弊社周辺でも東北の震災時には大きく建物が揺れました。その関係で特に木造住宅では建物に歪みが出ているところが多く見られます。実際に玄関ドアが枠に当たって閉まらなくなってしまったというお客様からのご依頼は多数ございました。そこで今回はそんな時の対処方法について解説します。
戸建て住宅でのドアが枠に当たって閉まらなくなってしまった時の原因には、主に下記の3点が挙げられます。
① 建物の歪みで枠が曲がっている
② ドアが変形している
③ 丁番が外れている
それぞれの対処法について、木製ドアとアルミドアそれぞれの直し方を説明して行きます。
閉まらなくなってしまった木製ドアの直し方
この画像は、施工前の木製ドアです。
原因① 建物の歪みで枠が曲がっている
対処方法
当たる部分を削ることができます。
- のこぎりとカンナを用意してください。
- 当たっている部分にまずのこぎりを入れます
- 次に隙間が平らになるようにカンナで削ります。
- 最後に角を軽くカンナで削って面を取るとドアにひびが入りにくくなります。
ただし、当たっているところと逆側の隙間が多くなっていると交換のサインです。枠の歪みを取って、交換が必要です。
原因② ドアが変形している
対処方法
木製ドアは反って変形することがあります。特に、日当たりのいいところ、雨が当たるところは反り易くなります。これを防ぐことは不可能です。
また、再塗装をしたドアも反り易くなります。通常塗装面は引っ張る力がかかるので片面だけ塗装した場合は特に反り易くなります。変形してしまったドアは直せないので交換が必要になります。
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原因③ 丁番が外れている
対処方法
単純にビスが緩んでいるときがあります。もう一度絞め直してください。
最後まで絞めてもビスが回ってしまう場合は、穴が広がっているので、20ミリ程度長いビスに替えてください。
丁番が変形してしまっているときには交換が必要です。丁番は多種多様、同じ寸法でも穴位置が違ったりします。まったく同じものが入手できない限りすべての丁番を交換してください。
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閉まらなくなってしまったアルミドアの直し方
この画像は施工前のアルミドアです。
原因① 建物の歪みで枠が曲がっている
対処方法
丁番位置を調整できるドアがあります。その場合、丁番のビスをすべて緩めてドアを上下に動かせます。ちょうどいい位置でビスを締め直してください。
ドアは重いので一人では大変です。怪我をしないように二人で作業するといいと思います。
原因② ドアが変形している
対処方法
変形してしまったドアは直せないので交換が必要になります。
原因③ 丁番が外れている
対処方法
単純にビスが緩んでいるときがあります。
もう一度絞め直してください。ビスが最後まで閉まらない時はビス穴が広がっています。この場合は太いビスに交換が必要ですが、丁番自体の穴を広げたり、タップを切ったりと専門的になるので近隣の業者さんにお願いするといいでしょう。
丁番が変形してしまっているときには交換が必要です。
丁番は多種多様、同じ寸法でも穴位置が違ったりします。まったく同じものが入手できない限りすべての丁番を交換してください。
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交換が必要な場合は玄関ドアのリフォームをしましょう
弊社では現在玄関ドアの交換リフォームのみを行っておりますので修理はお請けできません。修理はまずDIYで行ってみて、難しい場合には近隣の建具店さんにお願いしてみてはいかがでしょうか。
それでも解決しなかった場合には、玄関ドアの交換が必要です。玄関ドアのリフォームを検討される際はいつでもご相談ください。玄関ドアの状態や、玄関周りの環境に合わせて最適な玄関ドアへの交換をご提案させていただきます。
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