タイプ
2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜がはさみ込まれた厚みのあるガラスです。乳白タイプはフロストガラスよりもさらに見えにくいです。また、防災ガラスなので、台風などで硬い物がぶつかっても破壊されにくくガラスが飛び散りません。
外から見えない窓のあるキッチンにするガラス
キッチンの窓は油跳ねや水撥ねで汚れやすいので、汚れがつきにくいガラスでの目隠し対策が向いています。フロストガラスは表面が滑らかなので、汚れがついてしまっても手軽なお手入れできれいにできます。
ブラインド入りガラスも表面はツルツルなので汚れを落としやすい上に、ブラインドはガラスの内部にあるのでホコリがつきません。
外から見えない窓にする方法
外から見えない窓にする方法はおもに4種類あります。この中で窓交換と内窓設置には、目隠し効果以外の付加価値があるのでおすすめです。
目隠しにプラスαで得られる効果
断熱性のあるガラスにすると省エネ＋快適効果と、結露軽減効果が得られます。
スタッフブログ 出入りする窓は窓交換、小さな窓には内窓！コスパ良く断熱化して補助金40万円
夏涼しく冬暖かい部屋にする
冷暖房の効率が良くなり最小限のエネルギーで快適な室温が調います。
関連コラム 窓のリフォームで断熱｜費用を抑えるカバー工法や内窓設置と補助金
結露が軽減する
冬になると発生する窓の結露が軽減します。
関連コラム 結露対策で窓をすっきり！原因と方法を知れば簡単に解決できる
目隠し効果のある窓に変更する
カバー工法という壁を壊さない工事で外窓を交換します。壁に埋め込まれている窓枠に新しい窓枠をかぶせ、新しい窓に交換します。窓を交換する際、ガラスで目隠しをする方法とサイズを変えて目隠しする方法があります。
不透明なガラスで目隠し
今の窓のサイズは変えないで目隠しをする場合は、お部屋の使用目的に合わせた不透明なガラスが組み込まれた窓への交換をします。
窓のサイズや位置を変えて目隠し
目隠し対策にはガラスで目隠しをする方法以外に、窓のサイズや位置を変える方法も効果的です。窓交換の際に今ある窓を、ガラスとパネルを組み合わせて小窓や幅の狭い縦すべり出し窓に変更できます。
大きな窓には視線も入りやすいですが、高い位置にある小窓や幅の狭い窓は視線が入りにくくなります。透明のガラスのまま視線対策をしたい窓におすすめです。外部からの視線の状況によっては、目隠し効果のあるガラスとの組み合わせでより効果が上がります。
目隠し効果のあるガラスが組み込まれた内窓を設置して二重窓にする
二重窓は今ある外窓の内側に新しい窓を設けるリフォームです。窓が二重になることによって、断熱以外に防音と防犯の効果が生まれます。
防音効果
外窓と内窓の間の空気層が音の出入りを抑える為、外部の騒音が室内に入って来なくなり静かな部屋になります。
関連コラム 窓の防音対策｜手軽なDIYから根本的に解決する内窓までを比較
防犯効果
二重窓はガラス破りをして不正開錠するという手順を2回繰り返さなくてはならない為、侵入窃盗に時間がかかり、犯罪者から嫌われる窓です。内窓があることは外から見てわかるので、犯罪抑止効果が生まれます。
目隠し効果のあるガラスに交換する
ガラスだけ交換する方法です。複層ガラスや真空ガラスなどの断熱ガラスに交換すれば、目隠し効果とガラスの断熱効果が得られます。ただ、サッシや隙間からの熱の出入りは解決されないので、窓交換や内窓ほどの断熱効果はなく、サッシの結露も解決しません。
ガラス用目隠しフィルムを貼る
賃貸住宅の窓にはガラス用目隠しフィルムがおすすめです。退去時に剥がすだけで原状復帰ができるからです。マジックミラーのように外からは見えず、中からは外が見えるタイプが人気です。
ただし、夜間には室内から外が見えなくなり、外部からは室内が見える状態に変わってしまいますので、カーテンをつけない窓には不向きです。
また、窓ガラスには熱割れのリスクがあるのですが、フィルムの種類によってはフィルムを貼ることによって、そのリスクが大きくなる可能性があります。
窓（サッシ）のガラスが自然に割れた（熱割れ）
太陽光の熱によって、窓にはめ込まれたガラスが割れる場合があります。これを「熱割れ」と呼びます。熱割れは下記のメカニズムで発生します。窓ガラスが直射光を受けると、照射された部分が吸熱のため高温となり、膨張します。
一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や影の部分は、あまり温度上昇せず、低温のままです。この低温部は高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。
この熱応力は被照射部と周辺部との温度差、すなわち板内温度差に比例します。ガラスのエッジ強度を超える引張応力が発生すると、熱割れします。
この現象はガラスの特性です。不可抗力的に発生します。
引用：リクシル株式会社 お客さまサポート窓（サッシ）のガラスが自然に割れた（熱割れ）
外から見えない窓は家の中でリラックスして過ごす為に大切です。断熱できる窓は、快適な室内環境が調った暮らしやすさと省エネ効果を生み出します。外から見えない窓にする際には、断熱効果も併せて計画を進めることをおすすめします。
外から見えない窓にしたいとお考えの際にはお気軽にご相談ください。
関連コラム 窓ガラスの交換方法は3種類｜選び方で費用も効果も変わる
下記お見積りページでご自宅の窓のサイズと、ガラスの種類を選ぶと具体的な価格をご確認いただけます。
LINEでのお問い合わせはこちらから
お電話からもお問い合わせいただけます。
東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。必ず納得できる玄関ドアリフォームをいたします。
インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に、勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。
