カバー工法で窓交換する窓のリフォーム
窓交換には2つの方法があります。壁に埋め込まれている窓枠ごと交換する方法と、窓枠内の窓を交換する方法です。
窓枠ごと交換する窓交換
窓枠は壁に埋め込まれているので、壁を壊して窓枠を取り外して、新しい窓枠と窓を取り付けます。大掛かりな工事で廃棄物の量が多く、騒音や粉塵も発生します。2階の窓であれば足場が必要になり、さらに大変です。
カバー工法が開発される以前の窓交換はこの方法で行われていましたが、費用がかさみ、工期も数日かかる為、窓交換をされるご家庭はほとんどありませんでした。
現在では、住宅の骨組みだけ残し、外壁を全て取り壊すリノベーションや、窓周辺の壁や窓枠の劣化がひどくその部分からの雨漏りを修復しなくてはならない場合、窓のサイズを拡げたい場合に採用されることが多いです。
カバー工法でする窓交換
カバー工法とは壁に埋め込まれている窓枠は取り外さず、その上に新しい枠をかぶせ、交換用の窓を取り付ける工事です。
室内側から取り付け作業をするので、ベランダに面していない2階の窓であっても足場を組まずに作業ができる為、数時間で作業が完了し、取り付けにかかる費用を抑えられます。
ほとんどの窓交換はこの方法が採用されます。
窓交換の特徴
窓交換には、他の窓リフォームにはない特徴があります。
開き方タイプを変えられる
室内の状況を窓の開き方タイプを変えることで改善できる場合には、窓交換の際に開き方タイプを変更できます。
例えば、窓が一つしかない部屋では、窓からの風が採りこみにくい状況になることが多いです。このような場合には、外に向かって開く縦すべり出し窓に交換すると、窓ガラスに当たった風が室内に入って来ます。
また、新築以来全く開閉しなかった窓をFIX窓に変更したり、4枚建て窓を2枚建て窓にしたりすると、窓の外の景観がよりきれいに見え、外観イメージもおしゃれになります。
4枚建て窓を2枚建て窓に交換した事例をこちらからご覧いただけます。
スタッフブログ 4枚建ての窓を2枚建てに交換できます
窓のサイズを小さくできる
間取り変更をしたいが窓がじゃまになる、外部からの視線が気になるというような場合には、パネルと組み合わせて、窓のサイズを小さくすることができます。
窓の不具合が解決される
築年数の長い住宅では建付けが悪くなり、窓に不具合が出ていることがよくあります。引き違い窓が重くて開け閉めしにくい、鍵のかかりが悪い、隙間風が入るなどの不具合です。
これらの不具合は経年で歪んだ窓枠に圧迫されて発生するのですが、外窓交換をする際に建付けの悪さが解消されるので、不具合も解消します。
窓交換に使われるガラスの種類
窓の断熱性は交換用の窓に組みこまれたガラスの種類によって変わります。
トリプルガラス
3枚のガラスで構成されているガラスです。外窓交換に使うガラスの中で、最も断熱性の高いガラスです。
複層ガラス
2枚のガラスで構成されているガラスです。ガラスの間が空気層のタイプとLowEガス入りのタイプがあり、LowEガス入りは空気層の複層ガラスより高い断熱性を備えています。
窓交換にかかる費用
交換する窓の断熱性の高さによって費用は変わります。カバー工法に使う窓の中で人気が高い交換用の窓の価格を例にとってご紹介します。
人気ランキング1位はLIXIL外窓交換リプラス複層ガラスLowEガス入りです。幅1650mm×高さ1800mmなら35万7,192円です。
2番目に人気のある外窓はLIXIL外窓交換リプラストリプルガラスLowEガス入りです。幅1650mm×高さ1800mmなら47万1,856円です。
同程度のサイズの窓を壁を壊して窓交換をする場合は、およそ60万円程度かかります。
ご自宅の窓のサイズを入力すると窓の価格をご確認いただけます。
内窓を設置して二重窓にする窓のリフォーム
今ある窓はそのまま残し、室内側に新しく内窓を取り付けて二重窓にします。
外窓と同じ窓枠内に新しい窓を取り付けるので、窓交換よりさらに工程が少なく、一窓およそ1時間で工事が完了し、費用も抑えられます。
二重窓の特徴
内窓と外窓の間の空気層が熱と音の出入りを抑えます。熱の出入りを抑える効果は外窓交換と同じですが、二重窓の場合音の出入りも抑えるので、防音効果を発揮します。
関連コラム 窓の防音対策|手軽なDIYから根本的に解決する内窓までを比較
内窓に使われるガラスの種類
二重窓の断熱性は内窓に組みこまれたガラスの種類によって変わります。
真空ガラススペーシアクール
2枚のガラスの間が真空層になっているガラスです。内窓に使われるガラスの中で最も断熱性の高いガラスです。
アルゴンガス入りLowE複層ガラス
2枚のガラスの間にアルゴンガスが入ったLowE複層ガラスです。2番目に高い断熱性があります。
LowE複層ガラス
2枚のガラスの間に空気層が入ったLowE複層ガラスです。
内窓設置にかかる費用
設置する内窓の断熱性の高さによって費用は変わります。二重窓へのリフォームで人気が高い内窓を例にとって価格をご紹介します。
内窓の中で最も人気がある窓はLIXIL内窓インプラスアルゴンガス入りLowE複層です。幅1650mm×高さ1800mmなら16万8,300円です。
2番目はLIXIL内窓インプラスLowE複層で、同サイズで15万4,275円です。
窓のリフォームで得られる効果
内窓設置や窓交換にはそれぞれ異なる特徴がありますが、共通して得られる効果は断熱と防犯です。
快適な環境
窓を断熱化すると、冬は窓から逃げていく暖房の熱を抑えられ、夏は窓から入ってくる太陽熱を遮るので、冬は暖かく夏は涼しく過ごせる環境が調います。
夏の暑さ対策に窓のリフォームをした事例はこちらからご覧いただけます。
スタッフブログ 暑さ対策に必須なのが窓リフォームである理由を公開します
省エネ
外気温の影響を受けにくくなるので冷暖房の効率が良くなり、電気やガスを無駄に使うことがなくなります。
関連コラム 二重窓は内窓を後付けするリフォーム|複層ガラスと樹脂サッシで高い断熱効果
結露軽減
窓ガラスの室内側と、室外側の温度差が抑えられるので結露が軽減します。
防犯
築年数の長い住宅ではクレセントが劣化して、鍵が確実に閉まらない状態になっていることがあります。外窓交換の際にはクレセントも新しくなるので安心です。
二重窓には窓を二重に破らなくてはならない為、犯罪者に避けられるという犯罪抑止効果があります。
まだ間に合う国の補助金「先進的窓リノベ2024事業」
春から始まった「先進的窓リノベ2024事業」の期間も残り少なくなってきましたが、まだ間に合います。
ただ、8月29日午前中の時点で予算消化は29%です。上限になると申請受付が打ち切りになってしまうので、補助金を使えるチャンスはなくなりつつあります。
予算に対する補助金申請額は毎日更新されていますので、下記からご確認いただけます。
環境省 先進的窓リノベ2024事業
窓のリフォームには多額の補助金が出ますので、同じ予算でも補助金を使えばより高い断熱性の窓を選べます。補助金は魅力だけれど、申請の手続きが面倒そう…と思われるかもしれませんが、書類を提出するだけなので簡単です。
窓のリフォームの補助金について詳しくご覧いただけます。
スタッフブログ 2024年の補助金が決定 こう使うのがお得!玄関ドアと窓リフォーム
窓のリフォームの方法やガラスの種類による補助率の違いや、提出していただく書類やスケジュールについてご確認いただけます。
窓のリフォームは暮らしを快適にし、電気代を節約して家計を助けます。いつかはしようと思ってはいるけれど…という場合には、高額な補助金が使える今がチャンスです。窓のリフォームでお迷いになっている時にはお気軽にご相談ください。
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東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。必ず納得できる玄関ドアリフォームをいたします。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
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