【目次】
先進的窓リノベ2026事業|対象のリフォーム工事と補助額・工事費目安

>>>施工事例:大きな窓は防犯ガラスが安心!台風の時も飛び散らないガラスです
先進的窓リノベ事業は、多くの熱エネルギーを損失する窓の断熱化により、既存住宅の快適性アップと省エネ化を推し進めるために設立された補助事業で、2023年に開始されました。
正式名称を「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」とし、2026年度は1,125億円の補正予算が組まれています。
(参考:国土交通省ウェブサイト『みらいエコ住宅2026事業について』>3省連携で行う事業の概要はこちら)
そこで気になるのが、対象のリフォーム工事と補助金額、実際にかかる工事費用ですよね。
対象のリフォーム工事
先進的窓リノベ2026事業の補助対象になるのは以下の工事です。
- ガラス交換
- 内窓の設置
- 外窓の交換
- 開口部のドア交換(ただし上記の工事と同一契約内で工事を実施する必要がある)
ここで重要なポイントは、補助の対象になる工事を実施するためには、注意点があるという点です。
以下、現時点で政府から公表されている情報の中で、ご注意いただきたい点です。
- ガラス・内窓・外窓・ドアは全て事務局に事前登録され、基準以上の“断熱性能”があるものを採用すること
- 開口面積はガラスが0.1㎡以上、サッシは0.2㎡以上であること
(参考:環境省ホームページ『断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)について』)
以下、先進的窓リノベ2025事業の実施内容の中から、2026年も継続となる可能性がある注意点です。
- 既存窓と平行に設置しない内窓・距離が50cmを超えて設置する内窓は補助の対象外
- サンテラスの内側にある窓など、外皮部分※に接していない外窓交換は補助の対象外
- 新たに外壁へ開口部を設けて設置する外窓・既存窓周りの壁開口を拡張して設置する外窓・位置変更して設置する外窓は補助の対象外
- 既存窓のサッシ数より多くの新規窓を設置した場合は補助の対象外(例:4枚引き違い窓を2枚引き違い窓×2に変更する場合)
- ドアにはめこまれたガラスのみの交換は補助の対象外
※外皮部分:建物の屋外・室内を隔てる部分で、屋根・外壁・床・窓・ドアなどが該当する
「先進的窓リノベ2026事業」は、ガラス交換も補助金の対象ですが、既存サッシが古いとガラス交換だけでは断熱性をあまり実感できない可能性があります。築20年を超えている住宅は、内窓の設置か外窓の交換がおすすめです。
補助額
補助額は「工事内容・新たに取り付ける製品の断熱性能グレード・製品のサイズ」別に細かく設定されており、対象工事の補助額合計が支給されます。
1世帯ごとの補助額上限は100万円です。
現時点でドアの補助額以外が公表されているため、工事別に補助額の詳細を見てみましょう。
【ガラス交換】
先進的窓リノベ2025事業と比較すると、ガラス面積「大〜小」の補助額が下がった一方で、「特大」が追加されて上限額がアップしています。
| 窓の性能区分 | 補助額 | |
|---|---|---|
| 戸建住宅 | 低層集合住宅 中高層集合住宅 |
|
| SS | 特大:78,000円/ヶ所 大:52,000円/ヶ所 中:32,000円/ヶ所 小:11,000円/ヶ所 |
特大:86,000円/ヶ所 大:57,000円/ヶ所 中:35,000円/ヶ所 小:12,000円/ヶ所 |
| S | 特大:53,000円/ヶ所 大:35,000円/ヶ所 中:23,000円/ヶ所 小:7,000円/ヶ所 |
特大:59,000円/ヶ所 大:39,000円/ヶ所 中:25,000円/ヶ所 小:8,000円/ヶ所 |
| A | 特大:41,000円/ヶ所 大:27,000円/ヶ所 中:18,000円/ヶ所 小:5,000円/ヶ所 |
特大:45,000円/ヶ所 大:30,000円/ヶ所 中:20,000円/ヶ所 小:6,000円/ヶ所 |
※特大〜小のガラス面積は、以下のとおりです。
- 特大:2.0㎡以上
- 大:1.4㎡以上2.0㎡未満
- 中:0.8㎡以上1.4㎡未満
- 小:0.1㎡以上0.8㎡未満
【内窓の設置】
2025年の先進的窓リノベ事業との違いは、以下のとおりです。
- ガラス交換と同様にガラス面積「大〜小」の補助額が下がり、「特大」の追加により上限額がアップ
- Aグレードが補助の対象外となった
| 窓の性能区分 | 補助額 | |
|---|---|---|
| 戸建住宅 | 低層集合住宅 中高層集合住宅 |
|
| SS | 特大:140,000円/ヶ所 大:89,000円/ヶ所 中:58,000円/ヶ所 小:36,000円/ヶ所 |
特大:152,000円/ヶ所 大:98,000円/ヶ所 中:64,000円/ヶ所 小:40,000円/ヶ所 |
| S | 特大:76,000円/ヶ所 大:52,000円/ヶ所 中:34,000円/ヶ所 小:22,000円/ヶ所 |
特大:83,000円/ヶ所 大:57,000円/ヶ所 中:37,000円/ヶ所 小24,000円/ヶ所 |
| A | – | – |
※特大〜小のガラス面積は、【ガラス交換】と同じです。
>>>豆知識:窓のリフォームで断熱|費用を抑えるカバー工法や内窓設置と補助金
【外窓の交換(カバー工法)】
カバー工法とは、既存の窓枠に新しい窓枠を被せる工法のことで、工事費用を押さえられる&短期間で工事が完了するというメリットがあります
外窓の交換(カバー工法)の補助額を2025年の先進的窓リノベ事業と比較すると、ガラス交換と同様にガラス面積「大〜小」の補助額が下がった一方で、「特大」が追加されて上限額がアップしています。
| 窓の性能区分 | 補助額 | |
|---|---|---|
| 戸建住宅 低層集合住宅 |
低層集合住宅 | |
| SS | 特大:239,000円/ヶ所 大:188,000円/ヶ所 中:138,000円/ヶ所 小:89,000円/ヶ所 |
特大:302,000円/ヶ所 大:229,000円/ヶ所 中:156,000円/ヶ所 小:92,000円/ヶ所 |
| S | 特大:156,000円/ヶ所 大:124,000円/ヶ所 中:92,000円/ヶ所 小:60,000円/ヶ所 |
特大:202,000円/ヶ所 大:153,000円/ヶ所 中:104,000円/ヶ所 小:62,000円/ヶ所 |
| A | 特大:116,000円/ヶ所 大:88,000円/ヶ所 中:66,000円/ヶ所 小:41,000円/ヶ所 |
特大:174,000円/ヶ所 大:133,000円/ヶ所 中:92,000円/ヶ所 小:54,000円/ヶ所 |
※特大〜小のガラス面積は、【ガラス交換】と同じです。
【外窓の交換(はつり工法)】
はつり工法とは、既存の窓枠を解体して新しい窓枠を被せる工法のことで、窓のサイズを変更可能で、窓枠周辺の外壁に不具合がある場合に一緒に修繕できるなどメリットがあります。
外窓の交換(はつり工法)の補助額を2025年の先進的窓リノベ事業と比較すると、ガラス交換と同様にガラス面積「大〜小」の補助額が下がった一方で、「特大」が追加されて上限額がアップしています。
| 窓の性能区分 | 補助額 | |
|---|---|---|
| 戸建住宅 | 低層集合住宅 中高層集合住宅 |
|
| SS | 特大:194,000円/ヶ所 大:149,000円/ヶ所 中:110,000円/ヶ所 小:69,000円/ヶ所 |
特大:302,000円/ヶ所 大:229,000円/ヶ所 中:156,000円/ヶ所 小:92,000円/ヶ所 |
| S | 特大:117,000円/ヶ所 大:92,000円/ヶ所 中:68,000円/ヶ所 小:44,000円/ヶ所 |
特大:202,000円/ヶ所 大:153,000円/ヶ所 中:104,000円/ヶ所 小62,000円/ヶ所 |
| A | 特大:86,000円/ヶ所 大:63,000円/ヶ所 中:48,000円/ヶ所 小:29,000円/ヶ所 |
特大:174,000円/ヶ所 大:133,000円/ヶ所 中:92,000円/ヶ所 小:54,000円/ヶ所 |
外窓の交換方法は「カバー工法orはつり工法」を選べますが、どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自宅の状況に応じて選択しましょう。
工事費用目安
「いくらたくさん補助金をもらえても、自己負担額が大きければ工事しようか悩む」という方も少なくないはずです。
“玄関ドアマイスター”のホームページでは、内窓・外窓リフォームと玄関ドア・勝手口ドアの交換費用がすぐに分かる無料見積もりサービスを提供しております。
その中から、一部工事費用の目安をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※紹介する工事費用は、全て玄関ドアマイスターにご依頼いただいた場合の、見積もり当時の価格です。
価格は依頼業者・製品・見積もり時点によって変動するため、実際の価格は窓リフォームを依頼する施工業者へお問い合わせください。
【内窓の設置】
以下の条件で、内窓設置の工事費用を試算しました。
- 幅1,800mm・高さ2,000mmの一般的な掃き出し窓の場合
- 浴室以外に設置する2枚引き違い窓の場合
- LIXILインプラスにアルゴンガス入りLowE安全合わせガラス(透明・クリア)を組み合わせた場合
| 単価(税別) | ¥253,600/セット (取り付け工事費含む) |
|---|---|
| 小計(税込) | ¥278,960/セット |
| 先進的窓リノベ2026事業の補助額 | −¥52,000/セット |
| 実際のご請求額 (お客様の自己負担額) |
¥226,950 |
窓・玄関ドアのリフォームをするなら、断熱性も防犯性も高い仕様がおすすめです。安全合わせガラスを採用すると、ガラス破りによる侵入を高い確率でブロックできます!
>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【窓の無料見積もりサービス】
【外窓の交換(カバー工法)】
以下の条件で、外窓設置(カバー工法)の工事費用を試算しました。
- 幅1,800mm・高さ2,000mmの一般的な掃き出し窓の場合
- 浴室以外に設置する2枚引き違い窓の場合
- LIXILリプラスに複層ガラスLowEガス入・網戸標準ネット仕様を組み合わせた場合
| 単価(税別) | ¥324,720/セット (取り付け工事費含む) |
|---|---|
| 小計(税込) | ¥357,192/セット |
| 先進的窓リノベ2026事業の補助額 | −¥116,000/セット |
| 実際のご請求額 (お客様の自己負担額) |
¥241,192 |
>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【窓の無料見積もりサービス】
先進的窓リノベ2026事業|対象者・住宅・施工者の要件

>>>施工事例:奥様に快適な台所環境を!窓と勝手口ドアを断熱タイプにリフォーム
先進的窓リノベ2026事業には、対象者や補助対象の住宅、リフォーム工事の施工者に関する要件もあります。
要件の詳細は未公表のため、先進的窓リノベ2025事業の要件を参考にしてください。
| 対象者 |
|
| 住宅 |
|
| 施工者 |
|
※窓リノベ事業者:補助対象者に代理で交付申請の手続きを行い、補助金の交付を受け、交付された補助金を補助対象者に還元できる登録施工業者
先進的窓リノベ2026事業の補助金をもらうためには、工事内容に加えて、対象者・住宅・施工者全ての条件をクリアする必要があります。「うちは補助対象になるのか分からない」という方は、施工・補助金申請サポートの実績が豊富な“玄関ドアマイスター”へお問い合わせください。
先進的窓リノベ2026事業|工事時期・申請期限

>>>施工事例:デザインが古くなってしまったドアをおしゃれなドアに交換
対象になる要件を満たしていたら、あとは工事と申請のタイミングを確認しましょう。
補助対象になる工事時期
先進的窓リノベ2026事業の補助対象になる工事期間は2025年11月28日~2026年11月中旬頃までで、この期間に着工していることが条件です。
申請期限
先進的窓リノベ2026事業の交付申請受付は、原則として工事の完了・引き渡し後で、申請期限は遅くとも2026年12月31日までです。
ただし、申請額が予算上限に達した時点で申請受付は締め切られる点に注意しましょう。
確実に補助金をもらいたい方は、施工業者に交付申請の予約を依頼することをおすすめします。
交付申請の予約とは、工事の完了・引き渡し前に交付申請予定額を一定期間※確保できる制度を指し、手続きを済ませておけば仮に工事終了前に交付受付が終了されても、補助金をもらえます。
※一定期間:交付申請の予約を事務局に提出した日3ヶ月以内、もしくは2025年12月31日、予約承認後、交付申請を提出した日
先進的窓リノベ2026事業の対象工事となる期間は、既に開始されています。申請受付の締切に近づくほど駆け込み申請が急増して製品の納期遅延などが予想されるため、早めに工事の手配を進めましょう。
窓・玄関ドアのリフォームをお考えの際には、ぜひ玄関ドアマイスターの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
先進的窓リノベ2026事業に関する“よくある質問”

>>>施工事例:東京都の方!この玄関ドア工事で補助金が出ます
ここでは、先進的窓リノベ2026事業について、多くの方から寄せられるご質問を紹介します。
Q.先進的窓リノベ2026事業を使いたい場合、いつまでに業者に相談すればいい?
A.製品の納期は2週間〜1ヶ月以上かかり、時期によっては施工業者のスケジュールを確保できないため、早めの相談がおすすめです。
先進的窓リノベ事業は2023年に始まりましたが、例年、申請受付の締切が近づくと、注文が集中してメーカーの納期が通常よりもかかったり、施工業者のスケジュールを抑えづらくなったりする現象が起きています。
そのため、窓や玄関ドアのリフォームを既に検討している方は、できるだけ早く施工業者に相談しましょう。
Q.補助金はいつ・どのように交付される?
A.「お支払い時に請求金額から補助額を値引きする方法」と「工事から数か月後に審査機関から業者に補助金が振り込まれた後にお客様に還付する方法」の2パターンが認められています。
多くの業者が一旦補助金分を立て替えるのを嫌い「あとでお客様に還付する方法」を採用していますが、玄関ドアマイスターは「お支払い時に請求金額から補助額分を値引きする方法」を採用しています。
Q.他の補助金と併用できる?
A.先進的窓リノベ2026事業と予算の財源が異なる補助事業は併用して利用できます。
また、先進的窓リノベを含む「住宅省エネキャンペーン」内で実施される以下の補助金は、併用可能です。
- みらいエコ住宅2026事業
- 給湯省エネ2026事業
- 賃貸集合給湯省エネ2026事業
ただし、同一の窓・ドアリフォーム工事に対して、重複して同じ財源の補助金を利用することはできません。
ただし、地方自治体(地方公共団体)の補助制度については、国費が充当されていなければ併用可能です。
東京都内の住宅で利用できる「既存住宅における省エネ改修促進事業」では、高断熱窓・高断熱玄関ドアの工事に対して、1世帯につき最大130万円の補助金をもらえます。
Q.防犯目的の窓リフォームでも先進的窓リノベ2026事業を利用できるって本当?
A.先進的窓リノベ2026事業の断熱基準を満たした製品を採用すれば、防犯目的でも補助の対象です。
断熱性能が事務局の定める基準以上であれば、以下のような防犯オプションを追加した工事でも補助金をもらえます。
- 安全合わせガラス
- 格子付き勝手口ドア
- ピッキングに強い電気錠・スマートキー
最近、関東地方を中心に戸建住宅を狙う窃盗侵入事件が増えています。「家の防犯性を高めたい」という方は、先進的窓リノベ2026事業を利用して、お得に窓と玄関ドアをリフォームしましょう!
Q.先進的窓リノベ事業はいつ終了する?来年も続く?
A.現時点では、2027年度以降の事業継続は決定していません。
そのため、窓やドアのリフォームを検討している方は、ぜひ今年度中に工事を実現させましょう。
窓・玄関ドアのリフォームをお考えの際には、ぜひ玄関ドアマイスターの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
お電話からもお問い合わせいただけます。
東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。






